消費税の悪影響 | 消費・経済の評論家・専門家が、わかりやすく解説


消費税の悪影響|消費・経済の評論家・専門家が、わかりやすく解説。
1997年と2014年の過去2回の消費増税では、どうなったか?|

消費税は悪税・悪法なのか?良い税・法なのか?2019年増税の影響の予測や試算の前に 過去を検証します。

 
消費支出は、どうなったか?
1994年からの長期推移では、消費が減退したのは、4回あります。
1997年消費増税(3→5%)、リーマンショック、東日本大震災、2014年消費増税(5→8%)の4回です。

リーマンショックと東日本大震災は、外的要因だとしても、2回の消費増税は、日本国内での政治決定です。


 
GDPは、どうなったか?

先のグラフは、「消費支出」でしたが、今度は、「GDP」で見てみます。

1994年からの長期推移では、GDPが後退したのは、3回となります。

1997年消費増税(3→5%)、リーマンショック、東日本大震災の3回で、
2014年消費増税(5→8%)では、GDPは、上昇を続けます。


1997年の消費増税(3→5%)では、GDPが後退したのに、
なぜ、2014年の消費増税(5→8%)では、GDPは拡大となったのでしょうか?

それは、「輸出」の差が、要因です。

 
輸出は、どうだったか?

1997年と2014年において、輸出の状況は、大きく異なります。

1997年~2001年と、2014年~2018年と、それぞれ、4年間で比較すると、 下図のように、一目瞭然ですね。


1997年も、2014年も、消費増税により、消費支出は減退しましたが、
2014年増税時からは、好調な世界景気の恩恵である「輸出増加」が、「弱い消費支出」をカバーしたのです。
輸出さまさまです。
なお、GDPにの計算においては、「純輸出」※の値が、参入されます。
※「純輸出」=「輸出」-「輸入」「純輸出」の値で、
1997年から4年間、2014年から4年間を比較しても、同様の傾向になりますが、
グラフにすると、わかりにくくなるため、ここでは、「輸出」のグラフを掲示しました。

1997年は「アジア通貨危機」も起き、アジアの各国経済に大きな悪影響を及ぼしました。

2014年~2018年は、好調な世界景気に支えられ、輸出は伸びてきました。
しかし、昨今「米中貿易摩擦」という大きな懸念材料が拡大しています。

既に、中国の貿易の統計数字に、マイナスの数値が出始めています。

「弱い消費支出」をカバーする「輸出」頼みですが、
その「輸出」が、弱った際には、2014年型ではなく、1997年型に近付く、可能性が高まるでしょう。
 
個人・家庭の暮らしぶりは、どうなったか?

では、日本の景気に大きな悪影響を与える「消費増税」によって、個人や家庭の暮らしぶりは、どうなったのでしょうか?

       →「3分でわかる 実感なき景気回復
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