QRコードスマホ決済|消費、キャッシュレス専門家評論家がわかりやすく解説|消費者経済総研|2019年9月23日
|QRコード・スマホ決済| 消費・キャッシュレスの専門 評論家が わかりやすく解説。 ◆3大ペイでは、PayPayが一番お得? ◆PayPayは、10%還元 (国の還元5% + PayPay特典5%) ◆基本特典では、どこがお得? 【 連載シリーズ 消費増税 】 ~ 増税の後は、どれだけ、お得?~ (QRコ-ド・スマホ決済 編) 消費増税にあわせて、民間企業も 様々なキャンペーンを行います。 今回号は、キャッシュレス購買で話題の 〇〇ペイの「QRコード・スマホ決済 編」です。 消費と経済を科学する「消費者 経済 総研」 (東京都新宿区、代表:松田 幸治)は、 2019/9/23に、掲題内容を掲出します。 2019/10/1の消費増税に関連して 「シリーズ 消費増税」を連続して掲載していきます。 チーフ・コンサルタントの松田優幸を筆頭に、 消費税やキャッシュレス等の評論家・専門家として 「3分でわかりやすく」解説をお届けしています。 番組出演・執筆・講演等のご依頼は、 お電話・メールにてご連絡ください。 ------------------------------ 本ページは、修正・加筆等で、上書き更新されていきます。 *初稿:2019年9月23日(月)19:00 *当方が提供する情報は、正確性・完全性・有効性・真実性・最新性・適法性等何らの保証もなく、 利用・活用は、利活用者の自らの判断・責任であり、損害が生じても当方は一切の責任を負いません。 |

■トピックス ◆3大メジャーペイでは、やはりPayPayが、一番お得? ◆PayPayは、10%還元( 国の還元 5% + PayPay特典 5% ) ◆基本特典は、PayPay 1.5%、楽天ペイ 1%、LINE Pay 0.5%に ■今回号は、「QRコ-ド・スマホ決済」 ~ 結局、どれがお得? ~ 【連載シリーズ 消費増税】として、消費増税の 前・後 どっちがお得? を連載してきました。 前回号までは、「住宅 編(その1~4」「クルマ 編」「駆け込み購入 編(経過措置)」 「軽減税率 編」「国のキャッシュレス・ポイント還元事業 編」を、取り上げてきました。 今回号の「 QRコ-ド・スマホ決済 編」では、結局どれがお得なのか?を、 わかりやすく、解説します。 ■番組出演・執筆・講演等のご依頼は、お電話・メールにてご連絡ください。 ■ご注意 本件のテーマに関連する制度は、大変複雑です。 正確さを追求しますと、複雑化し、わかりにくくなります。 ここでは、わかりやすさを優先し、様々な点において単純化・省略化等をしています。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、要約編→詳細編を見た後であっても 事業者や店舗等へ確認をし、自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、対応して下さい。また「免責事項」をお読みください。 |
■「先立って、要約編」■ |
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「QRコ-ド・スマホ決済 要約編」 2019年10月1日の消費増税にあわせて、民間企業も様々なキャンペーンを行います。 今回号は、キャッシュレス購買で話題の「〇〇ペイ」等の「QRコード・スマホ決済」です。 ■「国の還元事業」との連動 2019年10月1日から「国のキャッシュレス・ポイント還元事業」が、始まります 。 「キャッシュレス推進」が、一つの目的です。 キャッシュレスの決済事業者は、この機会で拡大すべく、PR合戦を繰り広げています。 ■多数が乱立の「〇〇ペイ」の中で、「3大 メジャー ペイ」に注目 「〇〇ペイ」の名前を中心として「QRコード・スマホ決済」の事業者は、乱立状態です。 国の「キャッシュレス・ポイント還元事業」に登録掲載されている QRコード決済のブランドは「34件」も、あります。(2019年9月23日時点) 皆さんも感じる通り、多すぎて、よく分からない状態です。 多数を一度に比較すると、混乱しますので、今回は「 3大 メジャー ペイ 」に注目します。 この解説ページでの「3大メジャーペイ」とは、 「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」の3つです。 ※このページは、ご覧の通り「〇〇ペイ」の広告や、ダウンロードのバナー・アイコン等は、ありません。 特定の「〇〇ペイ」をPRする意図はなく、中立の見解です。 ■各社とも、複雑なサービスメニュー? 3大メジャーペイに、絞っても、各社の仕組みは、それぞれ複雑です。 使い始める前の段階でも、様々な選択肢 があり、 また、様々な手続きが、生じる場合もあります。 「その複雑さ」の中に入り込み、どの選択肢を採用するかを追求し、 もっと得をする仕組みの組み合わせを、追求する人も、多いかもしれません。 しかし、そうすると、なかなかスタートできなくなります。 まずは、単純・簡単な方法でスタートし、慣れてきたら、 別の方法や、新たなお得な組み合わせへ、発展・変更の方が、よいかと思います。 なお筆者は、その発想で「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」の3つを使い始めました。 ■ユーザー数が、多い「トップ3」は? ◆最も利用されているスマホ決済は?(2019年8月時点でのアンケート調査) 1位は「PayPay」で、26.7% 2位は「LINE Pay(コード決済)」で 12.1% 3位は「楽天ペイ」で、11.6% *出典:MMD研究所 選択肢が多いと、ややこしくなりますので、この「3大ペイ」を、対象に見ていきます。 ■3大ペイで、お得なのは、どれ? ~還元率は?~ この解説ページでは、下記の用語を使います、 ・「国の還元事業」とは 経済産業省による「キャッシュレス・ポイント還元事業」のことです。詳細は過去号参照 ・「基本特典」とは 一時的なキャンペーン、特殊な還元、組み合わせ技での還元UP、等ではなく 標準的にもらえるポイント還元の特典のことです。 「20%還元!」等の高率還元の話題が目立ちますが、一時的なもので、すぐ終わります。 ですので、このページでは、一時的な高率還元ではなく、 標準の還元率の「基本特典」を中心に、注目します。 清算支払の手段は、コンビニでのチャージ、銀行口座連動、クレジットカードなど 様々あります。このページでは、素早く始められる方法を「基本形」としています。 時期は、特記がない限り、消費増税開始の2019年10月1日以降です。 ■■PayPayの還元率は?(2019年10月1日以降) ■基本特典は? 精算支払が「PayPay残高」の場合は、1.5%です。 ■キャンペーンでのプラス特典は? 2019年10月1日からのPayPayのキャンペーンは? ◆新キャンペーンの「まちかどペイペイ」 精算支払の方法が「 PayPay残高 」の場合は、3.5%が、基本特典にプラスされます 。 そうすると、 3.5%(まちかどペイペイ)+1.5 %(基本特典)= 5% (ペイペイ特典 合計) となります。 ◆「PayPay」に「国の還元事業」が加わると? この新キャンペーンは「国の5%還元事業」に、該当する買い物が、対象です。 ですので、5%(ペイペイ特典合計)+ 5%(国による特典)= 10% となり ます。 ■■LINE Payの還元率は? ■基本特典は? LINE Payの基本特典は、0.5%です。 LINE Payでは、利用金額が多くなれば、 還元率は、UPします。 一カ月の利用料金が、1万円未満だと、 0.5%のままです。 1万円以上の場合は、下記のパーセントに、なります。 ・0.8%:1万円以上 ~ 5万円未満 ・1% : 5万円以上 ~ 10万円未満 ・2% :10万円以上 ~ ■キャンペーンでのプラス特典は? 2019年10月1日からのLINE Payのキャンペーンは? LINE Payでは「国の還元事業」 に連動する際に、 さらにポイントUPするキャ ンペーンの公表は、されていません(2019年9月23日時点) ■■楽天ペイの還元率は?(2019年10月1日以降) ■基本特典は? 楽天ペイでは、9月30日までの基本特典の0.5%は、10月1日からは、無くな ります。 ■キャンペーンでのプラス特典は? 2019年10月1日からの楽天ペイのキャ ンペーンは? ~どこでも、5% に?~ ◆国の還元事業の対象では無いお店では ? 注目すべきなのは、国の還元事業の対象では無いお店で、原則5%になることです。 ということは、国から還元が付与されないお店では、 楽天ペイが、独自に5%特典を、提供すると解釈できます。 ◆国の2%還元事業のお店では? 国の還元事業で2%対象のFC店には、楽天ペイが独自に、別途3%を付与します。 つまり、2% (国の負担) + 3%(楽天ペイの負担) = 5% ですね。 ◆結局、どこのお店でも、5%? 以上からは、楽天ペイを使えば「楽天ペイ加盟店の、全てのお店が、5 %になります」 ということだと思います 。 ■■3社の精算支払は、どうやる? (事前チャージ? クレジットカードで 後払い?) ※「精算支払」とは、ユーザーが、 決済会社へ、支払い精算することです 「精算支払」の方法は、様々ありますが 、全てを追求すると 「初めて使う人」には 、大混乱になってしまいます。 ですので、簡単な方法を「初級編」として紹介します。 ちなみに、「初級編」は、筆者が、始めた時の方法と同じです。 慣れていき、更に使いこなしてい中で、 「○○な方法は、できるのかしら?」 「もっと、お得になる方法は?」 という「応用形」に、関心が向かうことも、あるかと思います。 「初級編」から「応用編」への移行は、その段階で、検討してみるのがよいかと思います。 まずは「シンプル イズ ベスト」のスタンスを、お勧めします。 下記は、その考えに基づいた清算支払の方法です。 還元特典は、その清算支払の方法の場合の還元率で、基本系としています。 ■PayPayで使う代金の支払いは? ここでは「PayPay残高」を、基本形としています。使い始めるには簡単だからです。 「PayPay残高」とは、PayPayの中に事前にチャージされた金額の残高です。 セブンイレブンの中にある「セブン銀行 ATM」でチャージです。 ■LINE Payで使う代金の支払いは? ここでは、LINE Payも、PayPayと同じく、手っ取り早く始めやすいので、 セブンイレブンの店内でチャージする方法を、お勧めし、基本形としています。 ■楽天ペイで使う代金の支払精算は? 楽天ペイも、精算支払の方法は、色々とありますが、セブンイレブンATMは、使えません。 ここでは、「一般のクレジットカード」を使うケースを、基本形としています。 ■結論 ◆10月1日からの基本特典は? *PayPay : 1.5% *LINE Pay: 0.5% *楽天ペイ: 1% (楽天ペイ分の0% + クレジットカード分の1%) この解説ページで定義する「基本特典」 では、PayPayが、1番です。 ◆10月1日からのキャンペーンは? *PayPay : +3.5% (国の5%還元事業の対象店舗のみ) *LINE Pay: なし *楽天ペイ : +5% (国の還元事業対象ではない店舗のみ) +3% (国の2%還元事業対象の店舗のみ ) ◆10月1日からのポイント合計は? *国の5%還元事業対象店舗 ・PayPay : 5% ・LINE Pay: 0.5% ・楽天ペイ : ゼロ *国の2%還元事業対象店舗 ・PayPay : 1.5% ・LINE Pay: 0.5% ・楽天ペイ: 3% *国の還元事業対象ではない店舗 ・PayPay : 1.5% ・LINE Pay: 0.5% ・楽天ペイ: 5% お店によって、使い分けも、ありですね 。 |
続いて下段に続く「詳細編」をお読みください |
■筆者プロフィール 松田優幸 ◆番組出演・執筆・講演等のご依頼は、お電話・メールにてご連絡ください。 ◆実績一覧(番組出演・執筆・寄稿・講演等)は、 こちら を、ご覧下さい。 1987年に、慶応大学 経済学部 入学 1991年~東急不動産、東急電鉄、リテールエステートに勤務 現在は、消費者経済総研 チーフ・コンサルタント 資格は、 ・ファイナンシャル・プランナー ・宅地建物取引士資格者 ・不動産コンサルティング技能登録者(新制度更新前まで) ・簿記3級 |
■ご留意事項 ※当総研が提供する情報においては、情報の簡略化・省略等をしている箇所があります。 ※ご自身が記載内容と全部又は一部において一致又は類似していても、制度がご自身に同様に適用又は非適用とはならない場合があり、また、同じ計算や同じ計算結果とならない場合があります。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、事業者や店舗等へ確認や相談をし、自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、対応してください。 また「免責事項」をお読みください。 |
~以上が、「先立って、要約編」ですが、 この後、詳細編です~ |
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【 詳 細 編 】 |
「QRコ-ド・スマホ決済 編」 2019年10月1日の消費増税にあわせて、民間企業も様々な キャンペーンを行います。 今回号は、キャッシュレス購買で話題の〇〇ペイ「QRコード・スマホ決済 編」です。 ■「国の還元事業」との連動 2019年10月1日から「国のキャッシュレス・ポイント還元事業」が、始まります 。 「キャッシュレス推進」が、一つの目的です。 キャッシュレスの決済事業者は、この機会で拡大すべく、PR合戦を繰り広げてい ます。 ■多数が乱立の「〇〇ペイ」の中で、「3大 メジャー ペイ」に注目 「〇〇ペイ」の名前を中心として「QRコード・スマホ決済」の事業者は、乱立状態です。 国の「キャッシュレス・ポイント還元事業」に登録掲載されている QRコード決済のブランドは「34件」も、あります。(2019年9月23日時点) 皆さんも感じる通り、多すぎて、よく分からない状態です。 多数を一度に比較すると、混乱しますので、今回は「 3大 メジャー ペイ 」に注目します。 この解説ページでの「3大メジャーペイ」とは、 「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」の3つです。 ※このページは、ご覧の通り「〇〇ペイ」の広告や、ダウンロードのバナー・アイコン等は、ありません。 特定の「〇〇ペイ」をPRする意図はなく、中立の見解です。 ■各社とも、複雑なサービスメニュー? 3大メジャーペイに、絞っても、各社の仕組みは、それぞれ複雑です。 「結局、還元率では、どこが、お得なのか?」 「お得になるのは、いつなのか?」 「精算手段は、どうすればいいのか?」 などなど、使い始める前の段階でも、様々な選択肢 があり、 また、様々な手続きが、生じる場合もあります。 「その複雑さ」の中に入り込み、どの選択肢を採用するかを追求し、 もっと得をする仕組みの組み合わせを、追求する人も、多いかもしれません。 しかし、そうすると、なかなかスタートできなくなります。 まずは、単純・簡単な方法でスタートし、慣れてきたら、 別の方法や、新たなお得な組み合わせへ、発展・変更の方が、よいかと思います。 なお筆者は、その発想で「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」の3つを使い始めました。 ■ユーザー数が、多い「トップ3」は? ◆最も利用されているスマホ決済は?(2019年8月時点でのアンケート調査) 1位は「 PayPay 」で、26.7% 2位は「 LINE Pay(コード決済)」で 12.1% 3位は「 楽天ペイ 」で、11.6% *出典:MMD研究所 なお「PayPay」のユーザー数は1,000万人を、突破しました。(2019/8/8 PayPayのリリース) 前述の通り「国の還元事業」に登録されているQRコード決済は、34件もあります。 選択肢が多いと、ややこしくなりますので、この「3大ペイ」を、対象に見ていきます。 ■使えるお店の数は? 時点が異なるので、統一比較はできませんが、加盟店舗数の情報です。 ◆ LINE Pay: 171万ヶ所 (2019年6月時点) ◆ 楽天ペイ : 120万店超 (AERA 2019年6月17日号) ◆ PayPay : 100万ヶ所 (2019年8月8日時点) ■3大ペイで、お得なのは、どれ? ~還元率は?~ 「決済」や「支払」という言葉が、QRコード・スマホ決済の話では、よく登場します。 「お店 ⇔ ユーザー」でのことなのか「ユーザー ⇔ 決済会社」でのことなのか わかりにくくなりますので、この解説ページでは、下記の定義とします。 ・「店頭決済」とは お店でユーザーが、スマホを使って決済することです。 ・「精算支払」とは ユーザーが、決済会社へ支払い精算することです。 また、この解説ページでは、下記の用語も使います、 ・「国の還元事業」とは 経済産業省による「キャッシュレス・ポイント還元事業」のことです。詳細は過去号参照 ・「決済会社」とは PayPayなどの「QRコード・スマホ決済」の会社のことです。 ・「基本特典」とは 一時的なキャンペーン、特殊な還元、組み合わせ技での還元UP、等ではなく 標準的にもらえるポイント還元の特典のことです。 「20%還元!」等の高率還元の話題が目立ちますが、一時的なもので、すぐ 終わります。 ですので、このページでは、一時的な高率還元ではなく、 標準の還元率の「基本特典」を中心に、注目します。 ■ PayPayの還元率は? ◆9月30日までの基本特典 *精算支払が、「PayPay残高」※又は「 ヤフーカード」の場合は、3% *精算支払が、一般のクレジットカードの場合は、0.5% ※「PayPay残高」とは、下段で説明し ます ◆10月1日以降の基本特典 *精算支払が、「PayPay残高」又は「ヤフーカード」の場合は、1.5% *精算支払が、一般のクレジットカード の場合は、0% 10月1日以降は、PayPayの基本特典は減りますが、代わりに、新キャンペーンが始まります。 ◆国の還元事業と連動 (PayPayの 新キャンペー ン) *10月1日~11月30日の新キャンペーン (まちかどペイペイ) 精算支払の方法が「PayPay残高」又は「 ヤフーカード」の場合は、 3.5%が、基本特典にプラスされます 。 そうすると、 3.5%(まちかどペイペイ)+1.5 %(基本特典)= 5% (ペイペイ特典 合計) となります。 *「PayPay」に「国の還元事業」が加わると? この新キャンペーンは「国の5%還元事業」に、該当する買い物が、対象です。 ですので、5%(ペイペイ特典合計)+ 5%(国による特典)= 10% となり ます。 ■ LINE Payの還元率は? ◆基本特典は? LINE Payの基本特典は、0.5%です。 LINE Payでは、利用金額が多くなれば、 還元率は、UPします。 LINE Payでは「精算支払」の方法が違っても、変動しません。 (PayPayや楽天ペイでは、精算支払の 違いで、変動します) 一カ月の利用料金が、1万円未満だと、 0.5%のままです。 1万円以上の場合は、下記のパーセントに、なります。 ・0.8%:1万円以上 ~ 5万円未満 ・1% : 5万円以上 ~ 10万円未満 ・2% :10万円以上 ~ LINE Payでは、月々の利用実績によって、毎月変動します。 2%をグリーン、1%をブルー、0.8%をレッ ド、0.5%をホワイトと呼びます。 自分が、どのランクにいるのかは、LINE Payのアプリ中の 「マイカラー」というボタンを押して、確認できます。 マイカラーの判定は「 前月の1日~末日 までの利用実績 」を集計・判定し、 毎月1日の午前10時に、更新されます 。 ※1日の 0時~9時59分 に、行われた決済は、前月のカラーの率が適用されます。 ◆2019年10月1日からのLINE Payのキャ ンペーンは? 2019年10月1日からの9か月間は「国の還元事業」の対象店舗で、 LINE Payを使うことで、5% 又は 2% の還元を、もらえます。 この点は、「LINE Pay」も「PayPay」も「楽天ペイ」も、一緒です。 しかし、LINE Payでは「国の還元事業」 に連動する際に、 さらにポイントUPするキャ ンペーンの公表は、されていません(2019年9月23日時点) ■楽天ペイの還元率は? ◆9月30日までの特典は? 楽天ペイの9月30日までの基本特典は、0.5% です。 ◆10月1日からの特典は? *基本特典は? 楽天ペイでは、9月30日までの基本特典 の0.5%は、10月1日からは、無くな ります。 その代わりに、下記の特典が登場します 。 ~どこでも、5% に?~ *国の還元事業対象の買い物は? 国の還元事業の還元率は、原則5%で、 FC店舗では2%です。 国の予算によるこの5%・2%の還元を「楽天ペイ」を通じて使ってもらうよう 「楽天ペイ」は、PRしています。 この点だけでは「楽天ペイ」独自の特典は、ゼロ です。 *国の還元事業の対象では無いお店では ? 注目すべきなのは、国の還元事業の対象では無いお店でも、原則5%になることです。 ということは、国から還元が付与されないお店では、 楽天ペイが、独自に5%特典を、提供すると解釈できます。 (なお、国の還元事業で2%対象のFC店には、楽天ペイが独自に、別途3%を付与します。 つまり、2% (国の負担) + 3%(楽天の負担) = 5% ですね。) *結局、どこのお店でも、5%? 以上からは、楽天ペイを使えば「楽天ペイ加盟店の、全てのお店が、5 %になります」 ということだと思います 。 *期間は? ・国の還元事業対象店舗(5%・2%): 国が負担し、楽天ペイの負担では無い分 は、2019年10月1日から9か月間です。 ・楽天ペイが負担する分: 2019年10月1日 ~ 2019年12月2日 9:59(第1弾)です。 ■3社の精算支払は、どうやる? (事前チャージ? クレジットカードで 後払い?) ※「精算支払」とは、ユーザーが、 決済会社へ、支払い精算することです 「精算支払」の方法は、様々ありますが 、全てを追求すると 「初めて使う人」には 、大混乱になってしまいます。 ですので、簡単な方法を「初級編」として紹介します。 ちなみに、「初級編」は、筆者が、始めた時の方法と同じです。 慣れていき、更に使いこなしてい中で、 「○○な方法は、できるのかしら?」 「もっと、お得になる方法は?」 という「応用形」に、関心が向かうことも、あるかと思います。 「初級編」から「応用編」への移行は、その段階で、検討してみるのがよいかと思います。 まずは「シンプル イズ ベスト」のスタンスを、お勧めします。 ■ PayPayで使う代金の支払いは? ~まずは「PayPay残高」を、説明します ~ 「PayPay残高」とは、PayPayの中にチャージされた金額の残高です。 ◆「PayPay残高」を、スマホへ、事前にチャージ これは、クレジットカードのような「後払い精算」ではなく「事前入金のチャージ」です。 交通系ICカード(電子マネー)の「ス イカ」等のカードに、 お金をチャージするのと、同じようなイメージです。 ここでは、セブンイレブンの店内で、PayPay残高を、チャージする方法を紹介します。 セブンイレブンの中にある「セブン銀行 ATM」に、例えば、1万円札を投入して 操作をすると、自分のスマホの中に「1万円分の PayPay残高」が、チャージされ ます。 買い物の時に、その「PayPay残高」を使って買い物をすれば 「PayPay残高」を使った取引となり、下記の特典の対象となります。 ◆「PayPay残高」方式の還元率は? 「PayPay残高」での基本特典の還元率は 、 2019年9月30日までは3%、2019年10月1日からは1.5%です。 基本特典としては、「高い還元率」なので、おすすめです。 ■LINE Payで使う代金の支払いは? ◆「LINE Pay残高」を、スマホへ事前に チャージ 初級編では、LINE Payも、PayPayと同じく、 セブンイレブンの店内でチャージする方法を、お勧めします。 やり方は、PayPayも、LINE Payも、ほとんど一緒です(前述PayPayの項目をご覧下さい) ◆「LINE Pay残高」方式の還元率は? LINE Payでは、セブンイレブンでのチャージなのか、銀行口座からのチャージかで、変わる? 結論は、どの清算手段でも、還元率は、変わりません。 LINE Payの還元率は、清算支払の手段ではなく、「一ヶ月の利用金額」で、変わります。 ■楽天ペイで使う代金の支払精算は? 楽天ペイも、精算支払の方法は、色々とあります。(楽天カードや楽天銀行なども) しかし、セブンイレブンATMは、使えません。 ここでは、まずは、「一般のクレジットカード」を使うケースを、紹介します。 ◆クレジットカードで、後払い精算 「Visa」 か 「Mastercard 」 で、登録です。 「楽天ペイ」で買い物をしたら、登録したクレジットカードで、後払い精算です。 楽天グループでの様々なサービスのユーザーの方は、「楽天カード」を持っていたり、 楽天グループのサービスを、ご存知かもしれませ ん。 しかしながら、ここでは、初級者編として、楽天ユーザーではない一般の方を、 主な対象としていますので、Visa、Mastercard での登録を、紹介します。 ◆「楽天ペイ 一般クレジットカード精算」方式の還元率は? 「楽天ペイ 一般クレジットカード精算 」での還元率は、 2019年9月30日まで0.5%※、2019年10月1日からは0%です。 ※『楽天ペイでお支払い額の 200円につき 1ポイント プレゼント キャンペーン』 *2019年10月1日からは? ・国の還元事業の対象ではないお店は? 楽天ペイの負担で、5%もらえます。 ・国の還元事業対象(FCで2%)の店は? この「FCで2%」の店では、楽天ペイの負担で「プラス3%」されます。 *期間は? 上記の楽天ペイ負担の5%や3%付与は、 2019年10月1日 ~ 2019年12月2日 9:59(第 1弾)です。 *クレジットカード側の特典は? 「PayPay」と「LINE Pay」は、セブンATMでのチャージを、基本形として紹介しました。 一方、「楽天ペイ」では、一般のクレジットカードを、紹介しました。 クレジットカードを使うと、楽天ペイ側とは、別に クレジットカード側でのポイントが、もら えます。 クレジットカードの種別によって、異なりますが、1%であることが、多いです。 精算支払を、クレジットカードとすることで、「プラス 1% お得」になります。 いわゆる「二重取り」ですね。 ※国の還元事業については「消費者経済総研 バックナンバー(国の還元事業)」をご覧下さい。 ■結論 ◆10月1日からの基本特典は? *PayPay : 1.5% *LINE Pay: 0.5% *楽天ペイ : 1% (楽天ペイ分の0% + クレジットカード分の1%) この解説ページで定義する「基本特典」 では、PayPayが、1番です。 ◆10月1日からのキャンペーンは? *PayPay : +3.5% (国の5%還元事業の対象店舗のみ) *LINE Pay: なし *楽天ペイ : +5% (国の還元事業対象ではない店舗のみ) +3% (国の2%還元事業対象の店舗のみ ) ◆10月1日からのポイント合計は? *国の5%還元事業対象店舗 ・PayPay : 5% ・LINE Pay: 0.5% ・楽天ペイ : ゼロ *国の2%還元事業対象店舗 ・PayPay : 1.5% ・LINE Pay: 0.5% ・楽天ペイ : 3% *国の還元事業対象ではない店舗 ・PayPay : 1.5% ・LINE Pay: 0.5% ・楽天ペイ : 5% お店によって、使い分けも、ありですね 。 |
※出典・引用一覧:今回号は文中に記載 |
■筆者プロフィール 松田優幸 ◆番組出演・執筆・講演等のご依頼は、お電話・メールにてご連絡ください。 ◆実績一覧(番組出演・執筆・寄稿・講演等)は、 こちら を、ご覧下さい。 1987年に、慶応大学 経済学部 入学 1991年~東急不動産、東急電鉄、リテールエステートに勤務 現在は、消費者経済総研のチーフ・コンサルタント 資格は、 ・ファイナンシャル・プランナー ・宅地建物取引士資格者 ・不動産コンサルティング技能登録者(新制度更新前まで) ・簿記3級 |
■ご留意事項 ※当総研が提供する情報においては、情報の簡略化・省略等をしている箇所があります。 ※ご自身が記載内容と全部又は一部において一致又は類似していても、制度がご自身に同様に適用又は非適用とはならない場合があり、また、同じ計算や同じ計算結果とならない場合があります。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、事業者や店舗等へ確認や相談をし、自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、対応してください。 また「免責事項」をお読みください。 |
■筆者プロフィール 松田優幸 1987年に、慶応大学 経済学部 入学 1991年に、東急不動産へ入社し、途中に親会社の東急電鉄へ逆出向もし、 都市開発・街づくり・不動産営業を、おこなった。 大規模タワーマンションの開発や、賃貸住宅の開発・営業も手掛けた。 ・ファイナンシャル・プランナー認定研修修了者(ファイナンシャルプランナー3級相当) ・宅地建物取引士資格者 ・不動産コンサルティング技能登録者(新制度更新前まで) ・簿記3級 現在は、消費者経済総研 チーフ・コンサルタント |
■ご留意事項 本件のテーマに関連する制度や税制は、大変複雑です。 正確さを追求しますと、複雑化し、わかりにくくなります。 ここでは、わかりやすさを優先し、様々な点において単純化・省略化等をしています。 住宅ローン控除制度を利用するには、このページ記載情報以外にも様々な条件があります。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、 行政庁や税理士等へ確認や相談をし、自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、 対応してください。また「免責事項」をお読みください。 |
■【 3分でわかるシリーズ 開設の動機 】 チーフ・コンサルタントの松田優幸は、1987年に慶応大学の経済学部に入学して、 4年間、マクロ経済学を始めとした各経済学を研究していました。 研究を開始した時の感想は「経済学の論文や文献は、よくわからない」でした。 その後、理解が進んだ後には 「よくわかった。しかしなんで、わざわざ、わかりにくい表現をするのか?」 との感想を持ちました。 昨今、世の中に登場する解説でも「わかりにくい」表現は、 いまだ少なくない、と感じています。 そこで「3分でわかるシリーズ」を展開することで、 多くの方々に「わかりやすく」お伝えしていく考えです。 |
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