[後編]ウィズ原宿も「令和の商業施設の空間革命」その魅力は〇〇?|消費者経済総研|2022/4/23

ウィズ原宿の特集|前編・後編
ウィズ原宿の特集は、
下記の「前編・後編」の2ページに、分かれます。

◆Vol.2 本ページ(後編):
 ビジネス視点での分析・解説

◆Vol.1 別ページ(前編):
 消費者視点での注目のショップ・スポット紹介
筆者(松田)の解説実績|街・施設・店


消費者経済総研・松田優幸が、TBS
爆笑問題 の 日曜サンデーに生出演。

渋谷スクランブルスクエア等の渋谷開発を解説
J-WAVE
CHINTAI
COLORSOFWONDER
「2020年の最新事情・予測」
(2019年12月29日放送)

消費者経済総研・松田が、 J-WAVEに生出演。
注目の「ショップ、街・商業空間」などを、解説。

※画像:テレビ朝日

テレビ朝日中居正広のニュースな会 」に出演
筆者(松田)が 「注目の新スポットTOP3」を解説。


TBSテレビラヴィット! 」に出演
「屋内アミューズメント施設のTOP3」を解説。




「後編」ウィズ原宿|連載シリーズ 商業空間
今回号の「後編」は、分析・解説編

・ウィズ原宿の魅力の理由 とは?
・店舗のビジネスモデル とは?

令和は商業施設の空間革命の時代の理由とは?
これを、徹底解説。

「ウィズ原宿」は、注目スポットの
ランキング・ベスト30の上位。

前回の「前編」に続き、今回は「後編」。

「前編」は、消費者の視点で、
ショップ・スポットの紹介。

今回の「後編」は、分析の視点で、
魅力の秘訣を、徹底解説。


-消費と経済をわかりやすく解説する-
  -「消費者 経済 総研」-


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最新稿:2022年4月23日
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今回号のポイント
-- 消費者 経済 総研 --

◆店舗のビジネスモデル

▼なぜ、「イケアは、低迷」したのか?
 EC化が遅れた? セルフサービスのせい?

▼なぜ、今まで「イータリー」の日本展開が、
 停滞したのか? その理由 とは ? 

▼ウィズ原宿のイケア以降は、
 新モデルで、成長拡大のチャンスがある

▼ウィズ原宿のイータリー以降は、
 新魅力で、新たな顧客拡大のチャンスがある

-- 消費者 経済 総研 --

◆魅力的な空間。その理由 とは?

▼ここは「魅力空間」。
 コンクリートのビルの中にいる感覚が、消える?

▼「開放感」を、感じる。
 開放感あふれる内部空間。 外壁が無い?

▼「そよ風」を、感じる。
 開放廊下なので風が通る

▼「青空」を、感じる。
 テラス空間も充実

▼「木の温もり」を、感じる。
 随所に、「木の温もり」が、感じられる空間

▼「自然・みどり」を、感じる。
 コンクリートのビルなのに、緑が豊富。

▼「借景の景色」も、楽しめる。
 周辺の明治神宮の森の緑を、借景として活用

▼閉鎖空間の時代から「開放空間」の時代へ。
 いるだけでも、心地よく、楽しい

▼令和は、「魅力的な空間の時代」へ。
 「ECに負けない」ために?

-- 消費者 経済 総研 --

◆ビルの中なのに、街を散策 とは?

▼まちと連動する。
 「原宿駅前 ⇔ 竹下通り」の新・回遊導線が誕生

▼ビル内で、「散策」できる。
 ビルの内部が、心地よい「散策ストリート」 とは?




ビジネス視点で、分析・解説
前回の「前編」は、
消費者の視点で、ショップ等の紹介をした。

今回の「後編」は、
ビジネスの視点で、分析・解説をする。

「前半」は、入居ショップで、流通小売り業の
イケアと、イータリーを、解説する。

「後半」では、ウィズ原宿の
空間設計のポイントを、解説する。




なぜ、イケアは、低迷したのか?
 -セルフサービスに、こだわりすぎ?-

 -EC化が遅れた?-

-- 消費者 経済 総研 --

◆セルフサービス

当施設のイケアの新型店舗・原宿店を解説する。

その前に、2017年までの
イケア・ジャパンの低迷を、解説する。

同業の「ニトリ」は、急成長を遂げた。
17年では、ニトリとイケアは、雲泥の差となった。

イケア・ジャパンの売上は、どうだったか?

2015年がピークで、2016年、2017年と下落した。
2017年は、ついに、赤字転落した。

初期のイケアは「おしゃれで、安い」と評価された。
しかしその後、徐々に「面倒」という声が増加した。

イケアの商品の値段は、たしかに安い。
その「安い理由」は、何か?

「店舗労働」を、
「店員」ではなく「顧客」に、転嫁させたからだ。

イケアは、セルフサービスを、基本としている。
顧客によっては、「損」をしてしまう。

例として、年収1000万円の消費者で、考えてみる。

年間の労働時間が、2000時間だとしたら、
1時間の価値は、「5千円」だ。

遠い郊外のイケア店舗へ、時間をかけて移動し、
商品探しに時間をかけ、マイカーへ搬入する。

帰宅の際も、移動時間が、かかる。
帰宅後は、組み立て時間が、必要である。

ここまでで、全部で6時間を使ったら、
この顧客は、5千円×6時間=3万円の価値を失う。

時給1100円の学生バイトの人件費を節約し、
商品価格を、下げているのだろうか?

だとすると、
一定の年収以上の顧客は、かえって「損」である。

割安だとは、言えなくなる。

イケアに限らず、日本では、様々な業種で
「セルフサービス → 低価格」のモデルがあった。

「専業主婦」ならば、
主婦には、収入はなく、その代わり、時間がある。

その主婦時間を活用し、自ら手間を、かけられる。
つまり「セルフサービス」によって、節約できる。

・旦那が、企業労働で、収入を増やし、
・主婦が、主婦労働で、節約

専業主婦のモデルでは、上のようになる。

顧客が、学生ならば、どうだろうか?
学生も、自分の手間をかけて節約を考えるだろう。

日本の女性就労率は、上昇した。
上記モデルは、昭和型で、令和の時代に合わない。

なお専業主婦型が良くない、ということではない。
 
専業主婦の率が低下したので、
セルフサービスが、マッチしずらいという事だ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆非・移動革命とEC

そもそも、令和時代は「非・移動」に向かう時代だ。

消費者の移動は、減ってきた。
非移動の傾向は、コロナ禍で、一層促進された。

消費者の移動の減少は、コロナ禍が無くても、
元々そのトレンドが、あったのだ。

「令和では、非・移動革命が、起きる」と、
消費者 経済 総研は、平成31年に予測・提言した。

「消費者が移動しない・非移動革命」が起きると、
コロナ前から、予測・提言を、していた。

 ※詳細は、下記のページ参照
  「令和時代の長期予測|非・移動革命」

非移動トレンドに、コロナ禍が加わった。
よって消費者の「非移動が加速」するのは、当然だ。

消費者を、自宅→店舗へ、移動させ、
消費者に、商品の選択・運搬の手間・苦労を強いる。

このビジネス・スタイルは、減っていくのだ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆2017年から「新たなイケアへ」

▼EC 未導入から採用へ

消費者の移動・運搬の苦労・時間を、
軽減できるのは、それはもちろん「EC」だ。

イケアジャパンは「EC」を、導入していなかった。

「移動・運搬の苦労・時間を軽減」は、誰が担ったか?

各業者が、勝手に、イケア通販を、始めたのだ。

しかし、ついにイケア・ジャパンは、
2017年から、ECを、開始したのだ。

▼都市型店舗の展開開始

イケア原宿店は、イケアの初の「都市型店舗」だ。
その前までは、郊外立地での出店展開だった。

郊外店へ行くのは、時間がかかる。
ウィズ原宿では、時間削減に貢献する。

イケアは、原宿店以降、
渋谷店、新宿店と、都市型店舗を、登場させた。

さあ、「新たなイケアモデル」での
イケアの反撃開始に、期待である。




イータリーの拡大が、進まない?
なぜ、イータリーの日本展開が、進まないのか?

この点のイータリーサイドの見解は存じないが、
筆者(松田)なりに、考察する。

-- 消費者 経済 総研 --

◆過去のイータリーは、なぜ閉店したか?

イータリー原宿は、日本で3店舗目だ。

 (時点は、原宿店の開業時。
  他2店は、日本橋三越店、グランスタ丸の内店。

 その後、2021年に、湘南店舗、銀座店が、開業)

なお、イータリーが、最初に日本に上陸したのは、
2008年の代官山だった。 (2014年に閉店)

代官山店以外にも、自由が丘店、吉祥寺店など、
閉店したショップがある。

代官山店のオープン時は、結構な話題になった。
なおその時も、同店には、食事スペースもあった。

しかし筆者(松田)には、
「イタリア食材の販売に注力」との印象を持った。

代官山店は、「全般的に、値段がお高め」と
世間から、言われていた。

「イタリア食文化の発信」の趣旨は、理解できる。

しかし、日本人には、
少々、マニアックすぎではないか、と感じた。

イータリー代官山店では、イタリア食材の
特徴や長所などが、よく分からなかった。

逆の場合では、どうか?

日本の食材のマニアックな物販店舗が、
仮に、欧州に開店した場合を、想像してみる。

例えば「ワサビ」の種類が、色々あっても、
欧州人相手に、ヒット売れするかは、未知数だ。

欧州の「プロの料理人」の中には、
興味を示す人も、いるかもしれない。

しかし、一般人の家庭料理の食材としては、
外国のマニアックな食材は、ハードルある。

日本で上手にやっている例は「KALDI」だろう。
KALDIでは、宝探し感覚もあって、楽しい。

見せ方・伝え方を、工夫しないと、売れない。

-- 消費者 経済 総研 --

◆「イータリー原宿店」なら、いける?

イータリー原宿店では、イタリア食文化の発信、
そして売上も、期待できそうだ。

イータリー原宿には、下記3つのゾーンがある。

・食品販売
・カフェ・バー
・レストラン

-- 消費者 経済 総研 --

◆食品販売のゾーンでは、どうか?

「テイクアウト」で、気軽に、
イータリーの食べ物に、接することができる。

-- 消費者 経済 総研 --

◆飲食店のゾーンでは、どうか?



▼カフェバー



テイクアウトで、「おいしい!」となれば、
「次は店内で食べてみよう」との動機につながる。

軽食の「カフェバー」への来店に期待できるのだ。

▼レストラン

さらに今度は「イータリー・レストラン行きたい」
となれば、イータリーファン創造に、つながる。

-- 消費者 経済 総研 --

◆オープン・テラス席は、入店の誘導装置?

飲食店の方が、先の場合もある。

飲食店のオープン・テラスが、フックとなり
イータリーに、馴染み無い人も、入店誘導できる。



その後、イータリーの食に関心が高まれば、
食品販売ゾーンでの食材購入も、期待できる。

さらに、イータリーの「料理教室のイベント」
にも関心を示すかも、しれない。

こうして、エンゲージメント形成のステップが、
用意されている(選択肢が多いとも言える)のだ。

イータリーの新たな日本展開に、注目だ。

筆者(松田)も、イータリー原宿で、実食した。

美味しいし、テラスは快適だし、
店員さんも親切で、フレンドリーだった。

新しいイータリー・モデルに注目だ。




高評価な環境デザイン とは ?
-- 消費者 経済 総研 --

高評価な環境デザイン とは ?

ここからは、店舗ではなく、
ウィズ原宿の空間について、解説する。

ウィズ原宿は、高評価な環境デザインだ。
その理由は何か ?

ウィズ原宿の空間設計を、解説する。

-- 消費者 経済 総研 --

◆コンクリートよりも「」 その効果とは?

①木製 ②金属製 ③コンクリート製の3種の箱に、
マウスを、入れた静岡大学の研究がある。

経過生存率を比較した結果、
23日目のマウスの生存率は

① 木 製     :85%
② 金属製     :41%
③ コンクリート製 : 7%

人間を始め、生き物は、コンクリートの中より、
木の中にいる方が、良いのだ。



-- 消費者 経済 総研 --

◆木の他、も豊かな空間



 店舗脇にも緑豊かなしつらえ


 建物のひさしも、緑が豊かな空間


 低層部の屋上も、緑豊かな空間


 周辺の借景の緑(明治神宮の杜)も活用


-- 消費者 経済 総研 --

◆路面店舗の「雁行」のメリット とは ?

1Fの原宿駅側に、4つの路面店舗が、並ぶ。
各区画ごとに、ファザードが、「雁行」している。

・イケア
・ユニクロ
・ビューティ・スクエア(資生堂)
・オッシュマンズ

以上が、その4店舗だ。

雁行せずに、フルフラットだと、
各店舗の存在感と個性が、薄まる。


この雁行で、各区画の存在感・個性を、
強調できる効果が、あるのだ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆内部店舗への誘導の仕掛け とは ?

上記の4店舗以外に、内側に12店舗がある。
その12店舗への誘導も、計算されている。

メインの入り口は、思いっきり大きく開口だ。
これで、視覚的に、目立つ入り口になっている。



入り口のフレームを「幅広」に、設置した。
これで心理的にも、入館の促進の効果がある。

しかも、その部材が「木」だ。
木によって、一層、注目される仕掛けになる。

「木などの自然素材を大切にした施設」
とのPRにも、つながる。

-- 消費者 経済 総研 --

◆新たな回遊導線 とは?

「ウィズ原宿 ストリート」は、新・回遊導線だ。
「原宿駅前」と「竹下通り」を結ぶ。

当施設は、原宿駅 ⇔ 竹下通り の間にある。

原宿駅の駅前から、当施設へアクセスできる。
また、竹下通りから、アクセスもできる。



「原宿駅前ストリート」と「竹下通りストリート」を
「建物内ストリート」がつなぐのだ。

それが、「 WITH HARAJUKU STREET 」だ。

開発者は「WITH HARAJUKU STREET」を中心とした
「道の建築」を、イメージしている。

街全体の「賑わい+回遊性」を高める。
「原宿エリアの活性化」にも、貢献しているのだ。

ウィズ原宿側にとっては、
街の回遊者を、吸引しやすくなる効果がある。

-- 消費者 経済 総研 --

◆開放感あふれる内部空間 とは ?

建物の内側の廊下は、壁面で覆われていない。
そのため、風が通り、見通しも開ける。

よって「建物内でも、開放感」を、感じるのだ。

「壁面で覆われていない」とは、
廊下の突き当たりが、「壁面なし」ということだ。

しかし、それだけでは、ない。

その突き当たり場所が、
テラス状のオープンエアー空間なのだ。



そのため「コンクリートの塊のビルの中にいる」
という感覚を、消失させる効果がある。

-- 消費者 経済 総研 --

◆開放と閉鎖で、 どう 違う?

一方で、開放空間には、デメリットがある。
廊下は開放空間なので、エアコンは効かない。

筆者(松田)が、ウィズ原宿を訪れた日は、
高温多湿だったので、結構汗をかいた。

しかし「暑さのマイナス」よりも、
「開放感のプラス」が上回ると、体感した。

同じ頃に、別の旧来型の「大箱型SC」を、視察した。  
 ※ SC = ショッピングセンター

その日も、高温多湿だった。

そこは「室内・閉鎖型」で、エアコンは効いていた。
汗は、かかなかった。

・「汗をかく ウィズ原宿」
・「汗をかかない 大箱SC」

この2つは、比較に、ならなかった。

「汗をかくウィズ原宿」の方が、
圧倒的に楽しいのだ。

その大箱SCは、約200店舗規模だ。
すぐに、退屈し、疲れてしまった。

「ウィズ原宿」では、疲れ知らずで、
筆者(松田)は、長い時間、滞在した。






令和は、再度、空間の魅力へ注目
筆者(松田)は、表参道、代官山、渋谷エリアを
前職で、担当した時期が、あった。

表参道では、
3つのプロジェクトを、新規開発した。

そのうち2つは、
開放型の低層ファッション・カフェのモールだ。

いずれも、「広場」を、センターに配置している。

また、そのうちの1つの施設では、
敷地入口に大きな「クスノキ」がある。

 その大木は「大きな邪魔者」かもしれない。

しかし、その木を切らず、緑を残した。
そして、活かすプランでコンペに臨みた。

この木を活かす点も評価された。
こうして、私松田達の提案が選定された。

これら中庭・広場活用等のデザインスキームは、
各方面からも、関心を寄せて頂きた。

国土交通省、東大都市工学科などをはじめ、
各方面からインタビューを受けた。

また、「商店建築」にも、取り上げて頂きた。

「そよ風、青空の空間 + 縁日のお祭り」
として筆者(松田)は論文を書いたことがある。

それで、「日本不動産学会」からの表彰を、
頂いたこともあった。

これらの時期は、2000年前後だ。
「時間消費」という言葉が、注目された時代だった。

しかしその後の日本では、
RSCが郊外ロードサイドに、続々誕生した。

 ※RSC:200店舗や300店舗などの大箱SC
 ※SC:ショッピングセンター
 
近年のSCには、EC(ネット通販)の逆風が吹く。

リアル空間のSCに集客するには、
空間の魅力付けが、重要だ。

令和時代からは、再度、魅力空間の時代だ。
「空間消費」とでも言おうか。

 -開かれた魅力空間が、人々を呼び込む-



空間の違い|平成時代と令和時代
商業施設の「空間の変遷」を、解説する。
平成から令和にかけての変遷だ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆平成の時代は?

平成時代の都市部では、どうだったか?

コンクリートに囲まれた「百貨店・駅ビル」が、
多く誕生した。

郊外のロードサイドでは、どうだったか?

「大箱ショッピングモール」が、増えた。
店舗数は、200店規模の、商業施設だ。

それらの多くが、「開放的」な構造ではない。
箱型の「閉鎖的」な空間である。

閉鎖的であっても、効率よく、買い物できる。
その「効率性・利便性」が、重視されていたのだ。

しかし昨今では、効率的な買い物するなら、
EC(ネット通販)の方が便利、という人も多い。

-- 消費者 経済 総研 --

◆令和の時代は?

平成では、「便利だけど、閉鎖空間」だった。
令和では、「開放的な空間」へ、シフトしている。

代表例が、ウィズ原宿だが、それだけではない。

立川グリーンスプリングス、ミヤシタパーク、
JR横浜タワー、東京トーチなど様々ある。

これらは、令和にオープンの
消費者 経済 総研が選定したベスト35の施設だ。




建築デザインまとめ
「閉鎖空間」ではなく「開放空間」が令和のトレンド
いるだけでも、心地よい、楽しい

-- 消費者 経済 総研 --

◆「木」を感じる

 ~コンクリートよりも、「木」~
   随所に「木の温もり」が、感じられる空間


-- 消費者 経済 総研 --

◆「みどり」を感じる

 ~ここは、原宿なのに「みどり」豊かな空間~
   ふんだんな緑化がなされた


-- 消費者 経済 総研 --

◆周辺の緑の景色を感じる

 ~周辺の森の緑とも連動~



  明治神宮の森を借景として活用

-- 消費者 経済 総研 --

◆「風」を感じる

 ~解放感あふれる内部空間~


 廊下の突き当たりが「壁面なし」
 風が通り、見通しも開け「建物内でも、開放感」

-- 消費者 経済 総研 --

◆「青空」を感じる

 ~突き当たりが、オープン・テラスの空間~



-- 消費者 経済 総研 --

◆コンクリートを忘れる

 ~コンクリートのビルの中にいる感覚がない~
   外壁面が少ない効果

-- 消費者 経済 総研 --

◆「散策」を楽しめる

 ~ビルの内部が、心地よい散策ストリート~


  開放的な廊下にショップが、面することで、
  街中の路面店を、散策している感覚に

-- 消費者 経済 総研 --

◆まちと連動する

 ~原宿駅前と竹下通りとの新たな回遊導線~



  街全体の「賑わい+回遊性」を高め
 「ハラジュク・エリアの活性化」にも貢献
ウィズ原宿の特集|前編・後編
ウィズ原宿の特集は、
下記の「前編・後編」の2ページに、分かれます。

◆Vol.2 本ページ(後編):
 ビジネス視点での分析・解説

◆Vol.1 別ページ(前編):
 消費者視点での注目のショップ・スポット紹介
令和は、魅力的空間が、続々誕生
令和は、楽しみな魅力的な、新空間が続々誕生です

令和|注目の新スポット|ベスト30も、
ご覧ください。
【著作者 プロフィール】
■松田 優幸 経歴
 (消費者経済|チーフ・コンサルタント)

◆1986年 私立 武蔵高校 卒業

◆1991年 慶応大学 経済学部 卒業

*経済学部4年間で、下記を専攻
・マクロ経済学(GDP、失業率、物価、投資、貿易等)
・ミクロ経済学(家計、消費者、企業、生産者、市場)
・労働経済
  
*経済学科 高山研究室の2年間 にて、
・貿易経済学・環境経済学を研究

◆慶応大学を卒業後、東急不動産(株)、
 東急(株)、(株)リテール エステートで勤務

*1991年、東急不動産に新卒入社し、
途中、親会社の東急(株)に、逆出向※

​※親会社とは、広義・慣用句での親会社 

*2005年、消費・商業・経済のコンサルティング
 会社のリテールエステートに移籍

*東急グループでは、
消費経済の最前線である店舗・商業施設等を担当。

各種施設の企画開発・運営、店舗指導、接客等で、
消費の現場の最前線に立つ

*リテールエステートでは、
全国の消費経済の現場を調査・分析。
その数は、受託調査+自主調査で多岐にわたる。

商業コンサルとして、店舗企業・約5000社を、
リサーチ・分析したデータベースも構築

◆26年間の間「個人投資家」としても、活動中

株式の投資家として、
マクロ経済(金利、GDP、物価、貿易、為替)の分析や
ミクロ経済(企業動向、決算、市場)の分析にも、
注力している。

◆近年は、
消費・経済・商業・店舗・ヒットトレンド等で、
番組出演、執筆・寄稿、セミナー・講演で活動

◆現 在は、
消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
兼、(株)リテール エステート リテール事業部長

◆資格は、
 ファイナンシャル・プランナーほか


■当総研について

◆研究所概要
*名 称 : 消費者経済総研
*所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者 : 松田優子
*U R L : https://retail-e.com/souken.html
*事業内容: 消費・商業・経済の、
 調査・分析・予測のシンクタンク

◆会社概要
「消費者経済総研」は、
株式会社リテールエステート内の研究部署です。

従来の「(株)リテールエステート リテール事業部
消費者経済研究室」を分離・改称し設立

*会社名:株式会社リテールエステート
*所在地:東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者:松田優子
*設立 :2000 年(平成12年)
*事業内容:商業・消費・経済のコンサルティング

■松田優幸が登壇のセミナーの様子

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チーフ・コンサルタント 松田優幸