原宿がオトナの街へ|ウィズ原宿へ行ってきた|2020年6月25日 全店オープン
|連載シリーズ 商業空間| 「 WITH HARAJUKU 」(ウィズ原宿)の魅力 とは? 「 原宿が オトナの街へ 変化 」 1000件以上の商業空間を、実地調査レポートをしてきた 筆者(消費者経済総研 松田優幸)が、徹底解説 2020年は、様々な、新スポットが、誕生します。 連載シリーズ商業空間を、お届けします。 消費者経済総研は、チーフ・コンサルタントの松田優幸を筆頭に、 消費・商業・経済の評論家・専門家として、 わかりやすい解説をお届けしています。 |
■番組出演・執筆・講演等のご依頼は、お電話・メールにてご連絡下さい。 ■初稿:2020年7月2日 : 本ページは、修正・加筆等で、上書き更新されていく場合があります。 ■ご注意 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、 対応して下さい。また「免責事項」をお読みください |
- ■今回号のポイント
■ウィズ原宿の誕生で、オトナも 楽しむ ハラジュクへ。 その魅力とは?
◆まちと連動。 「原宿駅前 ⇔ 竹下通り」の新たな回遊導線誕生。「原宿の活性化」にも貢献
◆「散策」できる。 ビルの内部が、心地よい散策ストリート
◆「魅力空間」である。 コンクリートのビルの中にいる、という感覚が消える
◆「風」を感じる。 解放感あふれる内部空間。開放廊下で風が通り、テラス空間が充実
◆「木」を感じる。 随所に、ふんだんに「木の温もり」が、感じられる空間
◆「みどり」を感じる。 ふんだんに、緑化。ここは「みどり」豊かなアーバン・リゾート?
◆「借景」をも楽しめる。 周辺の森の緑とも連動。 明治神宮の森を借景として活用
◆閉鎖空間の時代から「開放空間」の時代へ。 いるだけでも心地よく、楽しい
◆2020年からは、再度、「空間の魅力が注目の時代」へ。 「ECに負けない」ために。
■出店ショップに、注目すべき理由 とは ?
◆なぜ、今まで「イータリー」の日本展開が、停滞したのか? その理由 とは ?
◆しかし、ウィズ原宿のイータリーでは、「新魅力で、新たな顧客拡大のチャンス」がある
◆ユニクロは「情報製造・小売業」への変革を目指し、「デジタル・ユニクロ」を創造
◆なぜ、「イケアは、低迷」したのか? EC化が遅れた? セルフサービスのせい?
◆しかし、ウィズ原宿の「初の都市型イケア」は大繁盛。 EC含め「新たなイケア・モデル」
◆資生堂が3店舗も、出店したのも注目。「デジタル資生堂」は、若者を、つかめるか?
- ■ 原宿駅の目の前に「 WITH HARAJUKU 」(ウィズ原宿)誕生
- 6月5日から段階オープン開始で、6月25日に、16店舗が、ついに全店グランドオープン
シェア・スペース(会員制コワーキングスペース)の「LIFORK原宿」も、7月1日にオープン
なお、賃貸住宅「 WITH HARAJUKU RESIDENCE 」は、5月下旬から入居開始済み
◆概要
東京都渋谷区神宮前1丁目14-30 「原宿駅」歩1分 「明治神宮前<原宿>駅」歩1分
地下3階、地上10階
延床:約26,600㎡ 商業面積:約10,300㎡ 地積:約 5,068㎡ 建築面積:約 4,200㎡
用途:店舗(飲食、物販、サービス)、展示場、賃貸住宅53戸、駐車場
- ■ 高評価な環境デザイン。その理由 とは ?
- ◆コンクリートよりも、「木」。 その効果 とは ?
人間をはじめ、生き物は、コンクリートの中にいるより、木の中にいる方が良いのです。
マウスを、木製・金属製・コンクリート製と3種の箱に入れた静岡大学の研究があります。
経過生存率を比較した結果、23日目のマウスの生存率は
・木 製 :85%
・金属製 :41%
・コンクリート製 : 7%
当施設は、コンクリート中心で、できています。
しかし、コンクリートを感じることが、少ない設計です。心地よい空間に仕上がっています。
それは「天然木」や「石」等の自然素材を、多用しているからです。
随所に「木の温もり」が、感じられる空間です。
◆ここは、「みどり」豊かな アーバン・リゾート?
当施設の敷地は、小高い丘状で、かつては「源氏山」と呼ばれていました。
テラスや屋上を、多彩な植栽で「緑化」して、「源氏山」の再現を図っています。
それにより、このエリアの新たなランドスケープを創出しています。
建物の「ひさし部分」にも「緑」がふんだんに、施されています。
竹下通り側から、当施設へ接近すると、緑豊かな丘のような空間に、見えます。
下層階の屋上部分は、下からは見えませんが、屋上面いっぱいに、緑化しています。
ちょっとした「森」に見えます。
◆借景(周辺の森の緑とも連動)
このように、建物の中にいても、「緑」を感じられます。
緑を感じる演出は、それだけではありません。西側に広大な「明治神宮の森」が広がります。
建物内の緑や解放空間が、明治神宮の森とも連動しています。
◆解放感あふれる内部空間 とは ?
建物の内側の共用廊下は、壁面で覆われていません。
そのため、風が通り、見通しも開け、「建物内でも、解放感」を感じることができます。
「壁面で覆われていない」とは、共用廊下の突き当たり部が「壁面なし」ということです。
しかし、それだけでは、ありません。
その突き当たり部が、テラス状のオープンエアーの空間になっているのです。
そのため「コンクリートの塊のビルの中にいる、という感覚を消失」させる効果があります。
- ■ ウィズ原宿は、建物の内側も街。その理由 とは ?
- ◆建物の中もストリート?
*ビルの内部が、心地よい散策ストリート
原宿駅側のメインエントランスから建物内に入ると、前述の開放的な内部廊下が続きます。
その廊下に、各ショップが面していて、街の中の路面店を、散策している感覚になります。
これで、街を散策しながらの買い物する楽しさを、ビル内でありながら、演出できます。
街の中には、屋根はありません。ここは、屋根があるので、雨の日でも、散歩感を楽しめます。
◆開放と閉鎖で、 どう 違う?
一方で共用部は開放壁なので、エアコンは効きません。筆者(松田)の訪問日は、高温多湿でした。
汗は出ましたが、その暑さのデメリットを、解放感のメリットが、上回ります。
先日、別の旧来型の「大箱型SC」を、視察しました。その日も、高温多湿でした。
そこは「室内・閉鎖型」なので、エアコンは効いていて、汗は、かきませんでした。
しかし、「汗をかく ウィズ原宿」と「汗をかかない 大箱SC」は比較に、なりませんでした。
「汗をかくウィズ原宿」の方が、圧倒的に快適なのです。
大箱SCは約200店舗規模なのですが、すぐに、退屈し、疲れてしまいます。
「ウィズ原宿」では、疲れ知らずで、筆者(松田)は、長時間滞在しました。
◆1Fの路面店舗のファザードが「雁行」。そのメリット とは ?
1Fの原宿駅側に、4つの路面店舗が並びます。各区画ごとに、ファザードが「雁行」しています。
なお、その4店舗は、イケア、ユニクロ、ビューティ・スクエア(資生堂)、オッシュマンズです。
雁行せずに、フルフラットだと、各店舗の存在感と個性が、薄まります。
この雁行で、各区画の存在感・個性を、強調できる効果が、あるのです。
◆内部店舗への誘導の仕掛け とは ?
上記の4店舗以外に、内側に12店舗があります。その12店舗への誘導も、計算されています。
メインエントランスを、思いっきり大きく開口させ、視覚的に、目立つ入り口になっています。
入り口のフレームを「幅広」に設置したことで、心理的にも、入館の促進の効果がでます。
しかも、その部材が「木」なので、より一層、注目される仕掛けが、あります。
同時に、当施設が「木」等の自然素材を大切にした空間である事のPRにも、つながっています。
◆「原宿駅前」と「竹下通り」との新たな回遊導線「ウィズ原宿 ストリート」
本物件は、原宿駅 ⇔ 竹下通り の間にあります。
原宿駅前からのアプローチと、竹下通りからのアプローチと、両方可能です。
「原宿駅前ストリート」と、「竹下通りストリート」を、「建物内ストリート」がつなぐのです。
「原宿駅前」と「竹下通り」をつなぐそのパッサージュが「WITH HARAJUKU STREET」です。
開発者は「WITH HARAJUKU STREET」を中心とした「道の建築」をイメージしています。
街全体の「賑わい+回遊性」を高め「ハラジュク・エリアの活性化」にも貢献しているのです。
- ■ 建築デザインまとめ
- ◆「木」を感じる ~コンクリートよりも、「木」~
随所に「木の温もり」が、感じられる空間
◆「みどり」を感じる ~ここは、「みどり」豊かなアーバン・リゾート?~
ふんだんに、緑化
◆ 借景(周辺の森の緑とも連動) 明治神宮の森を借景として活用
◆「風」を感じる ~解放感あふれる内部空間~
共用廊下の突き当たり部が「壁面なし」で風が通り、見通しも開け「建物内でも、解放感」
突き当たり部が、テラス状のオープンエアーの空間
「コンクリートの塊のビルの中にいる、という感覚を消失」させる効果
◆「散策」 ~ビルの内部が、心地よい散策ストリート~
開放的な内部廊下にショップが、面していて、街中の路面店を、散策している感覚に
◆ まちと連動 ~「原宿駅前」と「竹下通り」との新たな回遊導線~
街全体の「賑わい+回遊性」を高め「ハラジュク・エリアの活性化」にも貢献
◆ 閉鎖空間よりも開放空間。 いるだけでも心地よい、楽しい
- ■ 2020年からは、再度、空間の魅力へ注目
- 筆者(松田)は、前職では、表参道、代官山、渋谷エリアを担当した時期がありました。
表参道では、3つのプロジェクトを、新規開発しました。
そのうち2つは、開放型の低層ファッション・カフェのモールです。
いずれも、「広場」を、センターに配置しています。
また、そのうちの1つの施設では、敷地入口に大きな「クスノキ」があります。
その大木は「大きな邪魔者」かもしれません。
しかし、その木を切らず、緑を残し、そして、活かすプランでコンペに臨みました。
この木を活かす点も評価され、私松田達の提案が選定されました。
これら中庭・広場活用等のデザインスキームは、
国土交通省、東大都市工学科等など、各方面からも、関心を寄せて頂きました。
また、「商店建築」にも、取り上げて頂きました。
それらのスキームを「風、空気、青空を感じる空間。縁日のお祭りを」
として私が著した論文は、「日本不動産学会」からの表彰を、頂いたこともありました。
これらの時期は、2000年前後です。「時間消費」という言葉が、よく言われた時代でした。
しかしその後は、日本では、RSCが郊外ロードサイドに、続々誕生しました。
※RSC:200店舗や300店舗などの大箱SC
近年は、SCは、EC(ネット通販)に、食われつつあります。
リアル空間に集客するためには、空間の魅力付けが重要です。
2020年からは、再度、魅力空間の時代です。「空間消費」とでも言いましょうか。
~開かれた魅力空間が、人々を呼び込む~
- ■ オトナも楽しむハラジュクへ
- 「原宿」と聞けば、「女子高生の街」と連想されることも、多いかと思います。
しかし、当施設は、違います。ざっと見では、中高生・大学生は、1割未満と感じました。
筆者(松田)よりも、上の年齢の人も、たくさんいらっしゃいました。
「原宿の街を、歩きたくない」という大人世代の人もいます。
しかし、当施設は、オトナが、楽しむ空間なのです。
松田も、長時間滞在し楽しめました。その後、街へ出て久しぶりに「じゃんがら らーめん」へ。
ラーメンの後は、当施設の周辺の街を歩きました。
若者も大人も、街の皆さんは、とても上品な感じです。
悪騒ぎしたり、ポイ捨てしたりするような感じは、ありません。
もちろん、表参道側と比較すれば、雰囲気は違いますが、
今回は「オトナも楽しむ原宿」を体感しました。
- ■ フロア構成
- ◆商業店舗
B2Fから地上3Fまでの4フロアと、8Fの、計5フロアに16店舗が、登場しました。
6月5日から、段階順次オープンを開始し、6月25日に全店舗が、出そろいました。
ファッション、フード、ビューティー、ライフスタイル雑貨など、トレンド発信する店舗です。
既述のとおり、原宿のストリートが、建物の中にもあり、街を散策する気分でいられます。
しかし、散策や見物で終わってしまう、新規オープン施設も多いですね。
しかし、ここでは、マーケットにマッチしたショップがあります。
お客さんも、しっかりお財布を開きます。
◆イベントホール
3Fに、イベントホールの「WITH HARAJUKU HALL」が、オープンしました。
原宿における文化発信の一翼を担います。
◆シェア・スペース「LIFORK原宿」
3Fには、シェア・スペース(リフォーク原宿)も、7月1日にオープンです。
「シェア・オフィス」とは表現していなく、「シェアスペース」としています。
「LIFE + WORK = LIFORK」と銘打ち、「はたらくって たのしい」がコンセプトです。
入会金0円+15分250円で、使いすぎても、月額最大20,000円です。
ちょっと空いた15分間で、メールを打つ、資料をつくる、休憩する・・・などできます。
オフィス拠点として利用するもよし、書斎として集中してもよし、なのです。
人々が、内部だけではなく、外部空間にもつながるように、テラスと一体のデザインです。
テラスにはブランコ状の椅子があり、室内には交流を促進する「卓球台」もあります。
三井不動産による新規施設の「豊洲ベイサイドクロス」にも「卓球台」が登場しました。
「卓球台」は、新たな交流アイテムに?
◆賃貸レジデンス
4F~10F(8F除く)の6フロアは、賃貸住宅の「WITH HARAJUKU RESIDENCE」です。
住宅共用部には、ウェイティング・ラウンジ、ビュー・ラウンジ、ガーデン・テラスもあります。
それゆえ、商業ゾーンに負けず、緑や解放感を味わえます。
◆屋外の広場空間「WITH HARAJUKU PARK」
2階から3階にかけて、しつらえられた屋外の広場空間です。
今後、さまざまなイベントの開催が、予定されています。
- ■ 注目ショップ【 飲食 】
- ◆EATALY HARAJUKU(イタリアンレストラン&マーケットプレイス)
3階に、イータリーの「カフェ・バー」「レストラン」「食物販」が登場しました。
飲食では、「カフェ&バー」のゾーンと、「レストラン」のゾーンがあります。
各々、店内席と屋外テラス席があり、明治神宮の眺望と共に、イタリア料理を楽しめます。
店 内:カフェ&バー 6席 + レストラン55席
テラス:カフェ&バー34席 + レストラン39席
カフェ・バーやレストランのほか、「食物販」のゾーンもあります。
300種類以上の商品があり、その食材を購入し、自宅でその味の再現もできます。
*レストランでは?
本格的で、バラエティ豊かなイタリア料理を、味わうことができます。
イタリア国内と同じ方法で伝統的なレシピで、厳選された上質な食材を用い、調理されます。
ハムとチーズのスライスや、プロセッコ(スパークリング)や、厳選ワイン
そして、新鮮なパスタや、ピザを、味わうことができます。
*カフェ&バーでは?
生ビール、カクテル、ワインもゆっくり楽しめます。テイクアウトも可能です。
イタリアの伝統菓子の「マリトッツォ 」もあります。
柔らかい生地に、ホイップクリームをたっぷり詰め込んだ、典型的なローマのお菓子です。
辛党には、イタリアでポピュラーなストリートフードの
ミックスシーフードの「フリット・ミスト」もおすすめです。
食事ではなく、イタリア式に食後の締めくくりのコーヒーを楽しむのも、ありですね。
*マーケット(食物販コーナー)では?
物販コーナーには、300品を超える上質なイタリア産の食材が並びます。
食材の中には、「ハム」や伝統的な「チーズ」、さまざまな「オリーブオイル」等があります。
その他、家で作れる「グラニャーノ・パスタ」、缶詰と調理済みソース、デザート等もあります。
イータリーのレストランで味わった料理を、自宅ですぐに調理するための物が、全て揃います。
本物の「イタリアのグルメツアー」を、自宅で、始められますね。
*学んで楽しむ とは ?
店名のイータリーEATALYは、「食べる(EAT)」と「イタリア(ITALY)」の組み合わせです。
店名に、EATALYの思いが、表現されています。
それは、高い品質のイタリアの食文化と喜びを、世界中に広めることです。
そのため、イタリアから生産者をワークショップに招く、セミナーやスクールもあります。
楽しみながら味わい、学ぶ良い機会ですね。
イータリーは、イタリアの食材・食文化を知ってもらい、促進することを目標にしています。
「食べる」「買う」「学ぶ」機会を設けて、イタリアの食を発信しています。
◆なぜ、イータリーの日本展開が、進まないのか?
この問題について、イータリーサイドの見解は存じませんが、筆者(松田)なりに考察します。
*過去のイータリーは、なぜ閉店したか?
イータリー原宿は、現時点、日本で3店舗目です。(他は、日本橋三越店、グランスタ丸の内店)
なお、最初に日本に上陸したのは、2008年の代官山でした。(2014年に閉店)
代官山以外にも、自由が丘店、吉祥寺店など、閉店したショップがあります。
代官山にオープンしたときは、結構な話題になりました。
その時も、食事スペースもありました。
しかし筆者(松田)には、「イタリア食材の販売」に、注力している印象を受けました。
また世間から、「全般的に、値段がお高め」という評価も、されていました。
「イタリアの食文化の発信」の趣旨は、理解できます。
しかし、日本人には、少々、マニアックすぎではないか、と感じました。
イータリー代官山では、それぞれのイタリア食材の特徴や長所などが、よくわからないのです。
マニアックな日本食材の物販店舗が、仮に、欧州に開店した場合を想像すると、どうでしょう?
例えば「ワサビ」の種類が色々あっても、欧州人相手に、ヒット売れするかは、未知数です。
欧州の「プロの料理人」の中には、興味を示す人も、いるかもしれません。
しかし、一般人の家庭料理の食材としては、外国のマニアックな食材は、ハードルあります。
上手にやっている例は「KALDI」でしょう。KALDIでは、宝探し感覚もあって楽しいですよね。
見せ方・伝え方を、工夫しないと、売れません。
*イータリー原宿なら、いける!
イータリー原宿では、イタリア食文化の発信と、売り上げの向上も、期待できそうです。
まずは、「テイクアウト」で、気軽に、イータリーの食べ物に、接することができます。
そこで、「おいしい!」となれば、次は「イータリーカフェバー」での軽食へ、つながります。
さらに今度は「イータリー・レストラン行きたい」となれば、イータリーファン創造です。
オープンテラスがフックとなり「イータリー」に、馴染みの無い人も、入店へ誘導できます。
ますます「イータリーファン」になれば、物販コーナーで食材を買って、自宅で作るでしょう。
さらには、イータリーの料理教室のイベントにも関心を示すかも、しれません。
こうして、エンゲージメント形成の段階が、用意されている(選択肢が多いとも言える)のです。
イータリーの新たな日本展開に、注目です。
- ■ 注目ショップ【 路面物販 】
- ◆1F路面店
注目ショップとして、原宿駅に面する通りの1Fには、下記の路面店が並びます。
*日本初の都市型店舗となる「IKEA原宿」
*新しいタイプの大型店舗「ユニクロ 原宿店」
*資生堂による「ビューティ・スクエア」(ヘアメイクアップサロン)
*創業の地で、新たに生まれ変わる「オッシュマンズ 原宿店」
- ■「イケア」 (家具・雑貨/カフェ)
- ◆なぜ、イケアは、低迷したのか?
~EC化が遅れた? セルフサービスに、こだわりすぎ?~
当施設のイケア原宿店の解説の前に、近年のイケア・ジャパンの、低迷について見てみます。
急成長を継続している同業の「ニトリ」とは、もはや雲泥の差です。
イケアジャパンの売り上げは、2015年をピークとして、2016年、2017年と下落しました。
2017年は、ついに、赤字転落しました。
以前は「おしゃれで、安い」と評価されました。しかし、最近は「面倒」という声が増加です。
「安い」理由は、「店舗労働」を、「店舗従業員」ではなく「顧客」に転嫁させたからです。
顧客のセルフサービスを基本としているので、顧客の属性によっては、損してしまうのです。
年収1000万円(年間労働時間2000時間)の顧客なら、1時間の価値は「5千円」です。
遠い郊外のイケア店舗へ、時間をかけて移動し、商品探しに時間をかけ、マイカーへ搬入です。
帰宅の際も、移動時間が、かかります。帰宅後は、組み立て時間を、必要です。
これで全部で6時間を使ったら、この顧客は、5千円×6時間=3万円の価値を失います。
イケアは、時給1100円の学生バイトの人件費を節約し、商品価格を下げているのでしょうか?
だとすると、一定の年収以上の顧客は、かえって損してしまいます。
イケアに限らず、日本では、様々な業種で「セルフサービス→低価格」モデルがありました。
「専業主婦」ならば、主婦には収入はなく、その分、時間があります。
その主婦時間を活用し、自ら手間をとる「セルフサービス」で、節約することができます。
つまり専業主婦では「旦那が企業労働で、収入を増やし」「主婦が、主婦労働で、節約」です。
また顧客が学生ならば、学生も、自分の手間をかけての節約を、考えるでしょう。
日本の女性就労率は上昇し、上記のモデルは、もはや昭和モデルで、令和の時代に合いません。
(※専業主婦型が、良くない、ということではありません。専業主婦の率が低下したので、
それをターゲット化するビジネスモデルが、ミスマッチということです。)
*非移動革命
そもそも、令和時代は「非・移動」にむかう時代です。消費者の移動は、減っていきます。
コロナ禍で、一層促進されています。
消費者の移動の減少は、コロナ禍が無くても、元々そのトレンドがあったのです。
消費者経済総研は、令和時代に「消費者が移動しない・非移動革命」が起きると、
コロナ前から予測と提言をしてきました。 ※非移動革命のページ参照
非移動トレンドに、コロナ禍が加わったので、消費者の「非移動が加速」するのは当然です。
消費者を自宅から店舗へ移動させ、商品を選び運ぶ手間や苦労をさせる事は、減っていきます。
*2017年から「新たなイケアへ」
消費者の移動・運搬の苦労・時間を軽減できるのは、それはもちろん「EC」です。
イケアジャパンは「EC」を、導入していませんでした。
「移動・運搬の苦労・時間を軽減」するために、勝手に各業者がイケア通販を、始めました。
しかし、ついにイケアジャパンが、2017年からECを開始しました。
実店舗においては、郊外に時間をかけて移動したのが、当施設で、時間削減になりました。
さあ、「新たなイケアモデル」の反撃開始に、期待です。
◆ウィズ原宿の「初の都市型イケア」は、大繁盛
ウィズ原宿のショップの中でも、「初の都市型イケア」は、大繁盛でした。
筆者(松田)が、現地滞在時は平日でしたが、レジで会計を待つ人の列が、すごかったです。
IKEA原宿では、手に取って見て、そのまま持ち帰りできる商品を、取り揃えています。
一方、大型家具は、店舗で注文し、後日自宅へ配送も可能です。
総面積は約2,500 ㎡です。 商品数は、約9,500点で、後日配送で店舗にて購入が可能です。
約900点については、当日の持ち帰りが可能です。
展示の家具は約1,000点あり、実際に見て触れることができます。
◆1Fには、世界初の「イケアのコンビニ」がある
その名は、「スウェーデン・コンビニ」です。
イケア初の都市型店舗ゆえに、都市型・時短消費のために、便利な買い物をサポートします。
お手ごろでサステナブルな商品が、スピーディーにお買い物できます。
◆「サステナブルな商品」とは?
イケアの大ヒット商品の「イースタード」(プラスチック袋)も、このコンビニで買えます。
主素材が、植物由来の素材で再生可能なバイオプラスチックへ、2017年に替わりました。
その他、「エコバッグ」や、「プラントラーメン」などの、サステナブル商品があります。
*「プラント・ラーメン」とは
植物ラーメンです。プラントベース(植物由来)100%のカップラーメンが、新登場です。
パーム油を使わないので、環境にやさしく、麺は、ノンフライなので、カロリーも控えめです。
カップラーメンとしては、珍しく化学調味料を、一切使ってなく、身体にもやさしいのです。
味は、「野菜ベースの塩味」と「カレー味」の2種類があります。
このコンビニ内の「コーヒースタンド」では、コーヒーのほか、
シナモンロール、プラントベースのソフトアイスやサンデー等を、テイクアウトできます。
◆2Fには、「スウェーデン カフェ」がある
2Fには、152席※の「スウェーデン カフェ」があり、食事も楽しめます。
※座席を間引き、40席の時期あり
「スウェーデン・コンビニ」では、テイクアウト専用でしたが、
「スウェーデン・カフェ」では、座って飲食ができます。
「IKEA原宿」限定のフードアイテムが、たくさんあります。
例えば、スウェーデンの伝統料理フラットブレッドに 具材をのせた「ツンブロード」。
2Fの「スウェーデンカフェ」では、この新しいメニューが楽しめます。
クレープや食べ歩きカルチャーの「原宿」と、「スウェーデン」の文化の融合ですね。
スウェーデンの味を、おどろきの低価格で楽しめるのは、イケアならではですね。
◆「暮らしのニーズ」によって売場を構成
IKEA原宿では、都市部の暮らしのニーズを、反映した売り場作りに、なっています。
ルームセットは、都市の限られたスペースを考慮し、スペースの有効活用を、提案しています。
一人暮らし部屋、低価格部屋など、都市部の暮らしを考慮したルーム提案が、充実しています。
また、2017年開始のECサイトの「IKEAオンラインストア」でも色々と買えます。
- ■ 「オッシュマンズ 原宿店」 (スポーツセレクトショップ)
- アメリカ生まれのスポーツ店として、1985年に、原宿駅前に、オープンしました。
その「オッシュマンズ 原宿店」が、創業の地で、生まれ変わります。
日本では初となる「GRAMICCI」(グラミチ)のインショップも、あります。
グラミチは、ロッククライミング・パンツが原点の、パンツ・ブランドです。
ヨガやランニングなどの、参加型イベントも、開催されます。
- ■ 「ユニクロ 原宿店」 (衣料品:メンズ/ウィメンズ)
~「デジタル・ユニクロ」が誕生~
約600坪の広い売場で、「UT」の世界を体感できる「UT POP OUT」が登場
また、アプリと連動の世界初の売場「Style Hint 原宿」も登場
原宿は、ユニクロが初の都心型店舗を出店し、ブランディングのきっかけとなった場所です。
その原宿に、8年ぶりに、カムバックです。
ユニクロは、「情報製造・小売業」への変革を目指す、としています。
そのユニクロの「リアルとバーチャルを融合」させた最新型の店舗です。
◆「UT POP OUT」では、UTの世界を体感できる
1階エントランスには、ユニクロTシャツの「UT」専用の売場「UT POP OUT」があります。
「コラボTシャツ」が、多数あります。
*「UT」とは、
2003年に「ユニクロTシャツProject」として始まった、ユニクロのTシャツブランドです。
ユニクロは、毎年1000色柄以上の「グラフィック・Tシャツ」を、出しています。
これほど多くのTシャツを、年間通して販売しているブランドは、ユニクロしか無いとのこと。
コラボの相手とは「SNOOPY」や、日本のアニメ「ワンピース」など、様々です。
「 Hello Kitty + kitson 」のコラボで「UT」限定の「 Hello kitson Tシャツ」もありました。
◆アプリと連動の 世界初の売場「Style Hint 原宿」が登場
地下1階には、着こなし発見アプリ「Style Hint」と連動した、
世界初の売場「Style Hint原宿」が、お目見えしました。
壁一面に240台のディスプレイが並びます。購入したい商品を、簡単に探すことができます。
そのディスプレイで、ユーザーから投稿された最新の着こなしを、検索・閲覧します。
◆それ以外にも、もりだくさん
色とりどりの新鮮な「生花」を、1束390円、3束990円で、買えます。(税別)
また、ミニーマウスのバッグや、豆皿やノート等の雑貨までもが、買えます。
その他、世界に1つの「オリジナルTシャツ」や「オリジナルトートバッグ」が作れたり、
話題のアーティストが選曲のSpotify上で聞けるプレイリストが、店内などで配信されます。
- ■ 資生堂が3店舗を出店したのも注目
- *1F:「Beauty Square」(ビューティ・スクエア)
化粧品/ヘアメイクアップ・サロンの直営の美容施設 約240坪
*2F:「SABFA」(サブファ)
ヘアメイクアップ・アカデミー & スタジオ 約120坪
資生堂が運営する、プロのヘアメイクアップアーティストを、育成するスクール
*8F:「SHISEIDO PARLOUR THE HARAJUKU」(資生堂パーラー ザ・ハラジュク)」
資生堂パーラーが運営するレストラン&ラウンジ 約106坪
- ■ 資生堂3店舗の詳細
- ◆1 Fの「Beauty Square」(ビューティー・スクエア)のコンセプト
ミレニアル世代(20代半ば~30代半ば)の「美的・好奇心」を刺激する空間
きゃりーぱみゅぱみゅが、アンバサダー
リアルとデジタルを融合
ビューティーを「発見し」・「遊び」・「シェア」できる場所です。
化粧品の販売に加えて、デジタルなビューティー体験も、できます。
これらの、体験スポット、かつ、発信スポットです。
クイックサービスを提供する「ヘアメイクアップサロン」もあります。
「SABFA」出身のヘアメイクアーティストが、お客さんを、プロデュースします。
◆2 Fの「SABFA」 とは ?
「SABFA」は、美のアーティストを、育成・支援するスクールです。
2020年に、創立35周年を迎え、多くの卒業生が、撮影やショーの現場で活躍中です。
ここには、最新のレクチャーとトレーニングをする施設と、フォトスタジオがあります。
フォトスタジオは、ヘアメイクの作品撮影に、最適なスタジオです。
講師は、全員が、資生堂の現役ヘアメイクアップアーティストです。
少人数クラスで、多彩なカリキュラムが、あります。
NY・パリ・上海・東京での、ファッションウィークのバックステージ等で
資生堂アーティストとの、現場実習も、魅力です。
卒業後のフォローアップ体制も、充実しています。
従来は、美容師免許を持つ、美容技術者を対象として、教育活動を行ってきました。
対象者を、美容師免許を持たない美容従事者の人にも、広げてカリキュラムを、刷新しました。
今後は、卒業生の活躍を支援するエージェンシーの「Office SABFA」の運営等も、拡充します。
こうして「美の総合アカデミー」として、進化します。
◆1 Fの「Beauty Square」 各コンテンツの詳細
*Salon Zone(サロンゾーン)
「SABFA」で、技術と感性を磨いたヘアメイクアーティストが、1対1で顧客をプロデュース
顧客一人ひとりに応じた形で、行います。
パーソナライズされたメイクアップ&ヘアスタイリングの「施術」や「レクチャー」です。
・クイックメニュー
短時間(20~30分)・ワンポイントの施術やレクチャーを、してもらえるメニューです。
・アーティストセッションメニュー
お気に入りのアーティストとのフリーセッションです。
顧客の個々のお悩みや、要望に応じて、セッション内容を、決めていきます。
メイクアップ&ヘアスタイリングの施術やレクチャーを、時間内で実施します。
時間は、60分、90分、120分の3コースです。
*Brand Zone(ブランドゾーン)
ここは、化粧品販売・カウンセリングゾーンです。
資生堂グループの化粧品が、買えます。
メイクアップやスキンケア、ヘアスタイリングアイテムなど、下記のブランドがあります。
イプサ、クレ・ド・ポー ボーテ、ザ・ギンザ、SHISEIDO、SHISEIDO PROFESSIONAL、
ドルチェ&ガッバーナ ビューティ、NARS、bareMinerals、LAURA MERCIERほか
*Go-Live Zone(ゴー ライブ ゾーン)
ここは「情報発信ステーション」です。
ライブ配信やネット番組の公開収録を行う「公開スタジオ」が、あります。
日々、インフルエンサーが来店し、ここから配信します。
多数設置された大型LEDビジョン/サイネージでは、
「Salon Zone」所属のアーティストや、「SABFA」によるヘア&メイクのアドバイス
など、様々な情報が発信されます。
*Installation Zone(インスタレーションゾーン)
“キレイになった私/私たち” で 遊ぶ エンターテイメントゾーン
4m×4mの大型ビジョンや、フルカラーで上下に動くライトが、あります。
非日常感を、体験できるエンタメスペースです。
顧客参加型のデジタルコンテンツや、期間限定のPOPUPショップ等のイベントが行われます。
・バーチャルアバターコンテンツ「ZEPETO」(ゼペット) とは ?
「ZEPETO」は、3Dアバターアプリと大型ビジョンを連動させたバーチャルコンテンツです。
お客さんのオリジナルキャラクターを、店舗の仮想空間の中に、投影します。
友達や著名アンバサダーのアバターと、一緒に写真の撮影を、楽しめます。
・ZEPETOのアプリとは
簡単、かつ、おしゃれに、「3Dアバター」を、作ることができるアプリです。
日本では、1,500万人超のユーザーがいます。
ZEPETOでは、アバターに、メイクアップやファッションを施し、自分好みに作れます。
◆8 Fの「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」 (レストラン&ラウンジ)
資生堂パーラーの歴史は長く、明治35年の「資生堂ソーダファウンテン」から、始まりました。
かつては「成功率の高い お見合いの名所」とも言われました。
29年ぶりに原宿へ出店です。
フレンチベースのコース料理と、ソムリエ厳選のワインが、楽しめます。
レストランゾーンは、「明治神宮の森」を見渡す眺望が、楽しめます。
反対側のラウンジゾーンでは、東京タワーが見えました。
- ■ その他の店舗詳細
- ◆オーバカナル (ブラッスリーカフェ)
ブラッスリー・カフェの草分けとして、日本にフランスの大衆文化を伝え、
「大人の日常食」という新しいコンセプトを、広めたオーバカナル。
18年の時を経て、再び原宿にオープンしました。
今までのクラシックなメニューに加え、ジャポニズムという新たなるメニューを提案します。
フランスと日本の食文化を融合した「新たなオーバカナル」が誕生です。
◆THE ALLEY (ティーストア)
「お茶に恋をする、本格派ティーストア」
THE ALLEYに、日本最大級の広さを誇る、日本初のコンセプトストアが、誕生します。
こだわりの茶葉を味わう本格ティーと、充実のフード・スイーツを新たにラインナップ。
限定グッズも展開し、お茶を日常に感じるライフスタイルを提案しています。
◆スターバックス コーヒー (スペシャルティ コーヒーストア)
WITH HARAJUKU店でのみ、楽しめるアートと共に、約100席の快適な空間です。
◆Snow Peak LAND STATION HARAJUKU
(アウトドアギア/アパレル/お土産/カフェ)
高品質のアウトドア用品によって、自然指向のライフスタイルを、発信するスノーピーク。
日本各地のローカルの魅力を、伝えるための案内拠点として、ギアやアパレルに加え、
「その土地から産まれたもの=お土産」を、取り扱う新業態店舗です。
カフェもあり、飲み物のテイクアウトもできます。
◆「セイコーブティック ウィズ原宿」
「セイコー プロスペックスブティック ウィズ原宿」
(腕時計専門店)
「セイコーブティック」では、最高峰の性能と洗練されたデザインの「グランドセイコー」や
世界初のGPSソーラーウオッチ「セイコー アストロン」等、
グローバルに展開するコレクションが、豊富あります。
また、日本最大級の店舗面積となる「セイコー プロスペックスブティック」では、
本格機能のスポーツウオッチ「セイコー プロスペックス」の世界観を、感じる空間です。
◆ドクターマーチン (靴)
シンプル・シルエットのブーツ・シューズが、ストリートファッション等を、彩ります。
Kids、レディース、メンズのフルライン展開の、ドクターマーチンの都内最大級の店舗です。
メイド・イン・イングランドのシューズも、あります。
◆MACCHA HOUSE 抹茶館 (カフェ・スイーツ/抹茶専門店)
シンガポールや香港をはじめ、海外で4店舗を展開し、伝統的な日本の抹茶文化を伝えています。
京都の老舗「森半」の抹茶を使用した、オリジナル抹茶ドリンクやスイーツを、楽しめます。
メディアでも取り上げられているスイーツ「宇治抹茶ティラミス」は、人気です。
- 【筆者プロフィール】
- 松田優幸が登壇のセミナーの様子
- 【松田 優幸 (消費者経済総研 チーフ・コンサルタント) 経歴】
*1986年
私立 武蔵高校 卒業
*1987年
慶応大学 経済学部 入学
経済学部で、
・マクロ経済学(GDP・失業率・インフレーション・投資・貿易収支等)
・ミクロ経済学(家計・消費者、企業・生産者、取引市場等)・労働経済学を専攻
経済学科「高山研究室」にて、貿易経済学・環境経済学を研究
*1991年
慶応大学 卒業 東急不動産(株) 入社
*1997年
親会社の東急電鉄(株)へ逆出向
消費の現場である商業施設と街づくりの計画担当
*2000年
東急不動産 復職
各種の商業施設の企画開発・運営、接客等で消費の現場の最前線に立つ。
*2005年
東急不動産から、消費・商業・経済のコンサルティングをおこなう
株式会社 リテール エステートへ移籍し14年間、
全国の消費の現場を視察・調査。その数は多岐にわたる。
*現 在
消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
兼 リテール エステート リテール事業部長 (52歳)
*資 格
・ファイナンシャル・プランナー
・宅地建物取引士資格者
・不動産コンサルティング技能登録者(新制度更新前まで)
・簿記3級
【消費者経済総研について】
■研究所概要
名称 : 消費者経済総研
所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
事業内容: 消費・商業・経済の、調査・分析・予測のシンクタンク - 【松田 優幸 (消費者経済総研 チーフ・コンサルタント) 経歴】
- ご案内・ご注意事項
- *消費者経済総研のサイト内の情報の無断転載は禁止です。
*NET上へ引用掲載する場合は、
①出典明記 ②部分引用に限る ③当総研サイトページにリンクを貼る。
以上の①②③を同時に満たす場合は、連絡なく、一部転載・引用ができます。
*テレビ局等のメディアの方がたは、取材対応での情報提供となりますので、ご連絡下さい。
*本サイト内の情報は、正確性、完全性、有効性等は、保証されません。本サイトの情報に基づき損害が生じても、当方は一切の責任を負いませんので、あらかじめご承知おきください。
- 取材等のご依頼 ご連絡お待ちしています
- メール: toiawase★s-souken.jp(★をアットマークに変えて下さい)
電 話: 03-3462-7997 (離席中が続く場合は、メール活用願います)
- チーフ・コンサルタント 松田優幸 経歴のページはこちら
-