~街が ツナガル 人々が ツナガル~
「渋谷ブリッジ」(開業は2018年9月から段階オープン)
■■ 今回号の 注目ポイント■■
◆グーグルのような「グローバルIT企業」に加え、
「クリエイティブ・ベンチャー企業」が、シブヤに、集結
◆「渋谷ブリッジ」では、交流し、ツナガル
交流する「ホテル」がある。 交流する「オフィス」もある
交流する「保育所」もある。 交流する「スナック」まである。
◆ホテルは、「エッジの効いた」デザインホテル。 しかし「引き算のデザイン」による
◆ホテルは、「相部屋」もあり、交流が広がる
◆「博報堂」の新スタイルの子会社が「オフィス」区画に、入居
◆その「博報堂ケトル」を中心に、映像・画像クリエイティブ企業が、集結
「クリエイティブ・ワーカーが、交流し、ツナガル」
◆「ストリート・オフィス」を、博報堂ケトルが、開設した。
ストリート・オフィスとは 「シェア・オフィス」や「コワーキング」の進化系
◆そのストリート・オフィスの中には、お洒落な「カラオケ・スナック」まである。
◆スタイリッシュな「保育所」もある。 その保育所の中には「お洒落なカフェ」がある。
◆「渋谷キャスト」では、どこにいても、「笑顔」がある。 そして「交流し、ツナガル」
◆東急は、渋谷を「クリエイティブワーカーの聖地」へする
※このページの情報は、本物件のオープン直後時点を、基準にしています。 現在は変化・変更された部分が、ある場合があります。
以上が「要約編」です、これから「詳細編」です。
■「クリエイティブ・ワーカーの聖地」とは ?
東急は、シブヤを
「クリエイティブ・ワーカーを、魅了するエリアへと、変貌させる」
「“クリエイティブ・ワーカーの聖地”へ」
とのスローガンを、打ち出しています。
◆そもそも「クリエイティブ・ワーカー」とは?
「クリエイティブ・ワーク」で、求人媒体を、見てみると・・・
WEBデザイナー、プランナー、ゲームプランナー、CGデザイナー、DTPデザイン
編集・校正、広報・宣伝、Webプロデューサー・ディレクター
コーディングスタッフ、2D・3Dデザイン、映像制作、イラストレーター、ライター
等々の職種が、並びます。
動画や静止画に、関連するカテゴリーが、多い感じですね。
業界としては、WEB・TV・映画・CM・出版・広告 などのようです。
◆「クリエイティブ・ワーカー」って、どんな人?
実にシンプルな、カジュアルスタイルの人もいますが、とんがった服装の人が多いですよね。
周囲に「クリエイティブ・ワーカーって、どんなヒト?」の話を少し、してみたら、
「ネクタイとスーツが、嫌いなヒト」
「派手な眼鏡を、かけてる」
「ヒゲを、生やしている」
「デニムを、上手に、履きこなしている」
・・・などなど、お洒落さに関連するワードが、多く、出てきました。
やはり、服装や、所持品のアイテムなどに関して「こだわり派」が、多いのでしょう。
一般大衆受けのテイストよりも「とんがったテイスト」を、選好すると思います。
その人達は「テイストに関しての、好き嫌いは、はっきりしている」かもしれないですね。
「渋谷ブリッジ」は、コンセプト・デザイン的には「とがった」方向に振った施設です。
(しかしながら、後述する「引き算の思考」もあります。)
博報堂の新スタイルの子会社は、クリエイティブの基地として、
まさに「渋谷ブリッジ」がふさわしいと考え、「渋谷ブリッジ」を入居先に選びました。
■交流し そして ツナガル
商業施設業界でも「交流」「ツナガル」は、近年のキーワードです。
ヒトとヒトが ツナガル
建物内で ツナガル
施設と別の施設が ツナガル
街が広がり、ツナガル
■「渋谷ブリッジ」(SHIBUYA BRIDGE)とは
~ 渋谷駅と代官山駅 の中間に、位置する。 この2つのエリアを、つなげ 地域の回遊性と賑わいを、創出~
「渋谷ブリッジ」は、約600mの「遊歩道」沿いに位置します。「渋谷川」沿いの道です。
その「遊歩道」は、東急・東横線の「 渋谷駅 ⇔ 代官山駅 」の間の線路が、
地下に潜った後の、地上部の旧線路の跡地です。
「渋谷ブリッジ」は、ホテル、カフェ、オフィス、保育所、スナックなど
多様な用途が集合する「ミクストユース」施設です。
※「ミクストユース」とは、用途が混在する、複合施設
待機児童の受け入れや、訪日外国人の受け入れ等の、地域のニーズに応え、
多世代・異文化を、ツナゲテ「橋渡し」をする施設です。
■「渋谷ブリッジ」概要
(A棟)東京都渋谷区東1-29-1 (B棟)東京都渋谷区東1-29-3
(A棟)1-3F 保育所 (1Fにカフェも有り)
(B棟)1-7F ホテル (1Fにカフェも有り)
2-6F オフィス (1Fにカフェ/スナックも有り)
1F その他2店舗
延床:(A棟)1,282㎡ (B棟)4,370㎡
階数:(A棟)地上3階 (B棟)地上7階
高さ:(A棟)約15m (B棟)約26m
■「渋谷ブリッジで 交流し、ツナガル」とは ?
◆「交流する ホテル」がある
「MUSTARD HOTEL」には、ドミトリー(相部屋)もあり、
室内で、人々が交流し、ツナガリます。
ホテル1階には、カフェ・バー・パティスリーが、あります。
ここでも、多様な人々が交流し、ツナガル場となります。
◆「交流する オフィス」がある ~ クリエイターが ツナガル ~
交流するオフィスである「ストリート・オフィス」があります。
それは「シェア・オフィス」や「コワーキング・スペース」の進化系です。
「渋谷ブリッジ」には、広告会社の博報堂の子会社の「㈱博報堂ケトル」が、入居します。
同社が中心となり、クリエイティブ企業が、計5社が集まって
「ストリート・オフィス」を、設置し運営しています。
「ストリート・オフィス」は「クリエイティブの路面店・商店街」がコンセプトです。
街なかでショッピングをするように、街なかで「行きたくなるオフィス」です。
様々な分野のクリエイターが集まり、新しい仕事を、生み出していくという
「クリエイティブ・コミュニティづくり」を、目指しています。
同時に「新しい働き方」の実践を行います。
ルーフテラスでのイベントを、積極的に開催する事でも、新たな賑わい・交流に寄与します。
◆「交流する スナック」がある ~ カラオケもできる クールで お洒落な スナック~
「ストリート・オフィス」の1Fには、飲食店があります。
ここは、クリエイティブ向けの、クールな飲食店です。
昼は「カフェ」、夜は「スナック」の二毛作です。
夜は、日替わりの「ママ」が、カウンターに立ちます。
夜のスナックで、クリエイティブ業界の人々が、交流し、ツナガルのです。
なお、古びれた「場末のスナック」とは異なる空間です。念のため。
※一般客も利用可。スナックタイムは20~25時、チャージ1人:千円(カラオケ代・お通し込)
◆「交流する 保育園」がある
「渋谷ブリッジ」には、スタイリッシュにデザインされた「保育園」があります。
その保育園の中に、保育園が運営する、オシャレな「カフェ」も、あります。
このカフェは、一般客でも利用できます。そこには、園児たちも、訪れます。
こうして、一般の街の人々や、クリエイティブ・オフィスの人々や、
園児・保育士さんたちが、交流し、ツナガルのです。
■フロア構成
◆A棟 1~3階 「渋谷東 しぜんの国 こども園 small alley」/保育所型 認定こども園
◆A棟 1階 「small alley café」/カフェ(保育園がプロデュースしたカフェ)
◆B棟 1階の店舗
★「Megan」/カフェ・バー・パティスリー
★「No rail No rule」/昼:カフェ・夜:スナック
★「Triangle curry」/カレー居酒屋(開業前)
★「7M」/ギャラリー・物販(開業前)
◆B棟 1~7階 「MUSTARD HOTEL」/ホテル
ドミトリー(相部屋)から、個室まで、様々な客室タイプが、あります。(全76室)
◆B棟 2階「TRAIN TRAIN TRAIN 」/ストリート・オフィス
「博報堂ケトル」を始めとする、クリエイティブ企業が、
計5社が集まって、運営する「ストリート・オフィス」です。
◆B棟 2~6階/クリエイティブ・オフィス
映像編集企業と、デジタルコンテンツ企業のクリエイティブ企業2社が入居
■テナント詳細
◆A-1~3F「渋谷東 しぜんの国 こども園 small alley」/保育所型 認定こども園
※「認定こども園」とは、教育・保育を一体的に行う施設 「幼稚園」と「保育所」の 両方の良さを併せ持っている施設
※「保育所型」の場合は、児童福祉施設の法的位置付け
ここでは、カフェや、子育て支援スペース、情報発信スペースなどが
一体となった空間を、創出しています。
地域の子育て世代の支援を行うほか、様々な人々が、子育てを、身近に感じる場所です。
街に開かれた「こども園」として、新たな、地域の魅力と賑わいを、創出します。
○HP:https://sizen-no-kuni.net/
◆「No rail/No rule」(ノーレイル ノールール)/昼カフェ・夜スナック
定番メニューと、週替わりのメニューを、提供する
シンプルで、洗練された、ホットサンド & ティーカフェ です。
渋谷東の名店「和食らうんじ ナーダ」と共同開発したこだわりのホットサンドがあります。
それを、新ブランド茶葉「EN TEA」を使用した、ティー・ラテや、
水出し緑茶で、手軽に味わえます。
昼は、カフェで、夜は、スナックです。
夜は、日替わりの「ママ」が、カウンターに立ちます。
客層は、クリエイティブ系の顔なじみ客が、多い模様ですが、もちろん、一般客もokです。
※スナックタイムは、20~25時 チャージ1人:千円(カラオケ代・お通し 込)
なお、カフェ会員は、Wi-Fiと、プリンターの使用が可能で
食事や飲み物の割引も、受けられます。
さらに、3階ルーフテラス部分と連携したイベント開催なども行っていく、とのことです。
○営業時間:8:00~25:00 ○席数:35席
◆「Triangle curry」/カレー・居酒屋 ~「本格カレーと 気の利いた季節の小料理」がテーマ~
昼は、スパイスの効いた本格カレー。
夜は、ビール、ワイン、サワーなどの、お酒に合うツマミとアテが、あります。
シメに、カレーが、楽しめる居酒屋です。
◆「TRAIN TRAIN TRAIN」/ストリート・オフィス
「㈱ 博報堂ケトル」を始めとする、クリエイティブ企業の計5社が、集まって運営する
「ストリートオフィス」です。
1階:カフェ・スナック「 No rail / No rule 」
2階:コワーキング・スペース
3階:ルーフテラス
この3フロアが、それぞれ連動しています。
さまざまな人が集い、新しい形の仕事を、生み出していくサードプレイスです。
ワークショップやセミナーなどのイベントや
ギャラリーとしてアート展示なども、行っていく、とのこと。
*「ストリート・オフィス」のコンセプト とは ?
「ストリート・オフィス」とは、いわば「クリエイティブの路面店」
クリエイターは、どこで仕事しているか、わからないケースが多いです。
「TRAIN TRAIN TRAIN」では、それとは真逆に、あえてオフィスを、
街(ストリート)に置き、路面店のように、開かれた場所にする、とのこと。
街なかへ、ショッピングをするように、行きたくなる、街なかのオフィスを目指しています。
5社のオフィスが、縦に連なっていて、まさに5両編成の「TRAIN」をなしています。
5社の路面店(路面企業)が集まり「クリエイティブの商店街」をつくっていきます。
1Fは、カフェ・スナック、ギャラリー、コワーキングで
屋上は、イベントができるルーフトップを併設されています。
これも、賑やかな「クリエイティブの商店街」にするためです。
※博報堂ケトルが、このストリート・オフィスを構想したのは? この「ストリートオフィス」の項目の出典は「博報堂」サイト:博報堂ケトルの渋谷新オフィス 『TRAIN TRAIN TRAIN』が 博報堂にもたらすもの|博報堂WEBマガジン センタードットから
ドイツ・ベルリンでは、日本より、二歩も三歩も進んだ 「コワーキング」の形が、実現しているのを見た。
~キーワードは「対話」~
異なる分野の人とも、摩擦が起きながらも「対話」していくことが、イノベーションにつながる。 それを、街レベルで実践しているのが、ベルリンであった、と。
それを、東京でやろうとした時に、クリエイティブ関連オフィスが多い、 渋谷の南側と東横線の跡地、という特殊な場所は、ぴったりだった、と。
ここで、クリエイターの様々な新しい働き方を、生み出せれば、と思っている/とのこと
*5社とは ?
・(株)博報堂ケトル
新発想のクリエイティブ・エージェンシーで、
従来のの4大マスメデイアにとらわれない広告会社
その他4社は、
・CM音楽等を提供するクリエイティブ企業、
・グラフィック・デザイン・スタジオのクリエイティブ企業
・心理マーケティングの企業
・仲間をプロジェクトごとに集めるクリエイティブチーム企業
(1Fのカフェ・スナックは同社が運営)
◆フリーランス への コワーキング
フリーランスのクリエイターにも、月額制のコワーキング・サービスを用意
Wi-FI、プリントサービス、フリードリンク・コーヒーや、フードの割引等を提供。
屋上のルーフテラスも活用しながら、クリエイターのためのワークショップや
セミナーなどのイベントも行っていく予定とのこと。
◆B-1~7F 「MUSTARD HOTEL」/ホテル
~こだわりのあるデザインホテル~
しかし、華美なデザインでは、ありません。
ベースカラーは、とことん「白」を多く採用し、
そこに、ナチュラル・ウッドを加えたテイストです。
ホテル名称の「MUSTARD」の「からし色」を
アクセントカラーとして、ほんの少しだけ、入れてあります。
足し算のデザインではなく、引き算のデザインなのです。
※内装デザイナー:
「ナイキ」や「ユニクロ」等の エキシビションのデザイン、運営や、
「THE NORTH FACE STANDARD」の ブランディング店舗設計等、
様々なリテイルデザインで知られる「TRIPSTER」による。
※ロゴデザイナー・グラフィックデザイナー:
雑誌・ファッション・CDなどの アートディレクターとして活躍する「峯崎ノリテル」氏
雑誌のデザイン・CDジャケットなどの アートディレクションを手がける「正能幸介」氏
両氏からなる「((STUDIO))」による。
*このホテルで、交流し、ツナガル?
1Fのラウンジ機能の「Megan」は、宿泊者だけでなく、地域住民、オフィスワーカー、
こども園の利用者など、多様な人々が集まり、交流し、ツナガル 空間です。
全76室で、個室の他、ドミトリー(相部屋)も、あります。
宿泊者同士で、交流しツナガル ことも、可能なのです。
また、外人宿泊者の口コミでは「スタッフが親切」「スタッフがフレンドリー」
との声が多いです。 スタッフともツナガル ですね。
*街の隠し味とは?
ホテルを訪れた人たちが「こんなホテルがある街は、面白い」と感じる、
そんな「街の隠し味」のようなホテルを、目指す/とのこと。
街の魅力・特徴に合わせた、価値づくりと仕掛けを、用意しています。
単に「宿泊する場」だけではない「街を楽しむための場」であるホテルを、目指しています。
*アート・カルチャーの発信
「アーティスト・イン・レジデンス」※のMUSTARD版として、
東京に、仕事で訪れるクリエーターや、アーティスト等に対し、無料で部屋を提供します。
その代わりに、滞在期間中に、作品を残してもらったり、
展示会やライブ等を、共同で開催する等の「CREATORS IN MUSTARD」を、定期的に開催。
このように、このホテルならではの、様々なカルチャーを、発信です。
※「アーティスト・イン・レジデンス」とは
芸術制作を行う人を一定期間招聘し、その地に滞在しながら、作品制作を行わせる事業
現在の日本でも『滋賀県立陶芸の森』等を始めアーティストの住み込みによる アートの芽吹きに注目が集まっている。
○HP: https://mustardhotel.com/
◆「Megan –Bar & Patisserie」(ミーガン バー&パティスリー)/カフェ・バー・パティスリー
「トラディショナル」「モダン」「シンプル」をテーマに遊びの効いたパティスリーです。
朝は、姉妹店からの焼きたてパンの朝食や、コーヒーと日本茶のセレクションを楽しめ、
ディナーでは、ファインフードを楽しめます。
バータイムでは、緑茶や抹茶等のティー・カクテルと
フレッシュフルーツのミクソロジーカクテルもあります。
オールデイなカフェ&レストランで、ホテル1F併設の「ラウンジ的位置づけ」もあります。
○営業時間:8:00~24:00(LO 23:00) ○席数:48席
◆「7M」/ギャラリー・物販
~「7メートル」の吹き抜けを、活かした、ギャラリー~
オフィス入居テナントの「コネクション株式会社」による運営です。
フィジカルで、リアルな体験・体感で、コミュニケーションする目的の
実験的スペースや、レンタルスペースです。
■筆者(松田)の現地インプレッションと、雑談 (というより ひとり言)
今回号のいくつかのパートの中に、キーワード「交流し、ツナガル」があります。
保育所のカフェのショップスタッフさんも、とても、フレンドリーでした。
「ノーレイル/ノールル」のショップ・スタッフさんも、親切で、
「夜は、スナックで、楽しいですよー」 と、教えて頂きました。
ホテルの1Fの受付のスタッフさん達も、とても素敵な笑顔で、
フレンドリーに、説明して頂きました。
(とある一つの店では、イケテナイ接客もありましたが。。(苦笑い))
客とショップスタッフさんとの関係においても、温かい交流を、体感することができました。
ところで、スナック(No rule)は、私、とても、気になります。
そのカラオケ・スナックには、まだ行けて無いですが、近々、行こうと思ってます。
交流できるかな?
カラオケの時は、何を歌えばいいのだろうか?「二億四千万の瞳」で大丈夫かな?
さてさて、「渋谷ブリッジ」は、
「渋谷ストリーム」「渋谷スクランブルスクエア」「渋谷ブパルコ」のような
TVでも頻繁に取り上げられるような商業施設空間では、ありません。
場所的にも、規模的にも、そうですし、コンセプトとしても、そうです。
しかし「渋谷ブリッジ」で「働く」「泊まる」人たちの中で、
刺さる人には、ぐっと、刺さる施設でしょう。
そんなエッジが効いた空間が、ここにはありました。
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