2025ドル円今後の見通しを予想|円安いつまで?もう円高?原因理由も簡単解説|消費者経済総研|

最終更新日:2025年 3月 31日
“datePublished”: “2025-03-31

その1 解説編 : 3/29 (土)
その2 予測編 : 3/30 (日)

本ページは、修正・加筆等で、上書き更新される場合あり
3/31に、一部校正
 【連載シリーズ|2025年度 経済予測】
 【 とことん わかりやすい 経済の解説 】

▼その2・予測 編:3/30 (日)
 為替(ドル円)の 円安・円高 の 予想・見通し

▼その1・解説 編:3/29 (土)
 円安・円高の 原因・理由とは?
 政策金利と、市場金利との、関係は?

2025年度の 今後の 為替相場 (ドル円) の
最新の今後の見通しは 「 1ドル 〇〇〇円 」

金利やドル円の過去の推移と、今後の予想を、
グラフ・チャートで、わかりやすく解説

円安は、いつまで? もう円高か?
「なぜ円安・円高なのか」の原因も、簡単に説明

経済の専門家・評論家 の 消費者 経済 総研 の、
松田 優幸 が、2025の 消費と経済を、
様々な切り口で予測。 今回は、ドル円予想

  【連載シリーズ 2025 経済予測】

  -とことん わかりやすい 解説-
 -消費と経済の 「 消費者 経済 総研 」-


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 消費者 経済 総研 チーフ・コンサルタント 松田優幸

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はじめに ( あなたに 影響 ? )
-- 消費者 経済 総研 --

本稿では、下記の変動の理由も、解説する。

 ・金 利 ( 上昇 ・ 低下 )
 ・ドル円 ( 円安 ・ 円高 )

これらの変動で、あなたのお金へ、影響を与える。

 あなたの 会社の業績にも、影響する
 あなたの 給料にも、影響する

 あなたの 買い物の負担にも、影響する

 あなたの 預貯金にも、影響する
 あなたの ローン支払いにも、影響する

 あなたの カブ活にも、大きく、影響する

もちろん、日本経済にも、大きく影響する

金利( 上昇 ・ 低下 ) + ドル円( 円安 ・ 円高 )を、
理解するのは、マクロ経済学の、基本中の基本だ。

筆者(松田)は、38年前に、慶応大学・経済学部に、
入って以来、マクロ経済学を、掘り下げている。

だが、消費者 経済 総研 の解説は、
経済学の知識が、無くても、わかる、 簡単解説だ。




本ページの目次

 下線部を、クリックし、その場所に移動
◆その2 予測編 | 3月 30日(日)
この次の項で、掲載中

◆その1 解説編 | 3月 29日(土)
下記 下線部を クリックで、移動

  【 解説 編 】 2025 ドル円




2部 構成
本ページは、下記の「 2部 構成 」 と、なっている。

 ・その1 解説 編 : 3/29 (土)
 ・その2 予測 編 : 3/30 (日)

「 その2 予測 編 」 を、読んで、分りにくい時は、
「 その1 解説 編 」 を、先に、読んで欲しい。

下記をクリックで、「 その1 解説 編 」 に移動

  「 その1 解説 編 」




その2 予測 編

その2 予測 編では、下記を、予測する。

 ・2025 年末 に、 1ドルは、 〇〇〇円
 ・2025 年度末 に、 1ドルは、 〇〇〇円

  ↓

消費者 経済 総研 は、下記と、予測した。

 ・2025 年 末 に、 1ドルは、 142円
 ・2025 年度末 に、 1ドルは、 139円


再掲だが、
「今回号・その2 予測編」 を読んで、分りにくい時は
「 その1 解説 編 」 を、先に、読んで欲しい。


-- 消費者 経済 総研 --

◆ドル円の 予測の 流れ

 ① 中銀の 政策金利 を 予測
   ↓
 ② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
   ↓
 ③ 日米の 金利差 を 予測
   ↓
 ④ ドル円 を 予測


-- 消費者 経済 総研 --

◆ ① 政策金利 の 予測

「 ④ ドル円 予測 」 のためには、
 まずは、
「 ① 中銀の 政策金利の 予測 」 をする。

★Q:①の政策金利を、予測するには、
   どうするのか?

   日本の政策金利と、
   米国の政策金利の、両方ある。

   まずは、米国の方は、どうなるか?
   何を、見ればよいのか?

 ↓

本稿では、下記のデータを、見ていく。

米国の政策金利を、予測するには、
主に、下記の2つの、根拠データがある。

 [1] FRB の SEP ( 経済予測の 概要 )

 [2] Fed ウオッチ

★Q:この [1] と [2] の違いは、何か?

 ↓

[1] の SEP は、
 Summary of Economic Projections の略。
 米国中銀・FRBによる、今後の経済予測の資料だ。

[2] の Fed ウオッチ は、
 民間の市場参加者が、予測した値

ちなみに経済や株価には、金利は低い方が、有利だ。

よって、
市場参加者の中には、低金利を、期待する人も多い。

市場参加者の予測である [2] は、
金利の予測は、低めに出やすい傾向に見える。

[2] の予測は、「 前のめりだ 」 とも言われる。

また、下記だとも、言われる。
「 低めの金利予測で、FRBに利下げを、催促する 」

こうして[2] は、金利は、低めの予測になるだろう。

 そこで、本稿では、
 [1] の FRBの見通し を、優先する。

FRBは、金利の上げ・下げを、やる当事者だ。
当事者の見通しを、優先するのは、当然でもある。

 よって、米国の政策金利の、今後の見通しには、
 下記の [1] の予測を、使う

 [1] FRB の SEP ( 経済予測の概要 )
 [2] Fed ウオッチ

Fed ウオッチ の解説は、ややこしい。
なので、本稿 (その2) の 最下段に、掲出した。

なお、下表が、「 Fed ウオッチ 」 の予測表だ。
解説は、後述する。

 ※下記の値は、本稿の原稿執筆時の値。
 ※下表の値は、随時、変動する。

 ※下記出典から消費者 経済 総研 が表を作成
 ※出典:CME FedWatch Tool - Conditional Meeting Probabilities




米国 政策金利
-- 消費者 経済 総研 --

◆米国 政策金利 推移

米国の政策金利の、現在までの推移は、下図だ。
米国の政策金利を、「 FF金利 」 とも言う。


-- 消費者 経済 総研 --

◆米国 政策金利 予測

▼SEP の 中身 は?

 [1] FRB の SEP ( 経済予測の概要 )
 [2] Fed ウオッチ

この2つの内、米国の政策金利の予測では、
[1] の SEP を、使うと述べた。

 では、「 SEP 」 の中身は、何か?

FRBの公式サイトに、SEPが、掲出されている。

それは、
19人のFRBのメンバーによる、予測である。

その19人の、2025年末の政策金利の予測は、下記。

 4.25% ~ 4.50% → 4人
 4.00% ~ 4.25% → 4人

 3.75% ~ 4.00% → 9人
 3.50% ~ 3.75% → 2人
           計19人 

この分布において、
「 中央値 」 は、3.75% ~ 4.00% だ。

(19人の内、下から10番目で、かつ、上から10番目)

「 中央値 」 であり、「 平均値 」 ではない。
FRBの資料には、下図がある。


この図を、「 ドット・チャート 」 と呼ぶ。
ドット(点) ・ チャート(図)だ。

19個の点が、描かれた図である。
先の図の全景は、下図だ。

 ※2つの元図出典:federalreserve.gov|March 19-20, 2024 FOMC Meeting


予測・中央値を、
ドットではなく、数字の表にしたのが、下表だ。

※元図出典:federalreserve.gov|March 19-20, 2024 FOMC Meeting


既述の通り、予測の中央値は、3.875 % だ。
上の表では、3.875%ではなく、3.9% だ。

これもまた、ややこしいが、下記である。

 下限3.75% ~ 上限4.00%
  ↓
 ( 3.75% + 4.00% ) ÷2 = 3.875 %
  ↓
 3.875 %を、四捨五入で、3.9%

政策金利の当事者のFRBは、
2025年末の政策金利を、3.875%と、予測した。

 現在は、4.375% ( 下限4.25 ~ 上限4.50% )
  ↓
 年末まで、3.875% ( 下限3.75 ~ 上限4.00% )

1回あたり 0.25 % の 利下げを、
2回分 ( 0.5% ) の利下げをする、との見通しだ。

▼時期は?

FRBは、2025年末までに、下限3.875%と予測した。
だが時期(何月か?)は、明らかにしていない。

そこで私(松田)は、下記と、予測した。

 ・0.25% 利下げ 1回目 : 25年 9月
 ・0.25% 利下げ 2回目 : 25年12月

★遅めの予測をした。 その理由は何か?

 ↓

FRBのパウエル議長は、下記と、述べている。
「 トランプ新政権の政策は、不確実性が多い 」

そして、下記の姿勢を、示している。
「 我々は、立ち止まり、様子を見る 」

そこで、2回の利下げの時期は、遅めの設定とした。





米国 市場金利を 予測
-- 消費者 経済 総研 --

◆② 市場金利を 予測 (米国)

既述の通り、ドル円の 予測の 流れは、下記だ。

 ① 中銀の政策金利 を 予測
   ↓
 ② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
   ↓
 ③ 日米の金利差 を 予測
   ↓
 ④ ドル円 を 予測

前項で、米国の ① を、予測した。
続いて、米国の ② を、予測する。

米国の市場金利 ( 国債金利 ) を 予測する。

▼政策金利 と 市場金利

FRBは、
政策金利を、上げ・下げして、 市場金利を動かす。

そして、市場金利の今後の予測は、どうか?
まずは、過去の推移を、見ていく。

下図は、市場金利の代表的な米国10年国債の、
金利の推移だ。


前半は、市場金利が、上昇した。
23年11月の4.9%が、ピークだ。

その後は、横ばい → やや下落 となった。

▼政策金利 と 市場金利 は?

米国の政策金利は、
23年7月の下限5.25%まで、引き上げられてきた。

その後、24年9月に、下限4.75%に、下げられた。
その後の利下げの推移は、下記だ。

 24年9月 4.75%へ
  ↓
 24年11月 4.50%へ
  ↓
 24年12月 4.25%へ

▼当方の予測は?

当方の 「 今後の予測 」 は、既述の通り、下記だった。

 ・0.25% 利下げ 1回目 : 25年 9月
 ・0.25% 利下げ 2回目 : 25年12月



▼市場金利 の 予測 は?

政策金利と、市場金利の関係から、
筆者(松田)が、回帰分析をした。

そして、政策金利の見通しを基に、
市場金利の10年国債金利を、下図の通り、予測した。



▼相関係数と回帰分析

上図の22年1月~25月3月までの、実績の期間では、
米10年国債とFF金利下限は、相関係数0.88と高い。

下図が、相関係数と、回帰分析だ。





日本は?
-- 消費者 経済 総研 --

◆日本は どうなる ?

前項まで、米国の予測を、見てきた。
続いて、日本の予測に、移る。

▼日本の 政策金利 は?

日本の政策金利は、日銀が定める。

だが、米国FRBとは、違って、
日銀は、政策金利の見通しを、発表していない。

そこで、市場参加者の予測を、見ていく。
それを基に、日銀の政策金利を、予測する。

OIS市場という金利市場で、概ね下記だと、わかる。

 現在の 政策金利:0.5%
  ↓
 今後の 政策金利:1.0%

  ※なお、OIS市場の金利も、随時変動する。

0.5 → 1.0% と、0.25 % の利上げが、2回だ。
時期は、概ね 「 半年に1回 」 のペースである。

そこで、筆者(松田)は、下記と、予測した。

 現 在は、 ( 0.50% )
  ↓
 25年7月に、 0.25 % 利上げ ( 0.75 % へ )
  ↓
 26年1月に、 0.25 % 利上げ ( 1.0 % へ )

▼市場金利の予測

上記の日銀の、政策金利の見通しを基に、
日本の市場金利 ( 日本10年国債 ) を、予測した。

その予測は、下図だ。


なお日本の10年国債金利は、市場参加者の予測より
当方の予測の方が、高めに、なっている。

日銀による、政策金利の、長期見通しの発表は無い。

そこで、市場参加者の予測は、
「 政策金利は、1.0%で、打ち止め 」 となっている。

だが、日銀の理事等の発言や、理論モデル等からは、
1.0%を、超えると、当方は、考えている。

政策金利の予測は、
市場参加者よりも、当方の方が高い。

それによって、国債金利の予測も、
市場参加者よりも、当方の方が高い。

そこで、当方の予測は、高めと、なっている。




日米 金利差
-- 消費者 経済 総研 --

ドル円の 予測の 流れは、既述の通り、下記だ。

 ① 中銀の政策金利 を 予測
   ↓
 ② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
   ↓
 ③ 日米の金利差 を 予測
   ↓
 ④ ドル円 を 予測

前項で、②まで、進んだ。
次は、③ 日米の金利差 を 予測だ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆続いて 日米の 金利差 は?



上図は、先に予測した、下記2件を、反映した。

 A:米国 市場金利の 予測
 B:日本 市場金利の 予測

Aから、Bを、引いた値が、
市場金利での、日米の金利差だ。




ドル円 は?

ドル円の 予測の 流れ

① 中銀の政策金利 を 予測
  ↓
② 市場金利 ( 国債金利 ) を 予測
  ↓
③ 日米の金利差 を 予測
  ↓
④ ドル円 を 予測

前項で、③まで、進んだ。
次は、最後の目的の ④ ドル円 を 予測だ。

▼日米金利差と、ドル円 の 関係は?

22年1月~現在(25年3月)までの推移は、下記だ。


▼24年1月 まで は?

24年1月までは、
「日米の金利差」 と、「ドル円」の連動性は、高かった。



▼24年2月 以降 は?

24年2月 以降は、
日米の金利差と、ドル円の連動性は、下がった。



上図の乖離の発生の期間は、下記の時期だ。
 「 米国の 市場金利が 低下 」

理論上は、「 金利 」 と、「 ドル円 」 は、一緒に動く。
だが、米国の金利低下では、ドルは、上振れする。

米国金利の、上昇局面と、低下局面では、
事情が、変わるのだ。

米国金利の低下局面では、ドルを売って、円を買う。
日本金利の上昇局面でも、ドルを売って、円を買う。

最近は、この2つが、同時に、発生している。
つまり、「 ドル安・円高 」 のダブル・トレンドだ。

だが、理論の値の通りには、売買されない。
円を買う円高局面では、円の購入意欲は低下する。

 その理由は、何か?

「 円を買って、日本の国債を買う 」 との行動は、
「 低金利の 日本の国債を 持つ 」と、なってしまう。

それは、「 高金利の 米国債を 手放す 」 ことになる。

 日本金利UP + 米国金利低下 でも、
 まだ、 米国金利 > 日本金利 である。

日本国債を持つより、米国債を持っている方が、
有利なのは、変わらない。

 よって、下記となる。

米金利UP → ドル UP は、すいすいと、上がるが、
米金利低下+日本金利UPでの動きは、緩慢になる。

以上が、消費者 経済 総研 が、考える見立てである。

そのような緩慢な下落期間での、相関関係から、
回帰分析をした予測が、下記だ。



▼結論

消費者 経済 総研 は、下記と、予測した。
緩やかに、円高へ動き、下記となる。

 2025 年 末 の 25年12月:142 円 
 2025年度末の 26年 3月 :139 円




Fed ウオッチ とは?
-- 消費者 経済 総研 --

◆Fed ウオッチ とは?

★Q:そもそも 「 Fed ウオッチ 」 とは、何か?

 ↓

金融の市場の関係者が、下記を、予想したデータだ。
「 Fed (FRB) の政策金利の 今後の推移 」

その予想は、金利先物市場の値を、基にしている。
そして、予想を集計したのが、下記である。

 ※下記の値は、本稿の原稿執筆時の値。
 ※下表の値は、随時、変動する。


2行目は、FF金利の水準だ。

現在のFF金利は、下記である。
下限 4.25 % ~ 上限 4.50 %

 表の見方を、解説する。

2025年5月7日の、FRBの会議のFOMCで、
FF金利が、どうなるかの予想を、見ていく。


[ 赤枠 ] の 3行目・I列 は、下記を、意味する。

 ・2025/5/7 の 日付に おいて、
 ・425-450(下限4.25 %~上限4.50%)になるのは
 ・90%だ

 ・2025/5/7 の 日付に おいて、
 ・400-425 (下4.00 %~上4.25%)になるのは
 ・10%だ

▼まとめると

2025/5/7の会議では、

90%の確率で、「 下限4.25 %~上限 4.50 % 」
10%の確率で、「 下限4.00 %~上限 4.25 % 」

現在は、下限 4.25 % ~ 上限 4.50 %
 ↓
5/7は、90%の確率で、下4.25 % ~ 上4.50 %

両方とも、下限 4.25 % ~ 上限 4.50 %だ。
つまり、金利の変更なしと、予想されている。

▼2025/6/18では?


赤枠は、62%で、400-425だ。

4行目では、G列から、右側へ、下記となる。

・ 7% の 確率で、 375-400
・62% の 確率で、 400-425
・32% の 確率で、 425-450

一番高い確率で、予想されているのは、
62% の 確率で、 400-425(下4.00 %~上4. 25 %)

つまり、6/18には、
0.25%ポイント分の、利下げの予想だ。




その1 解説編
-- 消費者 経済 総研 --

◆ドル円の予測

 ・2025 年末 で、 1ドルは、 〇〇〇円
 ・2025 年度末 で、 1ドルは、 〇〇〇円

この2つが、本稿でのゴールだ。
だが、解説編を先に、掲載した方が、わかりやすい。

よって、「 予測編 」 の前に、「 解説編 」 を述べる。




■ドル円 解説編
-- 消費者 経済 総研 --

今回号のポイントは?
「 Q & A 」 で、解説していく。

「 Q 」 の問いかけに、対して、
あなたは、「 答え A 」 を、考えて頂きたい。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:コロナ禍から、円安になった。
 その後、2025年は、円高の傾向にある。

 2025年度の、為替(ドル円)は、どうなる?
 「年末」 そして 「年度末」 は、いくらに、なる?

 ↓

A:25年度のドル円の推移は、〇〇だと予測した。
  本ページで、予測値と理由を、解説していく

-- 消費者 経済 総研 --

◆各論の解説

★Q:そもそも、円安・円高の原因は、何か?
  ドル円の水準は、何で決まるか?

  あなたは、1分間、考えて頂きたい。

 ↓

様々な要因がある。
だが、メインの決定要因は、「 金利 」 だ。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:ドル円は、金利で決まる、とのことだが、
 具体的には、どのような事か?

 計算式は、どうか?

 ↓

「 日米 の 金利差 」 で決まる。

日米の金利差とは、
「 米国の金利 」 - 「 日本の金利 」 である。

-- 消費者 経済 総研 --

◆前半期 と 後半期

本ページでは、下記の2段階に分けて、解説する。

 前半 の 期間 : 円安 ・ ドル高

 後半 の 期間 : 円高 ・ ドル安


-- 消費者 経済 総研 --

◆前半期 の 円安

★Q:「日米の 金利差 」で、ドル円は、どうなる?

日本と米国の、2方面ある。
まずは、米国では、何が起きたか?

 ↓

前半期 ( 22年3月 ~ 23年7月 ) に、
米国の金利は、上昇した。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:米国の金利が、上がると、どうなるか?

 ↓

米国の金利の上昇で、米ドルが、上がった。
その反面で、日本円は、下がった。

つまり、「 円安・ドル高 」 になった。


 米国の金利の上昇で、
  円安・ドル高 になった。


-- 消費者 経済 総研 --

★Q:米国の金利が上昇すると、ドル高・円安。
この理由は?



まずは、
下記の ① or ② どちらが、お得か?を、考えよう。 

 ① 高金利の 米国の 金融商品
 ② 低金利の 日本の 金融商品

前者の①が、お得だ。
②より、①の方が、利息を多く、もらえるからだ。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:利息がもらえる、金融商品とは?

 ↓

A:利息がもらえる、金融商品の代表は、国債だ。

  ※そもそも、「 国債 」とは、「用語集|国債」

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:「 米国の金利UP → ドル高 」 との事だが
このメカニズムは?

  ↓

下記の流れだ。

 高金利の米国の方が、利息を、多く貰える
  ↓
 「国債」 を買うなら、利息が多い、米国債の方が得
  ↓
 米国の国債が、人気化する
  ↓
 米国の国債を、買うために、 米ドルが必要
  ↓
 よって、円を売り、ドルを買って入手
  ↓
 売られた円は、安くなり、
 買われたドルは、高くなる

こうして、
米国の国債を買うから、ドル高・円安になる。


▼まとめ 金利UP → ドル高・円安

 米国の金利UP
  ↓
 米国債などが、人気化
  ↓
 米国債などを買うため、米ドルを入手
  ↓
 ドルが人気化し、ドル高へ
  ↓
 半面、日本円は、円安へ




■なぜ 利上げ?

★Q:では、米国の金利は、上がったのか?
 あなたは、1分間、考えて頂きたい。

 ↓

このメカニズムを、順次、解説していく

-- 消費者 経済 総研 --

◆2つの金利 とは?

ここから、下記の2種類の金利に、分ける。

 ・市場金利 ( 国債金利 など )
 ・政策金利( FF金利 )

「 市場金利 」 とは、
 市場で取引される「 利付き・金融商品 」 の金利

利付き・金融商品の代表例は、「 国債 」 だ。

「 政策金利 」 とは、
 中央銀行が、政策目的で、上げ・下げする金利だ。


★Q:米国の市場金利が、上がったのは、なぜ?

 ↓

米国の中銀が、政策金利を、上げたからだ。




■用語について

★Q:用語や略語は、どうなるか?

 ↓

本ページでは、下記の用語が、頻出する。
あらかじめ、暗記して頂きたい。

▼中銀 とは?

中央銀行の略。
米国では、FRBで、日本では日銀だ。

米国では、中銀を、FED(フェッド)と、呼ぶ事が多い。
だが、日本では、FRB(エフアールビー)の呼称が多い。

▼市場金利 とは?

市場金利は、
民間での、金融取引の市場での金利。

代表例は、国債の金利。
その他に、地方債、社債の金利などもある。

預金や貯金の金利も、市場金利の一部。
住宅ローンの金利も、市場金利の一部。

▼政策金利 とは?

政策金利とは、
中銀が、経済をコントロールするための金利だ。

政策金利で、主たるものは、
「 無担保コール オーバーナイト物 金利 」だ。

この政策金利を、中銀が、上げ・下げする事で、
「 民間の市場の金利 」 の全般に、働きかけをする。

だが、この仕組みを、解説すると、長文になる。
よって、本稿では、割愛する。

ここで覚えるのは、まずは、下記だけでよい。

・中銀が政策金利を、上げると → 市場金利も上がる
・中銀が政策金利を、下げると → 市場金利も下がる

▼FF金利

米国の政策金利を、「 FF金利 」 とも言う。
政策金利を、引き上げる事を、「利上げ」 と略す。

▼インフレ

インフレは、物価上昇のこと
あわせて、下記も、確認しておきたい。

モノの値段は、「 需要 」 と「 供給 」 で、決まる。

 ・品不足 :供給減  需要
         → インフレ側へ

 ・品余り :供給  需要減
         → デフレ側へ




■利上げの流れ

★Q:米国FRBが、金利を、上げた理由は?

 ↓

インフレ退治だ。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:米国の物価の上昇率は、どのくらいか?



22年6月には、
前年同月比 9.1% UPものインフレとなった。

                 (昨年同月比)

上図の通り、米国の物価は、上昇を続けた
米国は、強いインフレの状態にあった

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:米国は、高いインフレに、襲われた。
それは、なぜか?

 ↓

原因は、下記の2つだ。

 ・ コロナ禍
 ・ ウクライナ・ロシア戦争

なお、インフレは、
米国だけでなく、世界的な現象だった。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:コロナと、戦争での、
 インフレ発生の、メカニズムは?

 ↓

▼コロナ禍では?

コロナ感染の抑制のため、各国で出勤制限があった
 ↓
それで、工場での生産量も、低下した
 ↓
品不足になり、商品の供給量が、減った
 ↓
物の値段は、需要と供給で、決まる
 ↓
品不足・供給減では、 供給需要 となる
 ↓
これで、物の値段は、上がってしまった

▼戦争では?

戦争で、原油・天然ガスや、小麦などの供給が減った
 ↓
小麦の供給源では、食品の価格UPになる


原油価格UPでは、ガソリン代もUPする
 ↓
様々な商品の、輸送コストが、上がる
 ↓
原油は、プラスチックや化学製品の原材料でもある
 ↓
それらの原材料コストの面でも、物価は上がる


天然ガスは、発電用の燃料にも、使われる
 ↓
戦争が原因で、天然ガス不足で、電気代もUPした
 ↓
物を作るには、電気は必要だ
 ↓
電気代UPで、製品・商品の価格もUPした

▼インフレの 理由 まとめ

コロナで、出勤制限、生産低下、供給減
 ↓
製品が品薄で、 供給減需要
 ↓
物価UPへ

  +

戦争で、ガス・原油や穀物が、供給減
 ↓
原油高や食品高で、物価UPへ

-- 消費者 経済 総研 --

◆米国は、インフレ退治で 利上げ

米国の中銀のFRBは、
インフレ退治のために、金利を引き上げた。

22年3月に、利上げを、開始した。
そこから、FRBは、利上げを、繰り返してきた。

23年7月まで、利上げを、してきた。

利上げ開始 (22年3月) ~ 利上げ終了 (23年7月)
この期間を、「 前半期 」 とする。

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◆中銀の役割 とは?

中銀の役割は、紙幣の発行や、物価の安定だ。

物価の安定のために、金利を、上下させる。
中銀が、制御する金利は、「政策金利」だ。

「政策金利」の上げ・下げで、「市場金利」も上下する。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:日本の中銀は、日銀 (日本銀行) で、
  米国の中銀は、FRBだな。

  両者は、同じ役割か?

 ↓

違う。
日米では、下記の違いがある。

FRBは、「 物価の安定 」 + 「 雇用の安定 」を担う。
日銀は、「 物価の安定 」 を担う。

日本では、「 雇用の安定 」 は、政府の役割だ。
日銀の仕事ではない。

 ※なお、上記以外にも、
  中央銀行には、いくつかの役割がある。

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◆金利を、上げる メリットは?

★Q:そもそも、利上げのメリットは、何か?
 あなたは、1分間、考えて頂きたい。

  ↓

中銀が、「政策金利」を、引き上げると、どうなるか?
 ↓
「市場の金利」も、連動して、利率がUPする
 ↓
市場金利で、わかりやすい具体例は、何か?
 ↓
住宅ローンが、わかりやすい例だ
 ↓
政策金利のUPで、 住宅ローンの利率もUPする
 ↓
すると、住宅ローンの支払い・負担額が、UPする
 ↓
住宅を買う人が、減る ( 住宅への需要は、低下 )
 ↓
住宅需要が、低下すると、 住宅価格は、下がる
 ↓
部材のセメント、鉄、ガラス、設備・・・等の需要も減る
 ↓
住宅と連動する、引越、家具、家電・・等の需要も減る
 ↓
さらに、それらの業界が、仕入れる原材料や部材の
各業界にも、波及する。
 ↓
こうして需要減は、広く様々な業界に、波及する
 ↓
需要減供給 で、価格は下がる
 ↓
様々な需要減で、物価水準が、下がる

 利上げは、物価上昇を、
  抑制するメリットがある


▼利上げの理由 まとめ

インフレ発生で、インフレ退治へ
 ↓
政策金利を、中銀が利上げ
 ↓
市場金利も、連動してUP
 ↓
住宅ローン金利もUP
 ↓
住宅や、関連する様々な品目の、需要が減少
 ↓
需要減供給 で、物価低下




■前半の 金利とドル円

本稿では、「 前半期 」 の流れを、解説中だ。
前半期では、下記のトレンドにあった。

 米国の金利 : 上昇を続ける
 日本の金利 : ゼロ%近辺で、ほぼ不変

日本も、コロナや戦争で、物価は上昇した。
だが、米国よりも、インフレは、小さかった。

日本には、根強いデフレが、残っていたからだ。
よって日銀は、「 前半期 」では、利上げしなかった。

日本では、「 利上げ 無し 」 だったので、
金利は、ほぼ一定だった。

そこで、変化が、無い日本の金利よりも、
変動が大きかった米国の金利に、注目していく。

★Q:では、「 ドル円 」 は、
 「 米国の金利 」 に、影響されたのだな。

 「 ドル円 」 と、「 米国の金利 」は、
 どのくらい、連動するのか?



下記の期間では、
相関係数 0.98 と、かなり高い連動性がある。



なお、本ページでは、特記ない限り、
ドル円や、金利の値は、各月の月初の値だ。

-- 消費者 経済 総研 --

Q:相関係数は、0.98とのことだが、
  相関係数は、いくらから、いくらの値か?

 

相関係数は、「 0から、1まで 」 の値で表される。

全く、相関が、無いが 「ゼロ」 で、
完全に、相関するのが 「 1 」 だ。

一般に、「相関係数」は、下記が、目安とされる。

 * 0.7~1.0 → 強い相関がある
 * 0.4~0.7 → 相関あり

 * 0.2~0.4 → 弱いが相関あり
 * 0 ~0.2 → ほぼ相関なし

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▼ここからの 流れ は?

米国の物価が、上昇 (高インフレ)
 ↓
FRBが、インフレ退治のために、利上げ
 ↓
米国金利はUPしたが、日本金利は、ほぼゼロのまま
 ↓
日米の金利差が、拡大
 ↓
米国の国債を、買う方が得
 ↓
日本円を売って、ドルに変える人が、増える
 ↓
円が売られ、円安へ




■米国の 「政策金利」 は、どうなった?

-- 消費者 経済 総研 --

◆米国の「政策金利」は、どこまで上昇したか?

米国も、コロナ禍では、
政策金利を、ゼロ近傍とした。

具体的には、
「 0% ~ 0.25% の間 」としていた

米国が、コロナ禍で、
ゼロ金利と、したのは、なぜか?

 ↓

この理由は、後述する。
なので、ここでは立ち止まらず、読み進めて欲しい。

▼22年3月に、1回目の利上げ

米国は22年3月に、政策金利を0.25%分、上げた。

 利上げ前 : 下限0% ~ 上限0.25% の間
   ↓
  ( 利上げ幅 + 0.25 % )
   ↓
 利上げ後 : 下限0.25% ~ 上限0.5% の間

政策金利には、0.25%分の幅がある。
「 この幅 」 を、毎回表示すると、ややこしくなる。

なので、ここからは、「 下限 」 の値のみを表示する。
よって、上記の利上げの値は、下記の表示となる。

 利上げ前 : 0%
   ↓
  ( 利上げ幅 + 0.25% )
   ↓
 利上げ後 : 0.25%

▼22年5月に、2回目の 利上げ

2022年5月に、さらに、 + 0.5 % 引き上げた 

利上げ前:0.25%
  ↓
 ( 利上げ幅:+0.5% )
  ↓
利上げ後:0.75%

▼その後と、最後の利上げは?

その後も、米国では、利上げが、続いた。
そして、最後の利上げは、23年7月だ。

2023年7月に、5.25% へ、利上げをした。
ここまでを、「 前半期 」 とする。




■ドル円は、〇〇へ (金利で予測)

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◆ドル円の 2025年 予測

ドル円の水準を、決める要因は、下記だった。

 「 日米の 金利差 」
 
前半期での、日本の金利は、ゼロ近傍でほぼ不変だ。

よって、 「 日米の金利差 」 ではなく、
「 米国の金利 」 で見ていく。

では、米国の政策金利 (FF金利) は、どうか?

FF金利は、下記の通り、推移している。


▼市場金利は?

米国の「市場金利」は、米国の政策金利に、連動する。
では、米国の市場金利は、どうか?

米国の市場金利 (米国債) は、
下記の通り、推移している。



下記の2つの金利は、連動性が高い。

 ・市場金利( 国債の金利 )
 ・政策金利( FF金利 )

この2つの 相関係数は、0.90で、かなり高い。

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★Q:政策金利 (FF金利) と、
 市場金利 (米国債) は、確かに、連動している。

 だが、市場金利 (米国債) の方が、
 先に、上昇したのは、なぜか?

 ↓

金融市場の参加者は、先読み・先回りをする。

例えば、株式の市場でも、先回りする。
株価は、半年~1年先の予想を、反映する。

金利の市場も同じく、先回りして、織り込むのだ。

 米国では、
  先々の政策利上げを、
   市場は、織り込んできた。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:市場の方が、先回りして、動くのだな。
  では、どのくらい、先回りしたのか?

 

 政策金利の上昇よりも、
 4か月早く、市場が動いた。

 市場金利の動きを、4ヶ月分、遅らせると、
 下図のようになる。


▼ずらす前 の 推移 ↓



▼4か月 ずらした後の 推移 ↓



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★Q:ならば、FF金利を、使って、
  市場金利を、予測できるな。

 ↓

そうだ。 下記の予測が、できる。

 FF金利から、 市場金利を、予測
  そして
 市場金利から、 ドル円を、予測

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:金利の予測は、わかったが、
 知りたいメイン・テーマは、ドル円の予測だ。

 そもそも、市場金利と、ドル円は、
 どの程度、連動するのか?

 ↓

21年4月~22年11月では、
下図のように、極めて連動性が、高かった。

  相関係数は、0.98も、あった。




-- 消費者 経済 総研 --

Q:では、市場金利から、
  ドル円を予測できるな?

 ↓

そうだ。

▼ここまでの まとめ

コロナや戦争で、インフレ発生
 ↓
インフレ退治のために、米FRBは、政策金利を上げ
 ↓
米・政策金利UPで、 米・市場金利もUPした
 ↓
米・市場金利UPで、 米・国債で、もらえる利息もUP
 ↓
米国の国債が、人気化し、買われる
 ↓
米国債を、買うために、 円を売って、ドルを買う
 ↓
ドル高・円安に なった

▼さらに まとめると

政策金利UP
 ↓
市場金利UP
 ↓
ドル高・円安

▼予測の流れは?

政策金利を、予測すれば、
 ↓
市場金利の、予測が、できる
 ↓
ドル・円安が、いくらになるかが、わかる




■後半期は?

ここまでの「 半期 」 は、米国の利上げ期だ。
では、「 半期 」 は、どうか?

-- 消費者 経済 総研 --

半期 は、 利げ ?

半期は、インフレ退治のために、利げした。
利上げが、効いて、インフレ率は、落ち着いた。

▼利上の 副作用は?

既述の通り、
げには、インフレ退治という、メリットがある。

米国のインフレ率は、下記の推移と、なった。

 最悪期:22年7月 9.1%
  ↓
 改善期:25年8月 2.5%

「 利げの メリット 」 が、効いて、
目的だったインフレ退治は、だいぶ進んだ。

だが、「 利上げ 」 には、副作用のデメリットもある。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:利げの副作用・デメリットは、何か?
 あなたは、1分間、考えて頂きたい。

 ↓

デメリットは、「 景気の 減速 or 悪化 」 だ。
景気に、マイナスになれば、雇用にも、悪影響だ。

具体的には、下記がある。

「 賃金の減少や、失業率の悪化 」

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:利上げの デメリットへの、対策は 何か?

 ↓

「 利げ 」 のデメリットが、目立ち始めれば、
逆に、「 利げ 」 を、するのだ。

メリットのインフレ退治は、かなり進んだ。
メリットは、かなり、達成しつつある。

一方で、デメリットが、目立ち始めて来たのだ。

げのメリット・デメリットのバランスを見て、
げの検討に、入ったのだ。

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:「 利げ 」 のメカニズムは、どうか?
 どうして、利下げが、メリットに、なるのか? 

具体例として、
「 住宅ローン 」 の流れで、考えたい。

本ページの上段で、既述の、
「 住宅ローン 金利UP 」 の逆の流れとなる。

その「 逆の流れ 」 とは、何か?
あなたは、1分間、考えて頂きたい。

 ↓

デメリット発生で、 利上げから、利下げへ転換
  ↓
政策金利を、中銀が、利下げした
  ↓
市場金利も、連動して、低下
  ↓
住宅ローン金利も、低下
  ↓
住宅が、買いやすくなる
  ↓
住宅の業界の、売上・利益が、UP
  ↓
住宅だけでなく、関連する様々な品目の、需要がUP
  ↓
部材や関連する、様々な業界の、売上・利益も、UP
  ↓
広く、会社の業績も良くなり、景気もUPする
  ↓
失業率も、改善する

 以上の流れが、
  「 後半期 の 利下げ 」 の局面だ。

 後半期の開始 ( 24年9月 ) から、
  FRBは、利下げを、開始した。

-- 消費者 経済 総研 --

◆日本の日銀は?

日銀は、24年3月から、利上げを、開始した。

米国を始めとした、世界各国からは、
大きく遅れての、利上げ開始だった。

★Q:なぜ、日銀の利上げ開始は、遅いのか?

 ↓

日本は、失われた30年で、長く低迷した
 ↓
賃金も、長年、低迷した
 ↓
賃金が、低迷しているから、消費も弱い
 ↓
消費が弱い事は、需要が弱いと言うこと
 ↓
需要 > 供給 では、ない
 ↓
よって、長いデフレだった。 インフレではなかった
 ↓
近年は、人手不足などから、賃上げが進む
 ↓
賃金UPなら、消費UP→需要UPになる
 ↓
そこで、ようやく、日銀は、利上げを開始した

▼日米の 金利差 は?

半期では、下記だ。

 米国 : 利
 日本 : 利

-- 消費者 経済 総研 --

★Q:では、日米の金利差は、
 今後は、どうなるか?

 2つに分解すると、下記は、どうか?

 ① 日本の金利は 〇〇%へ 利げ ?
 ② 米国の金利は 〇〇%へ 利げ ?

 この ① と ② は、いくらになるか?
 あなたは、1分間、考えて頂きたい。

 ↓

この ① と ② の予測は、
次回の「 続編・予測編 」 で述べる。

①と②が、わかれば、日米の金利差が、予測できる。
日米の金利差が、わかれば、ドル円も、予測できる。

▼次回・あした は?

今回号は、解説編だった。
次回号は、予測編だ。

実際に、数値の予測をする。

あした 25年 3月 30日 (日) の夕方に、投稿予定。
(予定であり、投稿の日時は、予告なく変更の場合あり)




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 お電話・メールにてご連絡下さい

ご注意
「○○の可能性が考えられる。」というフレーズが続くと、
読みづらくなるので、
「○○になる。」と簡略化もしています。
断定ではなく可能性の示唆である事を念頭に置いて下さい。

このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、
自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、
対応して下さい。また「免責事項 」をお読みください。

引用
真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、
出口が見えないと大変不安です。

しかし「出口は1km先」などの情報があれば、
真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。

また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、
過度に悲観してしまう人もいます。

不安で苦しんでいる人に、出口(アフターコロナ)という
プラス情報も発信することで、
人々の笑顔に貢献したく思います。

つきましては、皆さまに、本ページの引用や、
URLの紹介などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。
引用・転載の注意・条件をご覧下さい。
【著作者 プロフィール】
■松田 優幸 経歴
 (消費者経済|チーフ・コンサルタント)

◆1986年 私立 武蔵高校 卒業

◆1991年 慶応大学 経済学部 卒業

*経済学部4年間で、下記を専攻
・マクロ経済学(GDP、失業率、物価、投資、貿易等)
・ミクロ経済学(家計、消費者、企業、生産者、市場)
・労働経済
  
*経済学科 高山研究室の2年間 にて、
・貿易経済学・環境経済学を研究

◆慶応大学を卒業後、東急不動産(株)、
 東急(株)、(株)リテール エステートで勤務

*1991年、東急不動産に新卒入社し、
途中、親会社の東急(株)に、逆出向※

​※親会社とは、広義・慣用句での親会社 

*2005年、消費・商業・経済のコンサルティング
 会社のリテールエステートに移籍

*東急グループでは、
消費経済の最前線である店舗・商業施設等を担当。

各種施設の企画開発・運営、店舗指導、接客等で、
消費の現場の最前線に立つ

*リテールエステートでは、
全国の消費経済の現場を調査・分析。
その数は、受託調査+自主調査で多岐にわたる。

商業コンサルとして、店舗企業・約5000社を、
リサーチ・分析したデータベースも構築

◆26年間の間「個人投資家」としても、活動中

株式の投資家として、
マクロ経済(金利、GDP、物価、貿易、為替)の分析や
ミクロ経済(企業動向、決算、市場)の分析にも、
注力している。

◆近年は、
消費・経済・商業・店舗・ヒットトレンド等で、
番組出演、執筆・寄稿、セミナー・講演で活動

◆現 在は、
消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
兼、(株)リテール エステート リテール事業部長

◆資格は、
 ファイナンシャル・プランナーほか


■当総研について

◆研究所概要
*名 称 : 消費者経済総研
*所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者 : 松田優子
*U R L : https://retail-e.com/souken.html
*事業内容: 消費・商業・経済の、
 調査・分析・予測のシンクタンク

◆会社概要
「消費者経済総研」は、
株式会社リテールエステート内の研究部署です。

従来の「(株)リテールエステート リテール事業部
消費者経済研究室」を分離・改称し設立

*会社名:株式会社リテールエステート
*所在地:東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者:松田優子
*設立 :2000 年(平成12年)
*事業内容:商業・消費・経済のコンサルティング

■松田優幸が登壇のセミナーの様子

ご案内・ご注意事項 
*消費者経済総研のサイト内の
 情報の無断転載は禁止です。

*NET上へ「引用掲載」する場合は、
 出典明記
 当総研サイトの「該当ページに、リンク」を貼る。

 上記の①②の2つを同時に満たす場合は、
 事前許可も事後連絡も不要で、引用できます。
 
 ①②を同時に満たせば、引用する
 文字数・情報量の制限は、特にありません。

 (もっと言いますと、
 ①②を同時に満したうえで、拡散は歓迎です)

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電 話: 03-3462-7997 
(離席中が続く場合は、メール活用願います) 
         
チーフ・コンサルタント 松田優幸   
松田優幸の経歴のページは「概要・経歴」をご覧下さい。