2025ドル円今後の見通しを予想|円安いつまで?もう円高?原因理由も簡単解説|消費者経済総研|
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- ■ はじめに ( あなたに 影響 ? )
- -- 消費者 経済 総研 --
本稿では、下記の変動の理由も、解説する。
・金 利 ( 上昇 ・ 低下 )
・ドル円 ( 円安 ・ 円高 )
これらの変動で、あなたのお金へ、影響を与える。
あなたの 会社の業績にも、影響する
あなたの 給料にも、影響する
あなたの 買い物の負担にも、影響する
あなたの 預貯金にも、影響する
あなたの ローン支払いにも、影響する
あなたの カブ活にも、大きく、影響する
もちろん、日本経済にも、大きく影響する
金利( 上昇 ・ 低下 ) + ドル円( 円安 ・ 円高 )を、
理解するのは、マクロ経済学の、基本中の基本だ。
筆者(松田)は、38年前に、慶応大学・経済学部に、
入って以来、マクロ経済学を、掘り下げている。
だが、消費者 経済 総研 の解説は、
経済学の知識が、無くても、わかる、 簡単解説だ。
- ■ 本ページの目次
下線部を、クリックし、その場所に移動
- ◆その2 予測編 | 3月 30日(日)
- ▼この次の項で、掲載中▼
- ◆その1 解説編 | 3月 29日(土)
- ▼下記 下線部を クリックで、移動▼
【 解説 編 】 2025 ドル円
- ◆その2 予測編 | 3月 30日(日)
- ■ 2部 構成
- 本ページは、下記の「 2部 構成 」 と、なっている。
・その1 解説 編 : 3/29 (土)
・その2 予測 編 : 3/30 (日)
「 その2 予測 編 」 を、読んで、分りにくい時は、
「 その1 解説 編 」 を、先に、読んで欲しい。
下記をクリックで、「 その1 解説 編 」 に移動
「 その1 解説 編 」
- ■ その2 予測 編
その2 予測 編では、下記を、予測する。
・2025 年末 に、 1ドルは、 〇〇〇円
・2025 年度末 に、 1ドルは、 〇〇〇円
↓
消費者 経済 総研 は、下記と、予測した。
・2025 年 末 に、 1ドルは、 142円
・2025 年度末 に、 1ドルは、 139円
再掲だが、
「今回号・その2 予測編」 を読んで、分りにくい時は
「 その1 解説 編 」 を、先に、読んで欲しい。
-- 消費者 経済 総研 --
◆ドル円の 予測の 流れ
① 中銀の 政策金利 を 予測
↓
② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
↓
③ 日米の 金利差 を 予測
↓
④ ドル円 を 予測
-- 消費者 経済 総研 --
◆ ① 政策金利 の 予測
「 ④ ドル円 予測 」 のためには、
まずは、
「 ① 中銀の 政策金利の 予測 」 をする。
★Q:①の政策金利を、予測するには、
どうするのか?
日本の政策金利と、
米国の政策金利の、両方ある。
まずは、米国の方は、どうなるか?
何を、見ればよいのか?
↓
本稿では、下記のデータを、見ていく。
米国の政策金利を、予測するには、
主に、下記の2つの、根拠データがある。
[1] FRB の SEP ( 経済予測の 概要 )
[2] Fed ウオッチ
★Q:この [1] と [2] の違いは、何か?
↓
[1] の SEP は、
Summary of Economic Projections の略。
米国中銀・FRBによる、今後の経済予測の資料だ。
[2] の Fed ウオッチ は、
民間の市場参加者が、予測した値
ちなみに経済や株価には、金利は低い方が、有利だ。
よって、
市場参加者の中には、低金利を、期待する人も多い。
市場参加者の予測である [2] は、
金利の予測は、低めに出やすい傾向に見える。
[2] の予測は、「 前のめりだ 」 とも言われる。
また、下記だとも、言われる。
「 低めの金利予測で、FRBに利下げを、催促する 」
こうして[2] は、金利は、低めの予測になるだろう。
そこで、本稿では、
[1] の FRBの見通し を、優先する。
FRBは、金利の上げ・下げを、やる当事者だ。
当事者の見通しを、優先するのは、当然でもある。
よって、米国の政策金利の、今後の見通しには、
下記の [1] の予測を、使う
[1] FRB の SEP ( 経済予測の概要 )
[2] Fed ウオッチ
Fed ウオッチ の解説は、ややこしい。
なので、本稿 (その2) の 最下段に、掲出した。
なお、下表が、「 Fed ウオッチ 」 の予測表だ。
解説は、後述する。
※下記の値は、本稿の原稿執筆時の値。
※下表の値は、随時、変動する。※下記出典から消費者 経済 総研 が表を作成
※出典:CME FedWatch Tool - Conditional Meeting Probabilities
- ■ 米国 政策金利
- -- 消費者 経済 総研 --
◆米国 政策金利 推移
米国の政策金利の、現在までの推移は、下図だ。
米国の政策金利を、「 FF金利 」 とも言う。
-- 消費者 経済 総研 --
◆米国 政策金利 予測
▼SEP の 中身 は?
[1] FRB の SEP ( 経済予測の概要 )
[2] Fed ウオッチ
この2つの内、米国の政策金利の予測では、
[1] の SEP を、使うと述べた。
では、「 SEP 」 の中身は、何か?
FRBの公式サイトに、SEPが、掲出されている。
それは、
19人のFRBのメンバーによる、予測である。
その19人の、2025年末の政策金利の予測は、下記。
4.25% ~ 4.50% → 4人
4.00% ~ 4.25% → 4人
3.75% ~ 4.00% → 9人
3.50% ~ 3.75% → 2人
計19人
この分布において、
「 中央値 」 は、3.75% ~ 4.00% だ。
(19人の内、下から10番目で、かつ、上から10番目)
「 中央値 」 であり、「 平均値 」 ではない。
FRBの資料には、下図がある。
この図を、「 ドット・チャート 」 と呼ぶ。
ドット(点) ・ チャート(図)だ。
19個の点が、描かれた図である。
先の図の全景は、下図だ。※2つの元図出典:federalreserve.gov|March 19-20, 2024 FOMC Meeting
予測・中央値を、
ドットではなく、数字の表にしたのが、下表だ。※元図出典:federalreserve.gov|March 19-20, 2024 FOMC Meeting
既述の通り、予測の中央値は、3.875 % だ。
上の表では、3.875%ではなく、3.9% だ。
これもまた、ややこしいが、下記である。
下限3.75% ~ 上限4.00%
↓
( 3.75% + 4.00% ) ÷2 = 3.875 %
↓
3.875 %を、四捨五入で、3.9%
政策金利の当事者のFRBは、
2025年末の政策金利を、3.875%と、予測した。
現在は、4.375% ( 下限4.25 ~ 上限4.50% )
↓
年末まで、3.875% ( 下限3.75 ~ 上限4.00% )
1回あたり 0.25 % の 利下げを、
2回分 ( 0.5% ) の利下げをする、との見通しだ。
▼時期は?
FRBは、2025年末までに、下限3.875%と予測した。
だが時期(何月か?)は、明らかにしていない。
そこで私(松田)は、下記と、予測した。
・0.25% 利下げ 1回目 : 25年 9月
・0.25% 利下げ 2回目 : 25年12月
★遅めの予測をした。 その理由は何か?
↓
FRBのパウエル議長は、下記と、述べている。
「 トランプ新政権の政策は、不確実性が多い 」
そして、下記の姿勢を、示している。
「 我々は、立ち止まり、様子を見る 」
そこで、2回の利下げの時期は、遅めの設定とした。
- ■ 米国 市場金利を 予測
- -- 消費者 経済 総研 --
◆② 市場金利を 予測 (米国)
既述の通り、ドル円の 予測の 流れは、下記だ。
① 中銀の政策金利 を 予測
↓
② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
↓
③ 日米の金利差 を 予測
↓
④ ドル円 を 予測
前項で、米国の ① を、予測した。
続いて、米国の ② を、予測する。
米国の市場金利 ( 国債金利 ) を 予測する。
▼政策金利 と 市場金利
FRBは、
政策金利を、上げ・下げして、 市場金利を動かす。
そして、市場金利の今後の予測は、どうか?
まずは、過去の推移を、見ていく。
下図は、市場金利の代表的な米国10年国債の、
金利の推移だ。
前半は、市場金利が、上昇した。
23年11月の4.9%が、ピークだ。
その後は、横ばい → やや下落 となった。
▼政策金利 と 市場金利 は?
米国の政策金利は、
23年7月の下限5.25%まで、引き上げられてきた。
その後、24年9月に、下限4.75%に、下げられた。
その後の利下げの推移は、下記だ。
24年9月 4.75%へ
↓
24年11月 4.50%へ
↓
24年12月 4.25%へ
▼当方の予測は?
当方の 「 今後の予測 」 は、既述の通り、下記だった。
・0.25% 利下げ 1回目 : 25年 9月
・0.25% 利下げ 2回目 : 25年12月
▼市場金利 の 予測 は?
政策金利と、市場金利の関係から、
筆者(松田)が、回帰分析をした。
そして、政策金利の見通しを基に、
市場金利の10年国債金利を、下図の通り、予測した。
▼相関係数と回帰分析
上図の22年1月~25月3月までの、実績の期間では、
米10年国債とFF金利下限は、相関係数0.88と高い。
下図が、相関係数と、回帰分析だ。
- ■ 日本は?
- -- 消費者 経済 総研 --
◆日本は どうなる ?
前項まで、米国の予測を、見てきた。
続いて、日本の予測に、移る。
▼日本の 政策金利 は?
日本の政策金利は、日銀が定める。
だが、米国FRBとは、違って、
日銀は、政策金利の見通しを、発表していない。
そこで、市場参加者の予測を、見ていく。
それを基に、日銀の政策金利を、予測する。
OIS市場という金利市場で、概ね下記だと、わかる。
現在の 政策金利:0.5%
↓
今後の 政策金利:1.0%
※なお、OIS市場の金利も、随時変動する。
0.5 → 1.0% と、0.25 % の利上げが、2回だ。
時期は、概ね 「 半年に1回 」 のペースである。
そこで、筆者(松田)は、下記と、予測した。
現 在は、 ( 0.50% )
↓
25年7月に、 0.25 % 利上げ ( 0.75 % へ )
↓
26年1月に、 0.25 % 利上げ ( 1.0 % へ )
▼市場金利の予測
上記の日銀の、政策金利の見通しを基に、
日本の市場金利 ( 日本10年国債 ) を、予測した。
その予測は、下図だ。
なお日本の10年国債金利は、市場参加者の予測より
当方の予測の方が、高めに、なっている。
日銀による、政策金利の、長期見通しの発表は無い。
そこで、市場参加者の予測は、
「 政策金利は、1.0%で、打ち止め 」 となっている。
だが、日銀の理事等の発言や、理論モデル等からは、
1.0%を、超えると、当方は、考えている。
政策金利の予測は、
市場参加者よりも、当方の方が高い。
それによって、国債金利の予測も、
市場参加者よりも、当方の方が高い。
そこで、当方の予測は、高めと、なっている。
- ■ 日米 金利差
- -- 消費者 経済 総研 --
ドル円の 予測の 流れは、既述の通り、下記だ。
① 中銀の政策金利 を 予測
↓
② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
↓
③ 日米の金利差 を 予測
↓
④ ドル円 を 予測
前項で、②まで、進んだ。
次は、③ 日米の金利差 を 予測だ。
-- 消費者 経済 総研 --
◆続いて 日米の 金利差 は?
上図は、先に予測した、下記2件を、反映した。
A:米国 市場金利の 予測
B:日本 市場金利の 予測
Aから、Bを、引いた値が、
市場金利での、日米の金利差だ。
- ■ ドル円 は?
ドル円の 予測の 流れ
① 中銀の政策金利 を 予測
↓
② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
↓
③ 日米の金利差 を 予測
↓
④ ドル円 を 予測
前項で、③まで、進んだ。
次は、最後の目的の ④ ドル円 を 予測だ。
▼日米金利差と、ドル円 の 関係は?
22年1月~現在(25年3月)までの推移は、下記だ。
▼24年1月 まで は?
24年1月までは、
「日米の金利差」 と、「ドル円」の連動性は、高かった。
▼24年2月 以降 は?
24年2月 以降は、
日米の金利差と、ドル円の連動性は、下がった。
上図の乖離の発生の期間は、下記の時期だ。
「 米国の 市場金利が 低下 」
理論上は、「 金利 」 と、「 ドル円 」 は、一緒に動く。
だが、米国の金利低下では、ドルは、上振れする。
米国金利の、上昇局面と、低下局面では、
事情が、変わるのだ。
米国金利の低下局面では、ドルを売って、円を買う。
日本金利の上昇局面でも、ドルを売って、円を買う。
最近は、この2つが、同時に、発生している。
つまり、「 ドル安・円高 」 のダブル・トレンドだ。
だが、理論の値の通りには、売買されない。
円を買う円高局面では、円の購入意欲は低下する。
その理由は、何か?
「 円を買って、日本の国債を買う 」 との行動は、
「 低金利の 日本の国債を 持つ 」と、なってしまう。
それは、「 高金利の 米国債を 手放す 」 ことになる。
日本金利UP + 米国金利低下 でも、
まだ、 米国金利 > 日本金利 である。
日本国債を持つより、米国債を持っている方が、
有利なのは、変わらない。
よって、下記となる。
米金利UP → ドル UP は、すいすいと、上がるが、
米金利低下+日本金利UPでの動きは、緩慢になる。
以上が、消費者 経済 総研 が、考える見立てである。
そのような緩慢な下落期間での、相関関係から、
回帰分析をした予測が、下記だ。
▼結論
消費者 経済 総研 は、下記と、予測した。
緩やかに、円高へ動き、下記となる。
2025 年 末 の 25年12月:142 円
2025年度末の 26年 3月 :139 円
- ■ Fed ウオッチ とは?
- -- 消費者 経済 総研 --
◆Fed ウオッチ とは?
★Q:そもそも 「 Fed ウオッチ 」 とは、何か?
↓
金融の市場の関係者が、下記を、予想したデータだ。
「 Fed (FRB) の政策金利の 今後の推移 」
その予想は、金利先物市場の値を、基にしている。
そして、予想を集計したのが、下記である。
※下記の値は、本稿の原稿執筆時の値。
※下表の値は、随時、変動する。
2行目は、FF金利の水準だ。
現在のFF金利は、下記である。
下限 4.25 % ~ 上限 4.50 %
表の見方を、解説する。
2025年5月7日の、FRBの会議のFOMCで、
FF金利が、どうなるかの予想を、見ていく。
[ 赤枠 ] の 3行目・I列 は、下記を、意味する。
・2025/5/7 の 日付に おいて、
・425-450(下限4.25 %~上限4.50%)になるのは
・90%だ
・2025/5/7 の 日付に おいて、
・400-425 (下4.00 %~上4.25%)になるのは
・10%だ
▼まとめると
2025/5/7の会議では、
90%の確率で、「 下限4.25 %~上限 4.50 % 」
10%の確率で、「 下限4.00 %~上限 4.25 % 」
現在は、下限 4.25 % ~ 上限 4.50 %
↓
5/7は、90%の確率で、下4.25 % ~ 上4.50 %
両方とも、下限 4.25 % ~ 上限 4.50 %だ。
つまり、金利の変更なしと、予想されている。
▼2025/6/18では?
赤枠は、62%で、400-425だ。
4行目では、G列から、右側へ、下記となる。
・ 7% の 確率で、 375-400
・62% の 確率で、 400-425
・32% の 確率で、 425-450
一番高い確率で、予想されているのは、
62% の 確率で、 400-425(下4.00 %~上4. 25 %)
つまり、6/18には、
0.25%ポイント分の、利下げの予想だ。
- ■その1 解説編
- -- 消費者 経済 総研 --
◆ドル円の予測
・2025 年末 で、 1ドルは、 〇〇〇円
・2025 年度末 で、 1ドルは、 〇〇〇円
この2つが、本稿でのゴールだ。
だが、解説編を先に、掲載した方が、わかりやすい。
よって、「 予測編 」 の前に、「 解説編 」 を述べる。
- ■ドル円 解説編
- -- 消費者 経済 総研 --
今回号のポイントは?
「 Q & A 」 で、解説していく。
「 Q 」 の問いかけに、対して、
あなたは、「 答え A 」 を、考えて頂きたい。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:コロナ禍から、円安になった。
その後、2025年は、円高の傾向にある。
2025年度の、為替(ドル円)は、どうなる?
「年末」 そして 「年度末」 は、いくらに、なる?
↓
A:25年度のドル円の推移は、〇〇だと予測した。
本ページで、予測値と理由を、解説していく
-- 消費者 経済 総研 --
◆各論の解説
★Q:そもそも、円安・円高の原因は、何か?
ドル円の水準は、何で決まるか?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。
↓
様々な要因がある。
だが、メインの決定要因は、「 金利 」 だ。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:ドル円は、金利で決まる、とのことだが、
具体的には、どのような事か?
計算式は、どうか?
↓
「 日米 の 金利差 」 で決まる。
日米の金利差とは、
「 米国の金利 」 - 「 日本の金利 」 である。
-- 消費者 経済 総研 --
◆前半期 と 後半期
本ページでは、下記の2段階に分けて、解説する。
前半 の 期間 : 円安 ・ ドル高
後半 の 期間 : 円高 ・ ドル安
-- 消費者 経済 総研 --
◆前半期 の 円安
★Q:「日米の 金利差 」で、ドル円は、どうなる?
日本と米国の、2方面ある。
まずは、米国では、何が起きたか?
↓
前半期 ( 22年3月 ~ 23年7月 ) に、
米国の金利は、上昇した。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:米国の金利が、上がると、どうなるか?
↓
米国の金利の上昇で、米ドルが、上がった。
その反面で、日本円は、下がった。
つまり、「 円安・ドル高 」 になった。
米国の金利の上昇で、
円安・ドル高 になった。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:米国の金利が上昇すると、ドル高・円安。
この理由は?
↓
まずは、
下記の ① or ② どちらが、お得か?を、考えよう。
① 高金利の 米国の 金融商品
② 低金利の 日本の 金融商品
前者の①が、お得だ。
②より、①の方が、利息を多く、もらえるからだ。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:利息がもらえる、金融商品とは?
↓
A:利息がもらえる、金融商品の代表は、国債だ。
※そもそも、「 国債 」とは、「用語集|国債」
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:「 米国の金利UP → ドル高 」 との事だが
このメカニズムは?
↓
下記の流れだ。
高金利の米国の方が、利息を、多く貰える
↓
「国債」 を買うなら、利息が多い、米国債の方が得
↓
米国の国債が、人気化する
↓
米国の国債を、買うために、 米ドルが必要
↓
よって、円を売り、ドルを買って入手
↓
売られた円は、安くなり、
買われたドルは、高くなる
こうして、
米国の国債を買うから、ドル高・円安になる。
▼まとめ 金利UP → ドル高・円安
米国の金利UP
↓
米国債などが、人気化
↓
米国債などを買うため、米ドルを入手
↓
ドルが人気化し、ドル高へ
↓
半面、日本円は、円安へ
- ■なぜ 利上げ?
★Q:では、米国の金利は、上がったのか?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。
↓
このメカニズムを、順次、解説していく
-- 消費者 経済 総研 --
◆2つの金利 とは?
ここから、下記の2種類の金利に、分ける。
・市場金利 ( 国債金利 など )
・政策金利( FF金利 )
「 市場金利 」 とは、
市場で取引される「 利付き・金融商品 」 の金利
利付き・金融商品の代表例は、「 国債 」 だ。
「 政策金利 」 とは、
中央銀行が、政策目的で、上げ・下げする金利だ。
★Q:米国の市場金利が、上がったのは、なぜ?
↓
米国の中銀が、政策金利を、上げたからだ。
- ■用語について
★Q:用語や略語は、どうなるか?
↓
本ページでは、下記の用語が、頻出する。
あらかじめ、暗記して頂きたい。
▼中銀 とは?
中央銀行の略。
米国では、FRBで、日本では日銀だ。
米国では、中銀を、FED(フェッド)と、呼ぶ事が多い。
だが、日本では、FRB(エフアールビー)の呼称が多い。
▼市場金利 とは?
市場金利は、
民間での、金融取引の市場での金利。
代表例は、国債の金利。
その他に、地方債、社債の金利などもある。
預金や貯金の金利も、市場金利の一部。
住宅ローンの金利も、市場金利の一部。
▼政策金利 とは?
政策金利とは、
中銀が、経済をコントロールするための金利だ。
政策金利で、主たるものは、
「 無担保コール オーバーナイト物 金利 」だ。
この政策金利を、中銀が、上げ・下げする事で、
「 民間の市場の金利 」 の全般に、働きかけをする。
だが、この仕組みを、解説すると、長文になる。
よって、本稿では、割愛する。
ここで覚えるのは、まずは、下記だけでよい。
・中銀が政策金利を、上げると → 市場金利も上がる
・中銀が政策金利を、下げると → 市場金利も下がる
▼FF金利
米国の政策金利を、「 FF金利 」 とも言う。
政策金利を、引き上げる事を、「利上げ」 と略す。
▼インフレ
インフレは、物価上昇のこと
あわせて、下記も、確認しておきたい。
モノの値段は、「 需要 」 と「 供給 」 で、決まる。
・品不足 :供給減 < 需要
→ インフレ側へ
・品余り :供給 > 需要減
→ デフレ側へ
- ■利上げの流れ
★Q:米国FRBが、金利を、上げた理由は?
↓
インフレ退治だ。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:米国の物価の上昇率は、どのくらいか?
↓
22年6月には、
前年同月比 9.1% UPものインフレとなった。(昨年同月比)
上図の通り、米国の物価は、上昇を続けた
米国は、強いインフレの状態にあった
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:米国は、高いインフレに、襲われた。
それは、なぜか?
↓
原因は、下記の2つだ。
・ コロナ禍
・ ウクライナ・ロシア戦争
なお、インフレは、
米国だけでなく、世界的な現象だった。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:コロナと、戦争での、
インフレ発生の、メカニズムは?
↓
▼コロナ禍では?
コロナ感染の抑制のため、各国で出勤制限があった
↓
それで、工場での生産量も、低下した
↓
品不足になり、商品の供給量が、減った
↓
物の値段は、需要と供給で、決まる
↓
品不足・供給減では、 供給 < 需要 となる
↓
これで、物の値段は、上がってしまった
▼戦争では?
戦争で、原油・天然ガスや、小麦などの供給が減った
↓
小麦の供給源では、食品の価格UPになる
原油価格UPでは、ガソリン代もUPする
↓
様々な商品の、輸送コストが、上がる
↓
原油は、プラスチックや化学製品の原材料でもある
↓
それらの原材料コストの面でも、物価は上がる
天然ガスは、発電用の燃料にも、使われる
↓
戦争が原因で、天然ガス不足で、電気代もUPした
↓
物を作るには、電気は必要だ
↓
電気代UPで、製品・商品の価格もUPした
▼インフレの 理由 まとめ
コロナで、出勤制限、生産低下、供給減
↓
製品が品薄で、 供給減 < 需要
↓
物価UPへ
+
戦争で、ガス・原油や穀物が、供給減
↓
原油高や食品高で、物価UPへ
-- 消費者 経済 総研 --
◆米国は、インフレ退治で 利上げ
米国の中銀のFRBは、
インフレ退治のために、金利を引き上げた。
22年3月に、利上げを、開始した。
そこから、FRBは、利上げを、繰り返してきた。
23年7月まで、利上げを、してきた。
利上げ開始 (22年3月) ~ 利上げ終了 (23年7月)
この期間を、「 前半期 」 とする。
-- 消費者 経済 総研 --
◆中銀の役割 とは?
中銀の役割は、紙幣の発行や、物価の安定だ。
物価の安定のために、金利を、上下させる。
中銀が、制御する金利は、「政策金利」だ。
「政策金利」の上げ・下げで、「市場金利」も上下する。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:日本の中銀は、日銀 (日本銀行) で、
米国の中銀は、FRBだな。
両者は、同じ役割か?
↓
違う。
日米では、下記の違いがある。
FRBは、「 物価の安定 」 + 「 雇用の安定 」を担う。
日銀は、「 物価の安定 」 を担う。
日本では、「 雇用の安定 」 は、政府の役割だ。
日銀の仕事ではない。
※なお、上記以外にも、
中央銀行には、いくつかの役割がある。
-- 消費者 経済 総研 --
◆金利を、上げる メリットは?
★Q:そもそも、利上げのメリットは、何か?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。
↓
中銀が、「政策金利」を、引き上げると、どうなるか?
↓
「市場の金利」も、連動して、利率がUPする
↓
市場金利で、わかりやすい具体例は、何か?
↓
住宅ローンが、わかりやすい例だ
↓
政策金利のUPで、 住宅ローンの利率もUPする
↓
すると、住宅ローンの支払い・負担額が、UPする
↓
住宅を買う人が、減る ( 住宅への需要は、低下 )
↓
住宅需要が、低下すると、 住宅価格は、下がる
↓
部材のセメント、鉄、ガラス、設備・・・等の需要も減る
↓
住宅と連動する、引越、家具、家電・・等の需要も減る
↓
さらに、それらの業界が、仕入れる原材料や部材の
各業界にも、波及する。
↓
こうして需要減は、広く様々な業界に、波及する
↓
需要減 < 供給 で、価格は下がる
↓
様々な需要減で、物価水準が、下がる
利上げは、物価上昇を、
抑制するメリットがある
▼利上げの理由 まとめ
インフレ発生で、インフレ退治へ
↓
政策金利を、中銀が利上げ
↓
市場金利も、連動してUP
↓
住宅ローン金利もUP
↓
住宅や、関連する様々な品目の、需要が減少
↓
需要減 < 供給 で、物価低下
- ■前半の 金利とドル円
本稿では、「 前半期 」 の流れを、解説中だ。
前半期では、下記のトレンドにあった。
米国の金利 : 上昇を続ける
日本の金利 : ゼロ%近辺で、ほぼ不変
日本も、コロナや戦争で、物価は上昇した。
だが、米国よりも、インフレは、小さかった。
日本には、根強いデフレが、残っていたからだ。
よって日銀は、「 前半期 」では、利上げしなかった。
日本では、「 利上げ 無し 」 だったので、
金利は、ほぼ一定だった。
そこで、変化が、無い日本の金利よりも、
変動が大きかった米国の金利に、注目していく。
★Q:では、「 ドル円 」 は、
「 米国の金利 」 に、影響されたのだな。
「 ドル円 」 と、「 米国の金利 」は、
どのくらい、連動するのか?
↓
下記の期間では、
相関係数 0.98 と、かなり高い連動性がある。
なお、本ページでは、特記ない限り、
ドル円や、金利の値は、各月の月初の値だ。
-- 消費者 経済 総研 --
Q:相関係数は、0.98とのことだが、
相関係数は、いくらから、いくらの値か?
↓
相関係数は、「 0から、1まで 」 の値で表される。
全く、相関が、無いが 「ゼロ」 で、
完全に、相関するのが 「 1 」 だ。
一般に、「相関係数」は、下記が、目安とされる。
* 0.7~1.0 → 強い相関がある
* 0.4~0.7 → 相関あり
* 0.2~0.4 → 弱いが相関あり
* 0 ~0.2 → ほぼ相関なし
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▼ここからの 流れ は?
米国の物価が、上昇 (高インフレ)
↓
FRBが、インフレ退治のために、利上げ
↓
米国金利はUPしたが、日本金利は、ほぼゼロのまま
↓
日米の金利差が、拡大
↓
米国の国債を、買う方が得
↓
日本円を売って、ドルに変える人が、増える
↓
円が売られ、円安へ
- ■米国の 「政策金利」 は、どうなった?
-- 消費者 経済 総研 --
◆米国の「政策金利」は、どこまで上昇したか?
米国も、コロナ禍では、
政策金利を、ゼロ近傍とした。
具体的には、
「 0% ~ 0.25% の間 」としていた。
米国が、コロナ禍で、
ゼロ金利と、したのは、なぜか?
↓
この理由は、後述する。
なので、ここでは立ち止まらず、読み進めて欲しい。
▼22年3月に、1回目の利上げ
米国は22年3月に、政策金利を0.25%分、上げた。
利上げ前 : 下限0% ~ 上限0.25% の間
↓
( 利上げ幅 + 0.25 % )
↓
利上げ後 : 下限0.25% ~ 上限0.5% の間
政策金利には、0.25%分の幅がある。
「 この幅 」 を、毎回表示すると、ややこしくなる。
なので、ここからは、「 下限 」 の値のみを表示する。
よって、上記の利上げの値は、下記の表示となる。
利上げ前 : 0%
↓
( 利上げ幅 + 0.25% )
↓
利上げ後 : 0.25%
▼22年5月に、2回目の 利上げ
2022年5月に、さらに、 + 0.5 % 引き上げた
利上げ前:0.25%
↓
( 利上げ幅:+0.5% )
↓
利上げ後:0.75%
▼その後と、最後の利上げは?
その後も、米国では、利上げが、続いた。
そして、最後の利上げは、23年7月だ。
2023年7月に、5.25% へ、利上げをした。
ここまでを、「 前半期 」 とする。
- ■ドル円は、〇〇へ (金利で予測)
-- 消費者 経済 総研 --
◆ドル円の 2025年 予測
ドル円の水準を、決める要因は、下記だった。
「 日米の 金利差 」
前半期での、日本の金利は、ゼロ近傍でほぼ不変だ。
よって、 「 日米の金利差 」 ではなく、
「 米国の金利 」 で見ていく。
では、米国の政策金利 (FF金利) は、どうか?
FF金利は、下記の通り、推移している。
▼市場金利は?
米国の「市場金利」は、米国の政策金利に、連動する。
では、米国の市場金利は、どうか?
米国の市場金利 (米国債) は、
下記の通り、推移している。
下記の2つの金利は、連動性が高い。
・市場金利( 国債の金利 )
・政策金利( FF金利 )
この2つの 相関係数は、0.90で、かなり高い。
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★Q:政策金利 (FF金利) と、
市場金利 (米国債) は、確かに、連動している。
だが、市場金利 (米国債) の方が、
先に、上昇したのは、なぜか?
↓
金融市場の参加者は、先読み・先回りをする。
例えば、株式の市場でも、先回りする。
株価は、半年~1年先の予想を、反映する。
金利の市場も同じく、先回りして、織り込むのだ。
米国では、
先々の政策利上げを、
市場は、織り込んできた。
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★Q:市場の方が、先回りして、動くのだな。
では、どのくらい、先回りしたのか?
↓
政策金利の上昇よりも、
4か月早く、市場が動いた。
市場金利の動きを、4ヶ月分、遅らせると、
下図のようになる。
▼ずらす前 の 推移 ↓
▼4か月 ずらした後の 推移 ↓
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★Q:ならば、FF金利を、使って、
市場金利を、予測できるな。
↓
そうだ。 下記の予測が、できる。
FF金利から、 市場金利を、予測
そして
市場金利から、 ドル円を、予測
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★Q:金利の予測は、わかったが、
知りたいメイン・テーマは、ドル円の予測だ。
そもそも、市場金利と、ドル円は、
どの程度、連動するのか?
↓
21年4月~22年11月では、
下図のように、極めて連動性が、高かった。
相関係数は、0.98も、あった。
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Q:では、市場金利から、
ドル円を予測できるな?
↓
そうだ。
▼ここまでの まとめ
コロナや戦争で、インフレ発生
↓
インフレ退治のために、米FRBは、政策金利を上げ
↓
米・政策金利UPで、 米・市場金利もUPした
↓
米・市場金利UPで、 米・国債で、もらえる利息もUP
↓
米国の国債が、人気化し、買われる
↓
米国債を、買うために、 円を売って、ドルを買う
↓
ドル高・円安に なった
▼さらに まとめると
政策金利UP
↓
市場金利UP
↓
ドル高・円安
▼予測の流れは?
政策金利を、予測すれば、
↓
市場金利の、予測が、できる
↓
ドル・円安が、いくらになるかが、わかる
- ■後半期は?
ここまでの「 前半期 」 は、米国の利上げ期だ。
では、「 後半期 」 は、どうか?
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◆後半期 は、 利下げ ?
前半期は、インフレ退治のために、利上げした。
利上げが、効いて、インフレ率は、落ち着いた。
▼利上げの 副作用は?
既述の通り、
利上げには、インフレ退治という、メリットがある。
米国のインフレ率は、下記の推移と、なった。
最悪期:22年7月 9.1%
↓
改善期:25年8月 2.5%
「 利上げの メリット 」 が、効いて、
目的だったインフレ退治は、だいぶ進んだ。
だが、「 利上げ 」 には、副作用のデメリットもある。
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:利上げの副作用・デメリットは、何か?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。
↓
デメリットは、「 景気の 減速 or 悪化 」 だ。
景気に、マイナスになれば、雇用にも、悪影響だ。
具体的には、下記がある。
「 賃金の減少や、失業率の悪化 」
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★Q:利上げの デメリットへの、対策は 何か?
↓
「 利上げ 」 のデメリットが、目立ち始めれば、
逆に、「 利下げ 」 を、するのだ。
メリットのインフレ退治は、かなり進んだ。
メリットは、かなり、達成しつつある。
一方で、デメリットが、目立ち始めて来たのだ。
利上げのメリット・デメリットのバランスを見て、
利下げの検討に、入ったのだ。
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★Q:「 利下げ 」 のメカニズムは、どうか?
どうして、利下げが、メリットに、なるのか?
具体例として、
「 住宅ローン 」 の流れで、考えたい。
本ページの上段で、既述の、
「 住宅ローン 金利UP 」 の逆の流れとなる。
その「 逆の流れ 」 とは、何か?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。
↓
デメリット発生で、 利上げから、利下げへ転換
↓
政策金利を、中銀が、利下げした
↓
市場金利も、連動して、低下
↓
住宅ローン金利も、低下
↓
住宅が、買いやすくなる
↓
住宅の業界の、売上・利益が、UP
↓
住宅だけでなく、関連する様々な品目の、需要がUP
↓
部材や関連する、様々な業界の、売上・利益も、UP
↓
広く、会社の業績も良くなり、景気もUPする
↓
失業率も、改善する
以上の流れが、
「 後半期 の 利下げ 」 の局面だ。
後半期の開始 ( 24年9月 ) から、
FRBは、利下げを、開始した。
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本の日銀は?
日銀は、24年3月から、利上げを、開始した。
米国を始めとした、世界各国からは、
大きく遅れての、利上げ開始だった。
★Q:なぜ、日銀の利上げ開始は、遅いのか?
↓
日本は、失われた30年で、長く低迷した
↓
賃金も、長年、低迷した
↓
賃金が、低迷しているから、消費も弱い
↓
消費が弱い事は、需要が弱いと言うこと
↓
需要 > 供給 では、ない
↓
よって、長いデフレだった。 インフレではなかった
↓
近年は、人手不足などから、賃上げが進む
↓
賃金UPなら、消費UP→需要UPになる
↓
そこで、ようやく、日銀は、利上げを開始した
▼日米の 金利差 は?
後半期では、下記だ。
米国 : 利下げ
日本 : 利上げ
-- 消費者 経済 総研 --
★Q:では、日米の金利差は、
今後は、どうなるか?
2つに分解すると、下記は、どうか?
① 日本の金利は 〇〇%へ 利上げ ?
② 米国の金利は 〇〇%へ 利下げ ?
この ① と ② は、いくらになるか?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。
↓
この ① と ② の予測は、
次回の「 続編・予測編 」 で述べる。
①と②が、わかれば、日米の金利差が、予測できる。
日米の金利差が、わかれば、ドル円も、予測できる。
▼次回・あした は?
今回号は、解説編だった。
次回号は、予測編だ。
実際に、数値の予測をする。
あした 25年 3月 30日 (日) の夕方に、投稿予定。
(予定であり、投稿の日時は、予告なく変更の場合あり)
■番組出演・執筆・講演等のご依頼は、 お電話・メールにてご連絡下さい。 ■ご注意 「○○の可能性が考えられる。」というフレーズが続くと、 読みづらくなるので、 「○○になる。」と簡略化もしています。 断定ではなく可能性の示唆である事を念頭に置いて下さい。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、 自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、 対応して下さい。また「免責事項 」をお読みください。 ■引用 真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、 出口が見えないと大変不安です。 しかし「出口は1km先」などの情報があれば、 真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。 また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、 過度に悲観してしまう人もいます。 不安で苦しんでいる人に、出口(アフターコロナ)という プラス情報も発信することで、 人々の笑顔に貢献したく思います。 つきましては、皆さまに、本ページの引用や、 URLの紹介などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。 引用・転載の注意・条件をご覧下さい。 |
- 【著作者 プロフィール】
- ■松田 優幸 経歴
(消費者経済|チーフ・コンサルタント)
◆1986年 私立 武蔵高校 卒業
◆1991年 慶応大学 経済学部 卒業
*経済学部4年間で、下記を専攻
・マクロ経済学(GDP、失業率、物価、投資、貿易等)
・ミクロ経済学(家計、消費者、企業、生産者、市場)
・労働経済
*経済学科 高山研究室の2年間 にて、
・貿易経済学・環境経済学を研究
◆慶応大学を卒業後、東急不動産(株)、
東急(株)、(株)リテール エステートで勤務
*1991年、東急不動産に新卒入社し、
途中、親会社の東急(株)に、逆出向※
※親会社とは、広義・慣用句での親会社
*2005年、消費・商業・経済のコンサルティング
会社のリテールエステートに移籍
*東急グループでは、
消費経済の最前線である店舗・商業施設等を担当。
各種施設の企画開発・運営、店舗指導、接客等で、
消費の現場の最前線に立つ
*リテールエステートでは、
全国の消費経済の現場を調査・分析。
その数は、受託調査+自主調査で多岐にわたる。
商業コンサルとして、店舗企業・約5000社を、
リサーチ・分析したデータベースも構築
◆26年間の間「個人投資家」としても、活動中
株式の投資家として、
マクロ経済(金利、GDP、物価、貿易、為替)の分析や
ミクロ経済(企業動向、決算、市場)の分析にも、
注力している。
◆近年は、
消費・経済・商業・店舗・ヒットトレンド等で、
番組出演、執筆・寄稿、セミナー・講演で活動
◆現 在は、
消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
兼、(株)リテール エステート リテール事業部長
◆資格は、
ファイナンシャル・プランナーほか
■当総研について
◆研究所概要
*名 称 : 消費者経済総研
*所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者 : 松田優子
*U R L : https://retail-e.com/souken.html
*事業内容: 消費・商業・経済の、
調査・分析・予測のシンクタンク
◆会社概要
「消費者経済総研」は、
株式会社リテールエステート内の研究部署です。
従来の「(株)リテールエステート リテール事業部
消費者経済研究室」を分離・改称し設立
*会社名:株式会社リテールエステート
*所在地:東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者:松田優子
*設立 :2000 年(平成12年)
*事業内容:商業・消費・経済のコンサルティング
■松田優幸が登壇のセミナーの様子
- ご案内・ご注意事項
- *消費者経済総研のサイト内の
情報の無断転載は禁止です。
*NET上へ「引用掲載」する場合は、
①出典明記
②当総研サイトの「該当ページに、リンク」を貼る。
上記の①②の2つを同時に満たす場合は、
事前許可も事後連絡も不要で、引用できます。
①②を同時に満たせば、引用する
文字数・情報量の制限は、特にありません。
(もっと言いますと、
①②を同時に満したうえで、拡散は歓迎です)
*テレビ局等のメディアの方は、
取材対応での情報提供となりますので、
ご連絡下さい。
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- 取材等のご依頼 ご連絡お待ちしています
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(★をアットマークに変えて下さい)
電 話: 03-3462-7997
(離席中が続く場合は、メール活用願います)
- チーフ・コンサルタント 松田優幸
- 松田優幸の経歴のページは「概要・経歴」をご覧下さい。