2021トレンド予測|スイーツ・食べ物編|流行・ヒットは?|消費者経済総研|2021年7月2日

2021ヒットトレンド予測|スイーツ・食べ物編

「おいしい物なら、コンビニ?」 その理由とは?
流行る予感とは?

スイーツはベスト20、食べ物はベスト10の
ランキングで発表。

キーワードは、
「コンビニ」「昭和」「タンパク質」
「台湾・韓国」「SNS」
その理由とは?

消費者経済総研の松田が、
わかりやすく解説しています。

-消費と経済をわかりやすく解説する
「消費者 経済 総研」-


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 お電話・メールにてご連絡下さい

初稿:2021年5月5日、最新稿:2021年7月2日 
 本ページは、修正・加筆等で、
 上書き更新されていく場合があります。

ご注意

本ページ内容に関しては、自己責任において対応して下さい。
また「免責事項」をお読みください

引用
真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、
出口が見えないと大変不安です。

しかし「出口は1km先」などの情報があれば、
真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。

また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、
過度に悲観してしまう人もいます。

不安で苦しんでいる人に、楽しいプラス情報も
発信することで、人々の笑顔に貢献したく思います。

つきましては、皆さまに、本ページの引用や、
リンク設定などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。

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■消費者経済総研のヒット・トレンドとは?

「消費者 経済 総研」のランキングは、
売上高順でも、売上の上昇率ランクでもありません。

ピックアップした注目の商品を通じて
「現象・ブーム・トレンド」に着目しています。

こうすることで、
「世の中が、どう、変わったのか?」
「今後の世の中は、どうなるのか?」

「伸びる消費ジャンルは、どこか?」
「私たちの暮らしは、どうなるのか?」

これらのヒントにつなげていきます。
また今後の商品開発等につなげたく思います。

21年度以降の、企業人のビジネス、消費者の生活に
「影響を与える」「注目に値する」
という視点で、選択しています。

■ランキングの方法は?

消費者経済総研のスイーツ・食べ物のランキングは、
トレンド指数が高かった個別アイテムを抽出し、
それに対して100点満点で、点数付けを行いました。

その上で、点数上位を、発表しています。
点数付けの基準は、上述の視点によります。

消費者経済総研のアナリスト達が、
点数付けをしたものを集計しています。

※一部、販売が終了した商品もありますが
「今後のヒントにつなげる」の視点から、
ランキングに入れているものが、あります。

※ランキングは、
「個別の商品名称」と「ジャンル名称」の双方を、
対象としています。


 
2021予測|スイーツ・食べ物
消費者経済総研・松田優幸が、2021を、予測します。
その予測は、消費・経済の様々なジャンルです。

本ページは「スイーツ・食べ物」がテーマです。

筆者(松田)は「消費・商業・経済」の
専門家・評論家として、活動しています。

「商業施設・店舗」は、消費の現場の最前線です。
「商業施設・店舗」の仕事も、数多く、担ってきました。

店舗に対して、MD(商品)、VMD(展示)の指導や
店員指導もやってきました。
また、ショップの探索、選定、誘致も、してきました。

弊社は、店舗企業のデータベースを構築しています。
そこには、約5000社の店舗企業の情報が、あります。

さらに、食物販のショップは、
実際に購入して食べて、選定・判断をしてきました。

社員同士で「ブラインド試食」も、実施しました。
商品名・店名を隠して、試食するテストです。

銀座、新宿、渋谷・・のデパ地下を、隅々、歩きました。
新しい物・気になる物を見つけたら、食べています。

個人経営の初出店・希少な店も、探しました。
自由が丘等の路面の街も、店探しで歩き回りました。

なぜ、消費者経済総研が、スイーツ・食べ物?
と、思われたかもしれません。

筆者(松田)は「スイーツ・食べ物の調査員」
でもあるのです。




スイーツのベスト10は?
1位 トゥンカロン/マカロン

2位 モンブラン

3位 タルゴナコーヒー

4位 パフェ

5位 あんバターフランス

6位 スフレ・プリン

7位 固めプリン

8位 台湾カステラ

9位 ショコラテリーヌ

10位 クリームソーダ




スイーツ11~20位は?
11位 シュークリーム

12位 バスクチーズケーキサンド

13位 いちご飴

14位 クロッフル

15位 バナナジュース

16位 わらび餅

17位 レモンパイ

18位 レモネード

19位 シャインマスカット

20位 焼き芋




食べ物の ベスト10は?
1位 THEセブン/金のビーフカレー

2位 ファミチキ

3位 焼肉

4位 ステーキ

5位 すみれ/セブンイレブン

6位 唐揚げ/フライドチキン

7位 エビギョプサル

8位 焼けさけハラミ/ローソン

9位 フルーツサンド

10位 サバ缶




 
やはりSNS映えは、注目?
ここからは、各アイテム名称の所を、
タップ・クリックすると画像が出ます

◆SNS映え とは?

トゥンカロン/マカロン (スイーツ1位)

レモンパイ (スイーツ17位)

レモネード (スイーツ18位)

エビギョプサル (食べ物7位)


これらに、共通しているのは「 SNS映え」です。

スイーツでは、当然ながら、
おいしいことが、大きなポイントです。

食べ物も、おいしさは重要で、
あと、栄養や空腹を満たすのもポイント。

スイーツ・食べ物の喜びは、
口の中だけで、感じるものではありません。

目でも感じる事が、できますよね。

フランス料理や、懐石料理も、
舌と目の両方で、楽しめますよね。

「目で楽しむ」を、自分だけでなく、世間へ伝えたり、
「いいね」をもらう事で、承認欲求も満たされます。

スイーツ・トレンドは、昔はどう広まったでしょう?
NET・スマホの前の時代では、どうだったでしょう?

「雑誌→テレビ→人々」へ拡大の傾向がありました。

時代は変わり、現在は、どうでしょうか?

「SNSで絵が、かわいい、きれい、インパクトがある」
これが、ポイントになっています。

「エビギョプサル」は、
スイーツではなく食べ物ですが、SNS映えしますね。


◆SNS 萌え断 とは ?

フルーツサンド(食べ物9位)

バスクチーズケーキサンド (スイーツ12位)


これらの共通項は「 SNS 萌え断 映え」です

「萌え断」とは、萌える断面のことです。
食べ物・スイーツをカットします。

そのカットした後の「カラフルや、かわいい断面」に
萌える」ということです。

「SNS映え」の進化形ですね。


◆工夫された SNS とは ?

タルゴナコーヒー(スイーツ3位)

パフェ(スイーツ4位)

クリームソーダ(スイーツ10位)

いちご飴(スイーツ13位)

わらび餅(スイーツ16位) 

焼き芋(スイーツ20位)


これらの共通項は「工夫されたSNS 映え」です

最近のSNS映えでの、キーワードは、何でしょうか?
キーワードの1つが「オリジナリティ」です。

スイーツ写真を、SNSにアップしただけでは、
差別化できません。

上記のスイーツを、自分でアレンジしたりと、
工夫する傾向があるのです。


※下記の関連ページも、参考にしてみて下さい。

「最近の女子学生のインスタ映え とは ?
写真撮影のレベルが「オトナ化」「プロ化」へ変化・進化」

ヒット・トレンド予測|ベスト40・個別アイテム編
|26位 ムーンソウル




たんぱく質に注目?
THEセブン/金のビーフカレー(食べ物1位)

ファミチキ(食べ物2位)

・焼肉(食べ物3位)

・ステーキ(食べ物4位)

・唐揚げ/フライドチキン(食べ物6位)

・サバ缶(食べ物10位)


これらに、共通するのは、「タンパク質」です

タンパク質へのニーズは、男性だけでしょうか?

女性も、注目度UPしているのです。
肌も、髪も、爪も、たんぱく質で、できています。

美や健康のために、野菜よりも、たんぱく質に注目。


※下記の関連ページも、参考にしてみて下さい。

「プロテイン入りのパンケーキ等
プロテイン in 食品に注目」

ヒット・トレンド予測|ベスト40・個別アイテム編
|12位プロテイン入り食品




なぜ?コンビニ?
THEセブン/金のビーフカレー(食べ物1位)

ファミチキ(食べ物2位)

すみれ/セブンイレブン(食べ物5位)

焼けさけハラミ/ローソン(食べ物8位)

あんバターフランス(スイーツ5位)

スフレ・プリン(スイーツ6位)

ショコラテリーヌ(スイーツ9位)

シュークリーム(スイーツ11位)


これらに、共通するのは、「コンビニ」です。

日本初のコンビニは、いつ、登場したでしょうか?
豊洲にセブンイレブン1号店が1974年に誕生です。

コンビニは、約半世紀の歴史があります。

コンビニが登場した頃は
「単なる便利な店」という位置づけでした。

コンビニには、美味しさを、求めていませんでした。

消費者経済総研は、上記の商品を全て購入しました。
社内・社員で食べて、今回のランク付けをしました。

いずれも「味のレベルが、高いこと」に驚きました。

最近は「唐揚げ」がブームに、なっています。
鶏の唐揚げ・フライドチキンを、扱う店も、増加です。

筆者(松田)は、既述の通り、
「店舗の 探索・選定・誘致」の仕事もやってます。

鶏ブームで、筆者は、鶏を食べる機会が、増えました。
店舗の選定等の仕事を、しているからです。

それらの鶏商品の比較で、私はどう感じたでしょう?
ファミキチは、意外や意外、おいしかったです。

もはやコンビニは、単なる便利店では、ありません。
おいしい食べ物を、手に入れる場所になったのです。


◆なぜ、コンビニは、進化を続けるのか?

既述の通り、コンビニの初期の頃は、
深夜でも手っ取り早く、弁当等を、買える店でした。

近くにあり、深夜・早朝も営業中なので
「便利」という位置づけですね。

しかし「味の進化」が続き、
「便利」に「おいしい」が加わりました。

なぜ、コンビニは、進化を続けるのでしょうか?

筆者(松田)は、コンビニ業界の本部とも、
仕事をしてきました。

他の店舗の業界と比較して、
コンビニ業界は、競争水準が高いです。

多くのコンビニの本部社員と会いました。
それらの人は、ほぼ例外なく、気合が入っています。

「仕事の早さ・深さ」も、優れていると、感じました。
「気合と体力勝負」の向きも、あるのでしょうか?

身長180cm・体重80Kg 超の男性も、多かったです。

「スポーツは、何をやっていましたか?」と聞けば、
「ラグビーやってました」と言う人も、多かったです。

セブン‐イレブン・ジャパン本部では、
7割程度の社員が、体育会出身と聞きました。

「体育会系だから、進化する」わけでもありません。

しかし、仕事へ投入するパワーは、
他の店舗業界より高いと、感じています。

企業分析的には、どうでしょうか?

情報システム、物流体制、変化対応力、商品開発力
これらが、強みだと、言われます。

特に「妥協なき商品開発力」 には注目です。

セブンイレブンなどコンビニの上位企業は、
今後も「おいしさを追求し、おいしさを進化」
させていくでしょう。

セブン-イレブン公式サイト内:
 「セブン-イレブンの「強さ」の原点 商品力

作り手や売り手の都合ではなく、
つねにお客様のニーズに応えるために。

セブン- イレブンの商品づくりは、
原材料、製法、おいしさ、安全性、パッケージ、流通、
すべてに一切の妥協を許しません

関わるすべての人が
「商品を通して豊かで便利な毎日を届けたい」
という想いのもと、一つひとつに徹底してこだわり、
つねに進化を続けることで、業界トップを誇る
数多くのフレッシュフードを生み出しています。



台湾・韓国に注目?
タルゴナコーヒー(スイーツ3位)

トゥンカロンマカロン(スイーツ1位)

台湾カステラ(スイーツ8位)

エビギョプサル(食べ物7位)


これらに、共通するのは、「台湾・韓国」です

世界三大料理は、何でしょうか?
それは、フランス料理、中華料理、トルコ料理です。

トルコ料理は、ちょっとなじみが、薄いですね。
それ以外では、フランス料理より中華が人気ですね。

アジアの料理は、
日本人の舌に、合いやすいのではないでしょうか。

地理的に近いので、
新アイテムが、伝わりやすいこともあるでしょう。

スイーツ・食べ物の新たなトレンド発信は、
これからもアジアに注目です。




昭和に注目?
モンブラン(スイーツ2位)

パフェ(スイーツ4位)

台湾カステラ(スイーツ8位)

クリームソーダ(スイーツ10位)

シュークリーム(スイーツ11位)

いちご飴(スイーツ13位)

バナナジュース(スイーツ15位)

わらび餅(スイーツ16位)

焼き芋(スイーツ20位)


これらに、共通するのは、「昭和」です。
昭和のスイーツ・食べ物は、どう感じるでしょうか?

昭和世代には、懐かし、若者には新鮮」です。
なので、広い世代に注目されます。

美味しくないものや、楽しくないものは、
廃れて消えていきます。

今でも、人気が続くのは、理由はどうでしょうか?
「美味しかったり、楽しかったり」するからです。

スイーツ・食べ物以外でも、
2021年度は、「昭和」に、注目です。


※下記も参考にしてみて下さい。

「- 昭和レトロは 美しい -
昭和ノスタルジーが、現代の日本の若者に刺さる。
昭和の街並み・店の再現の他、昭和歌謡も復権か?」

ヒット・トレンド予測|ベスト40・個別アイテム編
|22位 昭和歌謡




関連テーマのページは?
2021年度ヒット・トレンド予測|ベスト40・個別アイテム編

【2021年度 大予測・総合編】TOPキーワードは?|理由は?



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「○○になる。」と簡略化もしています。
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自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、対応して下さい。
また「免責事項」をお読みください

引用
真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、出口が見えないと大変不安です。
しかし「出口は1km先」などの情報があれば、
真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。

また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、過度に悲観してしまう人もいます。
不安で苦しんでいる人に、楽しいプラス情報も発信することで、
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【著作者 プロフィール】
■松田 優幸 (消費者経済総研 チーフ・コンサルタント) 経歴

◆1986年 私立 武蔵高校 卒業

◆1991年 慶応大学 経済学部 卒業

 *経済学部4年間で、
  ・マクロ経済学(GDP・失業率・インフレーション・投資・貿易収支等)
  ・ミクロ経済学(家計・消費者、企業・生産者、取引市場等)・労働経済を専攻
  
 *経済学科 高山研究室の2年間 にて、
  ・貿易経済学・環境経済学を研究

◆慶応大学を卒業後、東急不動産(株)、東急(株)、(株)リテール エステートで勤務

 *1991年、東急不動産に新卒入社し、途中、親会社の東急(株)に、逆出向
 *2005年、消費・商業・経済のコンサルティング会社のリテールエステートへ

 *東急グループでは、
  消費経済の最前線の現場である、店舗・商業施設などを担当し、
  各種施設の、企画開発・運営、店舗指導、接客等で、消費の現場の最前線に立つ

 *リテールエステートでは、
  全国の消費経済の現場を調査・分析し、
  その数は、受託調査+自主調査で多岐にわたる。

  商業コンサルとして、店舗企業・約5000社を、
  リサーチ・分析したデータベースも構築

◆25年間の間「個人投資家」としても、活動中。

 株式の投資家として、マクロ経済(金利、GDP、物価、貿易、為替など)の分析や、
 ミクロ経済(企業動向、決算、市場など)の分析にも、注力している。

◆近年は、
 消費・経済・商業・店舗・ヒットトレンド等で、
 番組出演、執筆・寄稿、セミナー・講演で活動

◆現 在は、
 消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
 兼、株式会社 リテール エステート リテール事業部長

◆資格は、
 ファイナンシャル・プランナーほか


■当総研について

◆研究所概要
*名 称 : 消費者経済総研
*所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者 : 松田優子
*U R L : https://retail-e.com/souken.html
*事業内容: 消費・商業・経済の、調査・分析・予測のシンクタンク

◆会社概要
「消費者経済総研」は、株式会社リテールエステート内の研究部署です。

従来の「(株)リテールエステート リテール事業部 消費者経済研究室」を
分離・改称し設立

*会社名:株式会社リテールエステート
*所在地:東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者:松田優子
*設立 :2000 年(平成12年)
*事業内容:商業・消費・経済のコンサルティング

■松田優幸が登壇のセミナーの様子

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出典明記 当総研サイトの「該当ページに、リンク」を貼る。 

上記の①②の2つを同時に満たす場合は、
事前許可も事後連絡も不要で、引用できます。

①②を同時に満たせば、
引用する文字数・情報量の制限は、特にありません。

(もっと言いますと、①②を同時に満したうえで、拡散は歓迎です)

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取材対応での情報提供となりますので、ご連絡下さい。

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メール: toiawase★s-souken.jp(★をアットマークに変えて下さい)

電 話: 03-3462-7997 (離席中が続く場合は、メール活用願います) 
         
チーフ・コンサルタント 松田優幸