【政党一覧比較】左右,保守,リベラル,中道|2022参議院選挙|消費者経済総研|2022年7月9日
- ■政党公約 比較ページは?
- ◆3つの 政策 編(別ページ):
①金融政策、②財政政策、③成長戦略
◆私達の暮らし 編(別ページ):
①物価対策、②賃金・収入、③消費税
◆左派右派、保守リベラル 分類編:
各党は、どの位置に?(本ページ)
■番組出演・執筆・講演等のご依頼は、 お電話・メールにてご連絡下さい。 ■最新稿:2022年7月9日 本ページは、修正・加筆等で、 上書き更新されていく場合があります。 ■ご注意 「○○の可能性が考えられる。」というフレーズが続くと、 読みづらくなるので「○○になる。」と簡略化もしています。 断定ではなく可能性の示唆であることを念頭に置いて下さい。 本ページ内容に関しては、自らの責任において対応して下さい。 また「免責事項」をお読みください ■引用 皆さまに、本ページの引用や、 リンク設定などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。 引用・転載の注意・条件 をご覧下さい。 |
- ■保守(右派)、リベラル(左派)とは?
- 2022参院選・選挙での各党のスタンスを解説
保守(右派)、リベラル(左派)とは?を、
本ページは「経済政策のスタンス」で解説する。
米国や昭和の日本の政党構図は、わかりやすい。
一方、令和の日本の政党の数は多く、わかりにくい。
そこで先に、「米国」・「昭和の日本」から解説する。
保守・リベラルの特徴や、メリット・デメリットは?
-- 消費者 経済 総研 --
◆アメリカの 保守とリベラル とは?
民主党(リベラル) ⇔ 共和党(保守)
米国では、
民主党がやさしい党で、共和党ががたくましい党。
「リベラルは左派、保守は右派」との言い方もある。
なお左右の語源は、かつてのフランス議会からだ。
議長席から見て、
・「右側に 保守勢力」が陣取り、
・「左側に 革新勢力」が陣取っていた事が由来だ。
これが「右翼・左翼」の語源である。
-- 消費者 経済 総研 --
◆「分配と成長」 では?
左派(リベラル)は、分配・平等 を重視する。
右派( 保 守 ) は 、競争・成長 を重視する。
-- 消費者 経済 総研 --
◆政府の「大きさ」 は?
左派は、大きい政府だ。右派は、小さい政府だ。
◆「大きい政府」とは?
大きい政府は「政府の関与度合い」が、大きくなる。
政府の予算も大きい。政府の収入(歳入)も大だ。
「政府の収入が大」とは、税金も高い事を意味する。
「高い税金」→「高負担」である。
高い税金を、充分な福祉等に使うので有名なのが
スウェーデンである。
※スウェーデン・日本の税水準は、下記を参照
「日本はスウェーデンより消費税多い国?」
- ■外交や軍事は?
- 本稿は、政策の評価は、「経済」に、特化している。
しかし少しだけ「外交・軍事」にも言及しておく。
わかりやすい例は、米国のオバマ政権である。
民主党のオバマ政権は、リベラルであり、
外交・軍事面では、穏健派だった。
その前の共和党のブッシュ政権や
後の共和党トランプ政権と、比較すれば明確だ。
「やさしいリベラル・たくましい保守」 の特徴は、
経済面のみならず、外交・軍事でも現れる。
なお、右派をタカ派、左派をハト派
との言い方もある。
- ■保守とリベラル どっちが良いか?
- 保守とリベラル どっちが良いか?
これは、価値観の問題でもある。
なお米国では、保守(共和党)とリベラル(民主党)の
バトンタッチが、繰り返されてきている。
- ■昭和の日本・世界、令和の日本は?
- 繰り返すが、「競争・成長」と「分配・平等」は、
どちらが良いかは、価値観の問題だ。
-- 消費者 経済 総研 --
◆昭和の日本は?「競争・成長」と「分配・平等」
昭和の日本では、どうだったか?
前者を自民党が、後者を社会党・共産党が、担った。
議席数は、自民党が多かった。
(社会党の右側に、民社党もあり、また中道系等もあったが、
ここでは、わかりやすさのために、三党に、絞って例示した)
◆昭和の世界は?
昭和の世界では、どうだったか?
「競争・成長」と「分配・平等」は、
前者をアメリカが、後者をソ連が、主導した。
経済では、アメリカ陣営の方が、繁栄した。
◆2022年の日本は? 一覧で比較
経済政策で分類すると、下記の位置ではないか?
◆左右を、区分する要素が、一部変化した?
左派は「分配・平等」で、右派は「競争・成長」だ。
左派の分配は、手段で、目的は平等だ。
右派の競争は、手段で、目的は成長だ。
~目指すのは、左派は平等 右派は成長~
世界でも右派は、競争を原動力とし成長してきた。
民間の競争促進のため、政府の関与度は小さい。
しかし、日本は低成長だ。
民間競争だけでは、低成長から脱っせなくなった。
よって、政府の支出の増加で、
「成長を後押し」する必要がある。
「積極財政」という栄養カンフル剤である。
※「積極財政とは?」
「成長という目的実現」のために、
短期~中期的には、「大きな政府」になる。
従来型の成長モデルから、変わってきたのだ。
本来は「大きな政府」は、左派だ。
2022・参院選では、大きな政府でも
成長目的であるなら、右側に来ることになる。
従来型の小さい政府は、維新の会だけである。
*自由民主党 は?
自民党は、右から4番目とした。
自民党は、以前は「一番右」でもあった。
それは、中曽根政権、小泉政権などの
「新・自由主義」の政権だ。
政府の機能を、民営化し、政府を小さくした。
日本国有鉄道→JR、郵政省→日本郵政(株)等だ。
しかし岸田総裁は、「脱・新自由主義」だ。
また、「分配」を、強調している。
岸田派(宏池会)は、伝統的に「自民党の中の左側」だ。
*日本維新の会 は?
維新の会は、大阪行政のムダの削減に実績がある。
2021年では「小さい政府」を、目指していた。
2022年は、若干変化を感じるが、
引き続き「改革と成長」をうたっている。
*国民民主党 は?
国民民主党は「中道」を、標榜している。
キャッチフレーズは「給料を上げる」だ。
つまり「成長」志向が強い。その点では右派である。
国債の一部の「永久国債化」をうたっている。
つまり財政政策は、MMT的である。
また「積極財政」を強調し、大きな政府である。
※「MMT」は、下記の簡単解説を、ご覧頂きたい。
【簡単に】MMT理論とは
*NHK党 は?
NHK党は、放送テーマ以外では、
以前は自民党に近いと、表明してきた。
財政政策は、MMT的であり、
積極財政での成長にも言及していた。
最近は、改革路線にも、言及している。
また維新・国民民主の税制に協力の姿勢もみせる。
*立憲民主党 は?
立憲民主党は「分配」を、強調している。
また労働組合の支援もある。(国民民主も組合支援あり)
*れいわ新選組 は?
れいわ新選組の財政政策は、
とても大胆な「大きい政府」だ。
大胆で大きな財政政策で、成長も目指している。
その意味では、右側でもある。
れいわ新撰組は、各党の中で最もMMT主義である。
ちなみに、右寄りの自民党の中でも、
総裁選に出た「高市氏」も、MMT主義的である。
右派・自民党の総裁4候補で、最も右翼の高市氏と、
れいわ新撰組が、MMT主義派なのは、興味深い。
(なお、れいわ新撰組や高市氏は、
MMTの言葉は使わず、MMT主義とは言ってない)
*公明党 は?
自民党と連立を組む公明党は、やさしい党だ。
自民党が右側を担い、公明党が左側を担う。
公明党の公約の方向性は、社民・共産にも近い。
*社会民主党 は?
特徴は、党首も、候補者にも女性が多い。
一言でいえば、やさしい政治である。
社民・共産は、伝統的に左派である。
しかし社民党・社会党は中道側に近い。
前身の「日本社会党」は、社会主義だったが、
「社民党」は、社会民主主義で、社会主義ではない。
社会党の時代は、マルクス主義の流れをくむが、
1986年からは、マルクス主義ではない。
中道左派との性格もあり、
中道の政党との連携も、以前からあった。
社会党時代では、自民党との連立政権まであった。
*日本共産党 は?
「社会主義・共産主義の社会をめざして」
と、共産党の綱領に記載がある。
なお綱領に登場する回数は
「社会主義」の方が、「共産主義」よりも多い。
よって日本共産党は、社会主義政党と捉えられる。
共産主義、社会主義、社会民主主義の位置は、下図
なお西欧でも、社会民主主義の政権はある。
最も左派が、共産主義つまりマルクス主義である。
労働者のための政治と社会である。
◆MMTの視点では?
国民民主党、れいわ新撰組、NHK党の、
この3党は、MMT主義派的である。
(2022年のN党は、MMTから若干距離がでた)
なお自民党は、MMT主義ではなく
「MMT的理論」を、実質的に実践している。
※「MMT的理論」は、下記解説を、ご覧頂きたい。
【簡単に】MMT理論とは
各党の「財政政策」の具体的な政策は、
3つの経済政策を、ご覧頂きたい。
- ■2021では 分配が キーワード?
- 2021年の衆議院選挙では、
「分配」が、注目ワードになっていた。
そして「成長」との兼ね合いが、注目されている。
分配と成長は、相反する概念だ。
これは、「食べ物の配分」の話に、よく例えられる。
聞いた事あるかもだが、「ピザ」や「パイ」の話だ。
「ピザを平等に分配」 するより前に、やる事がある。
「ピザ全体を、大きくする 」 のだ。
次に「ピザの例」で解説する。
-- 消費者 経済 総研 --
◆分配|学生は、ピザをどう分ける?
下宿学生A君,B君,C君は、ピザをどう分ける?
「下宿学生2人が、ピザを注文する」例え話をする。
大雨なので、食べ物を買いに出るのを、嫌がった。
そこで 「ピザを注文し、2人で食べよう」となった。
2人は、A君とB君だ。なおA君は努力家だ。
Mサイズのピザは、8切れ(8ピース)だ。
B君は、次のように、言った。
「Mサイズを、宅配で注文し、
計8切れを、1人4切れで、2人で分けよう」
それに対し、努力家のA君は、下記の提案をした。
「宅配ではなく、持ち帰りにしよう。
持ち帰りならば、料金は半額で、お得だよ。
半額だから、ピザが、2枚買えるよ。」
ピザ1枚(8切れ) では、1人 4切れ だ。
ピザ2枚(16切れ) なら、1人 8切れ だ。
しかし大雨なので、ピザを取りに行くのは、面倒。
そこで、努力家のA君が、
「自分が取りに行くよ」 と提案した。
-- 消費者 経済 総研 --
◆16切れを、どう分ける?
ピザ2枚の16切れを、下記のように分けた。
努力家のA君は9切れ +B君は7切れ
B君の当初の案は、1人4切れだった。
A君の努力で、ピザの全体量が、大きくなった。
何もしないB君も、4切れ→7切れと、増えた。
A君は、大雨の中、頑張って、お店に取りに行った。
よってA君が「多めの9切れ」なのは、納得だろう。
A君の努力で、全体のボリュームが増えた。
つまり、「ピザが、大きくなった」のだ
「大きくなったピザ」を、分けたのだ。
-- 消費者 経済 総研 --
◆平等分配の C君 の場合は?
A君は、次の週は、別のC君と、一緒になった。
前回のB君との時と同じく、また大雨だった。
C君も、ピザが好きである。
C君は、面倒屋で、雨も嫌いで、宅配を提案した。
そこで、努力家のA君が、下記の提案をした。
「自分(A)が、取りに行くよ。
同料金で、8切れ→16切れ に増えるから
自分(A)は、多めの9枚で、いいかな?」
しかし、C君は平等にこだわる人で、
「反対! 2人とも平等に、1人8枚だ。」
と言った。
これをA君は、納得しなかった。
「なぜ大雨の中、濡れながら、
自分(A)1人で、取りに行くのに、同じなの?」
「増えた8切れの全部を
自分(A)が、取るのじゃないよ。
C君も、増えるんだよ。」
C君は、平等主義で、「分け前の格差」を認めない。
努力が、報われないのを、A君は納得しなかった。
結局、宅配注文になり、少ない1枚(8切れ)になった。
各自の分け前は、「少ない4切れ」となった。
平等主義は、
「全体のピザを、大きくする」ことができなかった。
努力家が報われるならば、全体を大きくし、
自分の分け前も、他人の分け前も、両方増える。
- ■「競争と成長」、「分配と平等」
- 分配は、「格差解消・平等実現」へ寄与する。
つまり、分配は手段であり、目的は「平等化」だ。
政策での「分配」とは、
富裕層→庶民へ、お金を配分 することだ。
メリット・デメリットを、解説する。
競争の中で努力をし、高収入を獲得した人がいる。
その人は、より高い収入をと、さらに努力をする。
高収入目指し、努力家やチャレンジャーが増える。
すると、産業も発展し、GDPも成長拡大する。
その人の年収は、大きく増えるし、GDPも増える。
努力しなかった人は、どうなる?
経済成長の恩恵に預かり、少ないが年収は増加だ。
これが 「 競争 と 成長 」 である。
一方で 、「 分配 と 平等 」 は、どうか?
高収入の人から、高い税金を徴収する。
一方、低収入の人の税金は、ゼロ 又は 安くする。
こうしてその両者の「税引後の手取り」は、近づく。
メリットは、平等である。
デメリットは、高収入の人の意欲が下がることだ。
意欲が下がれば、国全体のGDP成長が、減速する。
「競争・成長」と「分配・平等」は、
どちらが良いかは、既述の通り、価値観の問題だ。
昭和の日本では、どうだったか?
前者を自民党が、後者を社会党等が、主張した。
議席数は、自民党が多かった。
昭和の世界では、どうだったか?
前者をアメリカが、後者をソ連が、主導した。
経済では、アメリカ陣営の方が、繁栄した。
- ■「分配平等」「競争成長」のバランス
- 平等化は、「成長減速」に、なりうる。
A「競争→成長」と、B「分配→平等」は、相反する。
成長・平等の両方の獲得は、
既述の例え話のように、原理的に難しいからだ。
「分配・平等」の路線では、「成長」は減速する。
「成長・競争」の路線では、「平等」は満たされにくい。
なお、両者をミックスすることは、できる。
これを「混合経済」という。
混合経済では、両方を尊重できる。
しかし、実現度は、それぞれ低下する。
平等の要素を、増やせば、成長は低下する。
成長の要素を、増やせば、平等は低下する。
分配の政策は、
日本全体のGDP成長率に、影響を及ぼす。
「ピザを平等に分配」 するより前に、やる事がある。
「ピザ全体を、大きくする 」 のだ。
※しかしこれは既述の通り価値観の問題である。
昭和では、今よりわかりやすい与野党構造だった。
社会党・共産党が、分配・平等を重視した。
自民党が、競争・成長を重視した。
(もっとも自民党は分配も対応した向きもあるが)
- ■大きい政府 と 小さい政府 とは?
- 左派は、大きな政府で、右派は、小さな政府だ。
大きい政府では、収入も支出も、両方大きくなる。
※なお政府収支は、収入を歳入、支出を歳出と言う。
ここでは難解化回避で、平易な表現とした。
-- 消費者 経済 総研 --
▼大きい政府は、支出が多い?
収入・支出のうち、まず「支出」はどうか?
大きい政府は、積極的な財政支出をする。
アメリカ民主党も、道路・橋・通信網のインフラや、
生活、教育へ、積極的に支出をする。
-- 消費者 経済 総研 --
▼大きい政府は、「収入→税収」も、大きい?
前項は支出だったが、「収入」はどうか?
大きい政府は、収入も大きい。
収入が大きいとは 「税収も多い」 という事だ。
つまり、「 国民や企業の 税負担は、高く 」 なる。
税負担が高ければ、経済にブレーキがかかる。
国民の不満や、企業の反発も、招きやすい。
-- 消費者 経済 総研 --
▼支出は大きく、収入は小さく?
そこで 「支出は大きい」 ままだが、
「収入(税収)を、増やさない」 では、どうなる?
「 支出> 収入」 なら、財政は赤字である。
税収増やさず、支出増では、赤字になる事がある。
- ■「バラマキ→財政赤字は、善」 とは?
- ◆「財政赤字は、善」 の 理由 とは?
各党ともに、給付金を公約に挙げている。
これを「バラマキ政策」だとの批判もある。
ところで、バラマキは、「悪」なのか?
お金を国民にバラマけば、財源の問題が浮上する。
増税しなければ、財政は赤字になる。
すると、財政の赤字は、「悪」なのか?
悪ではない。むしろ「善」だ とも言える。
経済理論のMMTが、近年、注目を浴びている。
MMT理論では、「赤字は、むしろ善」なのだ。
MMTのデメリット(副作用)は、インフレだ。
日本はデフレなので、インフレ副作用は好都合だ。
こうして、財政赤字は、経済成長に寄与する。
日本では、デフレ脱却にも寄与する。
「MMTなんて、とんでもない!」と言う人がいる。
しかし既に、日本は「MMT的な理論」を実施中だ。
これらは、下記の簡単解説を、ご覧頂きたい。
- ■先進国は、財政赤字?
- アメリカ、イギリス始め、外国は赤字の国も多い。
財政赤字は、何も珍しいことではない。
2020年のG7(先進7国)では、7か国は、全て赤字だ。
コロナ前の2019年でも、大半が赤字国だ。
財政赤字の躊躇は不要だ。やればいいだけの話だ。
しかしワイズ・スペンディングである事は必須だ。
「財政支出を増やす」とは、具体的にはどうか?
例えば、土砂災害・洪水を防ぐために、堤防を作る。
すると、コンクリートに対する需要が、増える。
つまり 「 需要↑ > 供給 」 に傾く。
それで、受注企業の売上も増加し、GDPも増える。
企業の売上増加は、社員の給料増の原資になる。
※わかりやすいので「コンクリートの例」を出した。
財政支出の対象は、コンクリートではなく、
教育、福祉、脱炭素、デジタル化などが良い。
また 「 需要↑ > 供給 」 で、物価上昇へ傾く。
物価上昇目標2%の達成にも、貢献する。
財政支出を増やせば、日本の総需要は増える。
GDPを、簡単にプラス・オンできる。
民間企業の売上も増える。プラスがプラスを呼ぶ。
◆物価UP なぜ必要? なぜ 目標2%?
ところで「物価の上昇」は、なぜ必要なのか?
物価下落だと、給料等の下落に、なりうるからだ。
この点は、下記の簡単解説を、ご覧頂きたい。 物価の上昇は、2%が良いのである。
物価上昇目標2%は、世界標準でもある。
この目標を降ろすと、
世界経済の中で、日本にはマイナスに働く。
なぜ、2%じゃないと、ダメなのか?
この点は下記の簡単解説を、ご覧頂きたい。
- ■赤字増加→借金増加 これもOK?
- 前項の通り、財政支出の増加は、良いことが多い。
しかし、「国の財政の赤字」の問題がある。
財政赤字が発生すれば、国の借金は増加する。
しかし「国の借金」も、問題ではないのだ。
積極的に、財政支出を、して良いのだ。
こうして、財政の収入側の「増税」も不要なのだ。
財政赤字も、国の借金も、問題なしとの理由は、
下記の3編の簡単解説を、ご覧頂きたい。
- ■各政党の 財政政策は?
- ▼財政の「支出」は、短期は増加。長期は?
各党は概ね、コロナ禍対策・物価対策で、
給付金などの経済対策を、掲げている。
短期的には、緊縮財政ではなく、積極財政だ。
しかし、短期のみでなく、
長期的にも「 積極財政 」にすべきなのだ。
-- 消費者 経済 総研 --
▼財政の「収入」の方は、どうか?
前項の話は、「 国の支出 」 側の話である。
国の財政は 「支出」 と 「収入」 の両面だ。
収入の主たるものは、税収だ。
税収、まずは「消費税」の各党の姿勢はどうか?
- ■消費税の 減税と増税は?
- 各党で、消費税の減税を語ったのは、どこか?
自民・公明以外は、軒並み消費税は減税or廃止だ。
多くの諸外国で、消費税の減税を、実施している。
非常時としての「短期の減税」でもよい。
結果を見てから、長期的な減税の検討でもいい。
消費税の減税をした国は、下記をご覧頂きたい。
「世界各国では、どうしている?」
-- 消費者 経済 総研 --
▼消費税の増税のたびに、日本にダメージ?
1997年消費税増税で、失われた20年が始まった。
せっかく上昇中だった私たちの年収が下落へ
2014年増税では、アベノミクスを台無しにした。
消費税・増税のグラフやダメージについては
下記のわかりやすい解説を、ご覧頂きたい。
-
- ■政党公約 比較ページは?
- ◆3つの 政策 編(別ページ):
①金融政策、②財政政策、③成長戦略
◆私達の暮らし 編(別ページ):
①物価対策、②賃金・収入、③消費税
- ■ 関連ページは
-
◆2021年版は、
【経済政策 政党公約 比較一覧】2021総選挙
◆自民党の総裁選挙での岸田氏政策は、
【岸田総裁 経済政策 解説】公約・経済対策は
◆自民党・総裁選4候補者の政策の違い一覧は、
【経済政策比較 2021総裁選挙】候補者の政策
◆「お金の量が増加 → 物価上昇 」のメカニズムは、
ミカンの例で、簡単3分解説|インフレやデフレ
◆「物価の上昇」は、なぜ必要なのか?
なぜ、インフレ(脱デフレ)を、目指すのか?
◆世界標準の物価2%が、未達のリスクは、
【簡単】インフレ|2%より低いと、どうなる?
◆国の借金は問題ないは、
なぜ日本借金大国は嘘?|国の借金は大丈夫な理由
◆アベノミクス3本の矢とは
アベノミクス成果,評価とは?3本の矢の効果
◆財政赤字は、悪ではなく、むしろ善は、
【簡単に】MMT理論|批判・問題点は間違い?|
◆過去の消費税増税で、経済へダメージの解説は、
消費税|減税の効果・メリット,増税の影響・デメリット
◆消費税の減税をした国は、
消費税減税|世界各国では、どうしている?
■番組出演・執筆・講演等のご依頼は、 お電話・メールにてご連絡下さい。 ■ご注意 「○○の可能性が考えられる。」というフレーズが続くと、 読みづらくなるので、 「○○になる。」と簡略化もしています。 断定ではなく可能性の示唆である事を念頭に置いて下さい。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、 自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、 対応して下さい。また「免責事項 」をお読みください。 ■引用 真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、 出口が見えないと大変不安です。 しかし「出口は1km先」などの情報があれば、 真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。 また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、 過度に悲観してしまう人もいます。 不安で苦しんでいる人に、出口(アフターコロナ)という プラス情報も発信することで、 人々の笑顔に貢献したく思います。 つきましては、皆さまに、本ページの引用や、 URLの紹介などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。 引用・転載の注意・条件をご覧下さい。 |
- 【著作者 プロフィール】
- ■松田 優幸 経歴
(消費者経済|チーフ・コンサルタント)
◆1986年 私立 武蔵高校 卒業
◆1991年 慶応大学 経済学部 卒業
*経済学部4年間で、下記を専攻
・マクロ経済学(GDP、失業率、物価、投資、貿易等)
・ミクロ経済学(家計、消費者、企業、生産者、市場)
・労働経済
*経済学科 高山研究室の2年間 にて、
・貿易経済学・環境経済学を研究
◆慶応大学を卒業後、東急不動産(株)、
東急(株)、(株)リテール エステートで勤務
*1991年、東急不動産に新卒入社し、
途中、親会社の東急(株)に、逆出向※
※親会社とは、広義・慣用句での親会社
*2005年、消費・商業・経済のコンサルティング
会社のリテールエステートに移籍
*東急グループでは、
消費経済の最前線である店舗・商業施設等を担当。
各種施設の企画開発・運営、店舗指導、接客等で、
消費の現場の最前線に立つ
*リテールエステートでは、
全国の消費経済の現場を調査・分析。
その数は、受託調査+自主調査で多岐にわたる。
商業コンサルとして、店舗企業・約5000社を、
リサーチ・分析したデータベースも構築
◆25年間の間「個人投資家」としても、活動中
株式の投資家として、
マクロ経済(金利、GDP、物価、貿易、為替)の分析や
ミクロ経済(企業動向、決算、市場)の分析にも、
注力している。
◆近年は、
消費・経済・商業・店舗・ヒットトレンド等で、
番組出演、執筆・寄稿、セミナー・講演で活動
◆現 在は、
消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
兼、(株)リテール エステート リテール事業部長
◆資格は、
ファイナンシャル・プランナーほか
■当総研について
◆研究所概要
*名 称 : 消費者経済総研
*所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者 : 松田優子
*U R L : https://retail-e.com/souken.html
*事業内容: 消費・商業・経済の、
調査・分析・予測のシンクタンク
◆会社概要
「消費者経済総研」は、
株式会社リテールエステート内の研究部署です。
従来の「(株)リテールエステート リテール事業部
消費者経済研究室」を分離・改称し設立
*会社名:株式会社リテールエステート
*所在地:東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者:松田優子
*設立 :2000 年(平成12年)
*事業内容:商業・消費・経済のコンサルティング
■松田優幸が登壇のセミナーの様子
- ご案内・ご注意事項
- *消費者経済総研のサイト内の
情報の無断転載は禁止です。
*NET上へ「引用掲載」する場合は、
①出典明記
②当総研サイトの「該当ページに、リンク」を貼る。
上記の①②の2つを同時に満たす場合は、
事前許可も事後連絡も不要で、引用できます。
①②を同時に満たせば、引用する
文字数・情報量の制限は、特にありません。
(もっと言いますと、
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電 話: 03-3462-7997
(離席中が続く場合は、メール活用願います)
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