コロナいつまで いつ終わる?日本2022収束最新予想 理由も解説|消費者経済総研|2022/2/18更新
コロナは、いつまで続く? いつ終わる? 日本のコロナ収束の最新予想 2022年 「終息」は、完全に終わること。 「収束」は、"だいぶ収まった" ということ 終息は、まだ だが、 【懸念すべきウイルス】は、11月に収束した 「第5波の デルタ株 まで」である。 なお、オミクロン株は、 2022年2月2日(水)に、ピークアウト済みで、 2月下旬に収束するだろう。(東京都) ( しかし「まん防 の継続」によって 逆に、収束が遅れ、3月になる可能性あり ) オミクロン株は、covid-19の最終段階だ。 日本・世界は、オミ株の急拡大で、 急速に免疫獲得(集団免疫)だ。 懸念対象のコロナは、既に11月で終わった。 その後の第6波のオミクロン株は、 普通の風邪に近づいた。過剰反応は、不要だ。 オミクロン株に、過剰反応すると 「別の被害」を、増やしてしまう。 コロナへの過剰反応や、コロナで騒ぐのは、 2021年10月までで、終えるべきだ。 以上が 「 消費者 経済 総研 」 の見解だ。 「 消費者 経済 総研 」は、 新しい情報獲得や予測精度の向上等で、 本ページを随時更新してきた。 既に、2021年11月を過ぎたが、 以前から、収束予想を、2021年11月としていた。 これは、後述する「更新の履歴」を参照頂きたい。 なお、半年以上も前の 2021年4月の時点で、 「2021年10月から収束」とリリースした。 ↓ その後、免疫率の変動等で、当総研の収束予想は、 2021年の「10月~12月」の間で、変動した。 ↓ 「コロナは、収束しない。」 「変異株のせいで、集団免疫は、もはや無理」 ↓ こんな悲観予想の方が、不自然・不可思議なのだ。 ウイルスの 毒性・感染力 を、4分類する [1] 強毒・強い感染力 [2] 強毒・弱い感染力 [3] 弱毒・弱い感染力 [4] 弱毒・強い感染力 デルタ株は、[1]で、脅威だった ↓ オミクロン株は、[4]で、脅威対象ではない 急速な拡大は、急速な免疫の提供を意味する ↓ 免疫低下者・ワクチン未接種者への 免疫強化・免疫提供だ ↓ オミクロン株で、急速・幅広に免疫獲得する ↓ オミクロン株が、コロナ騒動の最終局面だ ↓ 2022年春の日本は、アフターコロナ これらを 「 消費者 経済 総研 」 が わかりやすく解説していく 「ウイルス対策」は、「最高の経済対策」 -- 消費者 経済 総研 -- covid-19から、人々の健康生命を守るため、 |
■消費者 経済 総研 への出演・執筆・講演等の ご依頼は、お電話・メールにてご連絡下さい。 消費者 経済 総研 チーフ・コンサルタント 松田優幸 ■最新更新日:2022年2月18日 本ページは、新しい情報の獲得や、予測精度の向上などや、 修正・加筆等で、随時更新する予定です。 ■引用 真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、 出口が見えないと大変不安です。 しかし「出口は1km先」などの情報があれば、 真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。 またコロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い 過度に悲観してしまう人もいます。 不安で苦しんでいる人に、出口(コロナ収束時期) というプラス情報も発信することで、 人々の笑顔に貢献したく思います。 つきましては、皆さまに、本ページの 引用、リンク設定等で、広めて頂くことを、歓迎いたします。 引用・転載の注意・条件 をご覧下さい。 ■ご注意 「○○の可能性が考えられる。」というフレーズが続くと、 読みづらくなるので「○○だ。」などと簡略化もしています。 断定ではなく可能性の示唆である事を念頭に置いて下さい。 また、本ページはあくまで「予想」のページであり、 記載内容通りになる保証はありません。 このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、 自らの責任で、十分・慎重に検証の上、対応して下さい。 また「 免責事項 」をお読みください。 |
「 消費者 経済 総研 」 の私(松田)は、 英語やドイツ語の「SARS-CoV-2,covid-19」の 医学研究論文の読み込みもしています。 ※ 「SARS-CoV-2」はウイルス名、「covid-19」は病名 本稿では、学術論文からのエビデンスなど、 ソースに基づいて計算・解説しています。 その上で、わかりやすく「 消費者 経済 総研 」の 私(松田) が、解説します。 消費者 経済 総研の 新型コロナ・特集一覧はこちら |
はじめに
新型コロナウイルスに 、罹患された患者さま、
被害に遭われた皆さま、 影響を受けた皆さま、
またその関係者の皆さまに、
心より、お見舞い申し上げます。
- ■2月15日更新の内容は?
- 本ページは、随時更新しています。
最新更新(2022年2月15日)の主な更新内容は、
「収束開始の条件と計算式」です。
その箇所を、すぐ見る場合は、
上記の「青文字下線部」のクリックで移動します。
- ■コロナ収束後の 日本の姿は、〇〇?
2022年3月から 始まる「アフターコロナ」
コロナ収束後の 日本の姿も、予測しています。
下記「 消費者 経済 総研 」ページを、ご覧下さい
「2022 キーワード 大予測」
トレンド,ビジネス,社会,経済,消費
- ■項目・アウトライン
◆「まん防措置」は、逆効果?
◆オミ株の ピークアウト時期は、2月2日(東京)
◆オミクロンは、「普通の風邪」の理由は、〇〇
◆日本が「コロナに強い」理由は、〇〇
◆オミクロン収束後の日本の姿は、〇〇
これらを、 「 消費者 経済 総研 」が、
次項の 項目と流れ で、解説します。
- ■過剰反応は、別の被害を生む?
- -- 消費者 経済 総研 --
◆まん防も、緊急事態宣言も、効果は薄い?
▼奈良県は、第5波で、緊急事態宣言ナシで、収束
▼奈良県は、第6波でも、まん防ナシ
-- 消費者 経済 総研 --
◆全体( =コロナ被害+コロナ以外の被害)を見るべき?
▼コロナ だけが、リスク なのか?
※このグラフの時点や詳細内容は、後述で解説
-- 消費者 経済 総研 --
◆アフターコロナで 「大増税」?
・コロナ対策約100兆円→コロナ後に大増税で回収?
-- 消費者 経済 総研 --
◆デルタ株の謎 その答えを解説
・インド:接種率低いのに、デルタ急減の謎とは?
・シンガポール:接種率高いのに、急増の謎とは?
・日本:デルタ急減の理由 とは?
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本がコロナに強い謎 その答えを解説
・日本:被害少ない理由(ファクターX)は、交差免疫
・日本:被害少ないのは、更に〇〇を獲得したから
-- 消費者 経済 総研 --
◆オミクロン ピークアウト の 時期・感染数
・東京 オミクロン株のピークアウトは、〇月?
- ■オミクロン・ピークアウト時期は?
-- 消費者 経済 総研 --
◆オミ株は、2月2日で既に、ピークアウト済み
「 消費者 経済 総研 」 は、2月2日がオミ株のピーク
だと、同日に予想更新した。
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本は アフターコロナ
・オミクロン|普通の風邪である根拠
・懸念すべきコロナは、既に収束済み とは?
-- 消費者 経済 総研 --
- ■過剰反応は 別の被害を生む。
- ◆まん防・緊急事態宣言 → 効果なし?
まん防・緊急事態宣言は、有っても無くても同じ?
↓
奈良県の知事は、コロナ対策に、疑問を提唱する。
↓
奈良県は、飲食店の時短要請なしで、収束した。
※参考:蔓延防止に効果なし、「同調圧力」に屈せぬ
奈良県知事・荒井正吾氏|産経ニュース
第5波では、奈良県は、緊急事態宣言なしだ。
↓
第6波でも、奈良県は、まん延防止措置なしだ。
↓
「緊急宣言」も「まん防」も無しの奈良県の方が、
コロナ感染者数は、少ない。
▼第6波の奈良県と、東京・大阪を比較
第6波の 2022/1/30の 感染者数は
奈良817人、大阪9,135人、東京15,895人
↓
奈良県は、東京・大阪より人口が、少ない
↓
人口は、
奈良県1,324,473人、大阪府8,837,685人、
東京都14,047,594人だ。 ※出典:全国47都道府県の人口
↓
続いて、人口補正した後の値を、比較する
▼奈良県の10万人当たりの感染数は?
(感染数は、2022/1/30時点)
(感染数817人÷人口1,324,473人)
×10万倍 = 62だ
↓
同じ計算で東京・大阪の10万人当たりでは?
↓
大阪府は103、東京都は180だ。
↓
東京180や、大阪103より、奈良62の方が少ない。
▼人口補正後のグラフは?
奈良県は、第5波(2021年8月頃)で緊急事態宣言なし
↓
第6波でも、奈良県は、まん延防止措置なしだ。
↓
下図は人口補正後のグラフ(10万人当たり)
↓
東京・大阪よりも、奈良の方が、少ない
↓
↓
曜日で、バラツキがあり、グラフがギザギザする
↓
そこで1週間平均とし、見やすくした(下図)
↓
「5波 緊急事態宣言」 も 「6波 まん防」も、
無しの奈県の方が、感染者数が少ない
↓
※下記出典から、消費者 経済 総研が3つのグラフ作成
※出典:新型コロナウイルス 都道府県別の感染者数・
感染者マップ|NHK特設サイト
-- 消費者 経済 総研 --
◆奈良県の知事の見解は?
奈良県の荒井知事は、第6波に際し、
まん延防止等重点措置は「効果がない」と主張し
適用要請は、しない考えだ。
※出典:蔓延防止に効果なし、「同調圧力」に屈せぬ
奈良県知事・荒井正吾氏| 産経ニュース
-- 消費者 経済 総研 --
◆収束の理由は、「免疫保有率」だ
第5波が収束したメインの原因は何か?
↓
「まん防」でも、「緊急宣言」でもない。
↓
「免疫保有率の向上」が、収束の主たる理由だ。
↓
「基本再生産数」と「免疫保有率」の
「2つの変数」で、収束の条件が決まる
※基本再生産数と、実効再生産数は、違う指数
※「基本再生産数」は、感染力のパワーのこと。
詳細は、本ページで後述・解説中。
※2つの変数による収束の条件の計算式は
「収束開始の理由と計算式」に掲載中
-- 消費者 経済 総研 --
◆「まん防」は、逆効果?
会社に出勤中は、マスク等で、感染対策をする
↓
帰宅後の家庭内は、マスクなしで、無防備に変わる
↓
家庭内、保育園、幼稚園などで、感染拡大
↓
飲食店に営業制限をしても、感染は拡大する
↓
感染力が強いオミクロン株では、
飲食店の営業制限は、効果なし?
↓
オミ株のピークアウトの原因は、
まん防(人流の抑制・営業の制限)ではない
↓
オミ株は、感染力が強力で、行動制限しても広がる
↓
オミ株では、免疫保有率のUPで、ピークアウトだ
↓
つまり行動制限の政策ではなく、自然に収束する
↓
諸外国のオミ株は、急速拡大→急速収束
↓
沖縄は、オミ株の収束スピードが、緩やかだった
↓
まん防で対策すると、免疫保有率のUPが遅れる?
↓
まん防によって、収束までの期間が、延びる?
↓
収束までの期間が延びれば、経済の被害が拡大
↓
つまり、まん防は、感染の拡大防止に効果なく、
ピークアウト~収束までの時間が、長くなる
-- 消費者 経済 総研 --
◆自治体ごとに判断。病床使用率で判断?
ブレーキを踏むコロナ対策の指標は、病床使用率
↓
病床逼迫・医療崩壊がない場面で、どうすべきか?
↓
早期収束すべく、行動規制・営業規制は不要では?
↓
「まん防」は、効果薄いどころか、逆効果になるか?
↓
都道府県によって、状況は異なる
↓
東京は感染数は多いが、犠牲者は相対的に少ない
↓
都道府県ごとの重症数・死者数の状況に応じて
「まん防・緊事宣言」の運用をすべきだ
↓
「感染者数」ばかりに、注目するから、騒ぎになる
↓
いまだに「感染者数」を
緊事宣言の要請の指標とする自治体がある
↓
都道府県ごとのコロナの「重症数・死者数」
そして「全体被害」を指標とすべき
↓
全体被害とはコロナ疾患被害+コロナ疾患外被害
↓
「全体被害」は、後述する
-- 消費者 経済 総研 --
◆救急搬送困難事案への対応は?
救急搬送に時間を要する「救急搬送困難事案」増加
↓
冬には、心筋梗塞や脳卒中は、毎年多い
↓
さらに、第6波のコロナ疑いの搬送も、増えた
↓
コロナ疑いの場合、保健所へ連絡し調整して搬送
↓
搬送に時間がかかる理由は、保健所の逼迫もある
↓
デルタより弱毒のオミ株でも、同じ体制なのか?
↓
オミ株では、2類→5類への体制変更を、検討すべき
↓
2類指定では、保健所・医療機関の逼迫を、招く
↓
コロナ疑いの場合は、全員を緊急搬送すべきか?
↓
東京都は「当日搬送」すべき下記4基準を検討
・意識レベルが低下
・呼吸困難、酸素飽和度90%以下、頻呼吸
・収縮期血圧90mmHg以下
・その他、吐血など緊急な状態
↓
「コロナ疑い」の全員を救急搬送したら、どうなる?
↓
急を要する脳卒中などの犠牲者の増加の懸念
↓
オミ株で、コロナは「普通の風邪」に、近づいた
↓
限られる「医療資源」を、「コロナ疑い」へ過剰投入?
↓
コロナ疑い全員搬送 → 被害の全体数が増加 と
ならぬよう、政府・自治体は、対応して頂きたい
-- 消費者 経済 総研 --
◆全体を見るべき とは?
「消費者 経済 総研 」 は、2年前の2020年から、
下記を提唱してきた。
C:全体(犠牲者の総数)
= A:感染の犠牲者 + B:経済の犠牲者
Aの増加防止は大切だが、
Bの増加→C(全体の総数)の増加に 注意が必要
-- 消費者 経済 総研 --
◆コロナ だけが、リスク なのか?
日本の 2017年秋~2018年春 の
インフルエンザの罹患者数は 約1500万人
↓
毎年のインフルよりも、コロナに、なぜ過剰反応?
↓
過剰反応に注意と、当方は20年から注意喚起した
↓
下図を2020年に、消費者 経済 総研が、掲出した
↓
※上のグラフは、新型コロナだけ2020年の推測値で、
その他は、2019年の日本での「原因別の死亡者数」
※出典(原因別死者数):厚生労働省人口動態統計2019年
※死亡率:人口百万人あたりの死亡者数
※出典:新型コロナウイルスの国・地域別感染者数wikipedia2020/11/25時点
上の3図は、2年前の2020年に掲載したもの。
↓
3つの図のうち「3番目の折れ線グラフ」は、
ヤフーニュースにも、掲載された。
↓
2021年8月の「デルタ株の感染爆発」では、
コロナは、「大きな脅威」だった。
↓
しかしコロナは、常時、同じ脅威度合ではない。
脅威の度合いは、変化する。
↓
「別の被害」の方が、上回る局面がある
↓
「別の被害」が、下回る局面で、あっても、
その「別の被害」を、軽視してはならない
↓
2年前・2020年に、掲載した当記事は、下記参照
↓
「増加した自絶数 > コロナ死者数|2020年」
- ■アフターコロナで 「大増税」?
「大増税」の時代が 始まるのか?
過剰な対策で → 増税額を 増やす?
国が投入するコロナ対策費の金額は、いくらか?
↓
「 消費者 経済 総研 」の集計では、約100兆円だ。
↓
その巨額の約100兆円を、どうするのか?
↓
アフターコロナで、増税で清算するのか?
-- 消費者 経済 総研 --
◆「東日本 大震災」の後も、増税された?
東日本大震災(2011年)からの復興の財源として、
所得税等が、増税された。「復興特別税」である。
↓
所得税は、2013年から増税が開始され、今も続く。
↓
25年間もの長期に、増税が続くのだ。
-- 消費者 経済 総研 --
◆「コロナの後」でも増税か?
コロナ対策で、約100兆円もの巨額の金額を投入。
↓
その約100兆円を、東日本大震災と同様に、
国民が増税で、負担するのか?
↓
日本国民・1人当たりでは、いくらになるか?
↓
1億2600万人 → 1人当たり 78万円だ。
↓
4人家族では312万円だ(=78万円×4人)。
↓
結構な金額だ。
↓
コロナ封じを、続けると、どうなる?
↓
国・自治体の財政の支出額は、増え続ける
↓
すると、増税の額は、膨らみ続けるのか?
↓
日本は「コロナ後の増税」は、まだ話題にならない
↓
7月頃の参院選の後に、話題化し、炎上へ?
-- 消費者 経済 総研 --
◆「安い国ニッポン」が、さらに、貧しくなる?
ただでさえ、経済が低迷し、給料も低迷の日本
↓
増税したら、ますます日本は低迷する
↓
日本の「失われた20年」は、いつから、始まったか?
↓
下図のように1997年から始った。原因は何か?
↓
↓
失われた20年の原因は「増税」である
↓
アフターコロナで、大増税されたら、大ごとだ
消費増税のダメージの解説は、下記の
「 消費者 経済 総研 」 のページをご覧頂きたい
↓
デルタ株までは、懸念すべきウイルスだった。
↓
コロナ対策は、もちろん必要だった。
↓
しかし、デルタ株が収束した後のオミクロンでは、
もはや、過剰対応は、不要ではないか?
↓
コロナ対策を続ければ、日本経済へダメージ
↓
日本企業の売上も、日本人の給料も、低迷
↓
そして「コロナ増税」されれば、目も当てられない
-- 消費者 経済 総研 --
◆増税の詳細は?
「アフターコロナで大増税」は、別ページで解説中。
↓
100兆円の内訳・計算根拠も、掲載してある。
↓
下記ページを、ご覧頂きたい。
↓
- ■デルタ株の急減の理由 とは?
- -- 消費者 経済 総研 --
◆日本 デルタ感染数「急減収束」 の理由とは?
日本の8月は、デルタ株で、感染者数は急増した
↓
その後は減少し、11月にはデルタ収束となった
↓
感染症の専門家が
「ここまで減るのは、原因不明」と言っていた
↓
「原因不明」ではない。では、原因は何か?
↓
「免疫保有率が、上昇したから」 だ
↓
「急に減ったのは、謎」との発言の方が、謎である
↓
再掲だが、「免疫保有率の上昇 → 感染数が減少」だ
-- 消費者 経済 総研 --
◆デルタ株の収束開始の「条件と計算式」は?
コロナ拡大~収束の予測は、様々発表されてきた
↓
数理モデルや、AIによる予測も多い
↓
そんなことをせずに、1次関数で説明できる
↓
デルタ株の基本再生産数(R0)を、「4.0」とする
↓
(R0)は、ウイルスの本来の感染力の指数
↓
R0は、感染対策なしの状態で、
「1人が、〇人に、感染させる パワーの値」である
↓
R0が「4.0」なら、1人が4人へ、感染させる
↓
収束開始に必要な免疫保有率は、(R0-1)÷R0 だ
↓
(4.0ー 1.0)÷ 4.0 = 75%
↓
デルタ株の収束開始の条件は、免疫保有率 75%超
↓
これに対して、ワクチン有効率を、考慮する
↓
免疫保有率 75%超には、接種率 80%超が必要だ
↓
日本のワクチン1回目接種率は、79% (2021/11/18時点)
↓
収束開始の条件の80%に、ほぼ近い
↓
「デルタ感染数が、大幅減少」は、計算式で判明する
-- 消費者 経済 総研 --
◆従来株では?
初期の「従来株」のR0は、「2」だった
↓
R0が「2」なら、1人が2人へ感染させる
↓
収束開始に必要な免疫保有率は、(R0-1)÷R0 だ
↓
(2.0ー 1.0)÷ 2.0= 50%
↓
従来株の収束開始の条件は、免疫保有率50%超
↓
50%超の「超」とは何か?
↓
2人のうち1人が免疫あり → 免疫保有率は50%だ
↓
免疫保有率が50%では、横ばいだ
↓
【1人→1人へ感染 で 横ばい】
免疫保有率が「50%」では、感染数は、横ばいだ
↓
免疫保有率「50% 未満」では、感染数は、拡大
↓
免疫保有率「50% 超」で、感染数は、減少
↓
50%で、感染横ばい → 50%を超えれば、感染減少
↓
よって収束開始には「50%超」の免疫保有率が必要
↓
詳細解説は、字数の関係で、後述としてある
↓
コロナ収束の計算式(時期、免疫保有率、再生産数)は、
「収束開始の条件と計算式」で、詳細掲載中
-- 消費者 経済 総研 --
◆インドと、シンガポールの謎 とは?
「デルタ感染数が、大幅減少」は、計算で、わかった
↓
それでも「別の謎」が残る。
↓
それは「インドの謎 + シンガポールの謎 」だ
↓
また「接種が進んだ国で、感染再拡大」の謎も残る。
↓
この謎も、解説していく
↓
なお、これらの流れは、デルタ株に関してだ
↓
オミクロン株に関しては、下段で解説する
まずは、下記2点を、解説する
↓
*シンガポール 感染急増 の謎
*インド 感染急減 の謎
↓
日本のワクチン1回目接種率は、ほぼ80%だ
(2021年11月18日時点)
↓
日本は、デルタ株のコロナの収束状態だ。
↓
しかし、次のように言う人が、いる
↓
「接種率が高いシンガポールが、感染数が急増だ。
接種率が、80%超になっても、デルタ収束は無理」
↓
これは違う。なぜ 間違い なのか?
-- 消費者 経済 総研 --
◆インド、シンガポールの違い の謎 とは?
インドは、ワクチン接種率20%で、デルタ収束へ
↓
シンガポールは、接種率80%超でも、感染拡大
↓
この違いの原因・理由 とは何か?
-- 消費者 経済 総研 --
◆先だって、謎の原因理由を
詳細解説は後述するが、結論は下記の通りだ
↓
インドは、接種率は低いが、感染は急減した
↓
インドは、5月頃に、デルタ株の感染爆発が、起きた
↓
それにより、自然感染が広がった
↓
自然感染が主な原因で、68%が抗体を獲得した
↓
シンガポールは、接種率は高いが、感染急増した
↓
それは「過剰検査による あぶり出し」が原因だ
-- 消費者 経済 総研 --
◆インドは、デルタ株は収束へ?
インドの感染者数は、2021年5月6日がピークで、
414,188人と、感染爆発の状態だった
↓
※グラフ出典:Google
データ元:JHU CSSE COVID-19 Data、Our World in Data
(この章での以降のグラフは同じ)
インドは、5月6日のピーク以降は、急激に減少した
↓
7月1日では、下図のように、落ち着いた。
↓ ↓
しかし、2021/7/1時点のワクチン接種率は、低い
↓
1回目は20%、2回目等は4%しかない
※特記なければ、接種率は、1回目
「2回目等」とは、必要回数の完了 を意味する
↓
インドが、わずか20%の接種率なのに、
デルタ株が、落ち着いたのは、なぜか?
↓
その理由は、ワクチンではない。
↓
「デルタに自然感染」して、免疫獲得したのだ
↓
インド政府は、
2021年6~7月の血清調査結果を、発表した
↓
インド人の68%が、
新型コロナに対する「抗体を獲得」していたのだ
-- 消費者 経済 総研 --
◆インドの免疫保有率は?
インド政府は、州別の抗体の保有率を、発表した
↓
抗体の保有率が、最も高い州は、
マディヤプラデーシュ州で、79%だ
↓
逆に最も低い州は、ケララ州で、44%だ
↓
全体の平均は、68%である
※上記の表は、下記出典から消費者経済総研が作成
※出典:Ministry of Health and Family Welfare
-- 消費者 経済 総研 --
◆接種率80%超のシンガポールは?
シンガポールは、80%超と高い接種率である
↓
↓
しかし、下図のように、感染者数は拡大している
↓ ↓
この原因・理由は、何か?
↓
「過剰な検査」である
↓
シンガポールは、9月から検査体制を強化した※1
↓
定期検査の対象は、
幅広い業種の労働者に、拡大し、義務とした
↓
さらに、定期検査の対象外の労働者にも、
抗原検査キットを、配布した
↓
さらに、さらにと、定期検査の頻度も、
「毎週1回の検査が義務」と強化された
↓
無症状だろうが、感染してないと思っても、
「幅広い人々の、毎週の検査 」 が、義務なのである
↓
つまり、「あぶり出し」をしている
↓
感染者の内、中等症1%、重症は0.1%しかいない。
つまり、ほとんどが、無症状・軽症である※2
↓
こうして、シンガポールの感染者数の増加は、
無症状等の感染者をあぶり出す過剰検査が原因だ
↓
9月からの過剰検査で、9月から感染数が急増した
↓
この「シンガポールの謎」の出典は、
下記の「MOH」のリンク先を、読んで頂きたい。
MOHは、Ministry of Healthの略で
シンガポール政府の保健省である。
日本の厚生労働省のような組織だ
※1出典:MOH | News Highlights| 6TH SEP 2021
※2出典:MOH | News Highlights | 5TH OCT 2021
-- 消費者 経済 総研 --
◆接種が進んだ海外で、再拡大の理由は?
欧米は、日本より早く、接種が進んだ
↓
接種から半年程度で、ワクチン有効率低下が顕著
↓
時間の経過が、海外でのデルタ再拡大の理由だ
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本は、どうなる?
日本での再拡大は、深刻か?
↓
日本での懸念は、小さいと予想する
↓
その理由は何か?
↓
日本には、ワクチン効果以外の免疫効果がある
↓
それは、何か?
↓
欧米地域の人より、アジア地域の人は免疫が強い
↓
強い免疫は、アジア人ではなく、アジア地域の人だ
↓
アジア地域の人は「ファクターX」を、持っている
↓
「ファクターX」とは、何か?
↓
過去、亜種コロナに感染し獲得した「交差免疫」だ
-- 消費者 経済 総研 --
◆「交差免疫」との予想が、的中か?
消費者 経済 総研は、2年前の2020年に、
ファクターXは「交差免疫」だと予想した
後に、「ファクターXは、交差免疫である」ことを、
裏付ける研究論文が、登場した。
ファクターXは「交差免疫」との予想が的中?
その内容は、下記ページで、ご覧頂きたい。
「予測が当たったかを検証|ファクターX」
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本人の さらなる免疫 とは?
日本には、さらに、他にも、免疫効果がある
↓
それは、何か?
↓
「インド型の免疫保有」を、獲得したことだ
↓
インドは、接種率たったの20%で、収束傾向に
↓
インドは、デルタ株(インド株)の感染爆発があった
↓
ワクチンよりも、自然感染の効果で、免疫保有率UP
↓
日本も、8月にデルタ株の感染爆発があった
↓
日本の8月は、ワクチン接種率は低かった
↓
つまり接種率が低い段階で、デルタ株が蔓延し、
自然感染により、免疫保有率がUPした
↓
ワクチン接種の「抗体価」は、低下する
↓
自然感染の方が、「抗体+メモリーT細胞」の
免疫保有効果が高いのだろう
↓
インドは接種率20%なのに、抗体の保有率は68%
↓
日本もデルタ株蔓延でインド型免疫を獲得した
↓
「インド型の免疫獲得」+「ワクチンで免疫獲得」だ
↓
これが、消費者 経済 総研 の見解である
-- 消費者 経済 総研 --
- ■オミクロン株は、どうなるか?
- ◆オミクロン株の影響は?
前項までは、「デルタ株」に関して である
↓
新しい「オミクロン株」では、どうなるか?
↓
ワクチン2回接種で、重症化を予防する効果がある
↓
ワクチン3回接種で、感染を予防する効果がある
↓
このようにファイザー社は、発表した
↓
よって、オミクロン株への過剰な懸念は不要だ
またオミクロン株の症状は、無症状・軽症だ
↓
国内のオミクロン株の感染数は316人(2021/12/27)
↓
316人全員が、軽症又は無症状(出典:毎日新聞電子版)
↓
症状は、咳、倦怠感、頭痛、喉の痛み、鼻水、筋肉痛 等
↓
つまりオミクロンでは「普通の風邪」と同じだ
さらに2022年2月には、
ファイザー製の飲み薬が供給予定
↓
同薬は入院・死亡の回避率が、約9割と高い有効性
↓
こうして、オミクロン株は、脅威では、ないのだ
-- 消費者 経済 総研 --- ◆南アフリカは、どうなった?
オミクロン株の急増で、犠牲者も急増したか?
↓
違う。南アの死者数は、下図の通り、急増してない
オミクロン株の特徴は、感染力の高さだ
↓
震源地の南アフリカでは、急速に拡大した
↓
しかし南アフリカは、早くも収束方向へ向かった
↓
12月12日をピークに、減少した(下のグラフ参照)
↓
オミクロンは、拡大開始~ピークアウトまで3週間
↓
上記の急減の理由は、ロックダウン等の対策か?
↓
違う。南アの警戒水準は、最低(レベル1)のままだ
↓
では、ワクチン接種が、進んだ効果なのか?
↓
違う。南アフリカの接種率は、下図のように低い
南アフリカは、感染による免疫獲得で、収束した
↓
オミクロンは、弱毒で、感染速度が速い
↓
つまり、いわば「天然のワクチン」が急速に進んだ
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本の第6波は、どうなる?
日本は、ワクチン+5波の感染で、免疫獲得した
↓
日本は、インド型の免疫も獲得した
↓
日本での第6波は、無症状・軽症が多いだろう
↓
オミクロンが、急速拡大なら、急速収束だろう
↓
実際に南アフリカが「急速に拡大→急速に収束」
↓
「急速な拡大」は「急速な免疫の提供」を、意味する
↓
急速な拡大は、免疫低下者・ワクチン未接種者へ
の急速な「免疫強化・免疫提供」に、相当するのだ
↓
強毒ウイルスの急拡大は、危険だが、
幸いに、オミクロン株は弱毒だ
↓
弱毒オミクロン株で、急速・幅広に、免疫を獲得
↓
オミクロン株が、コロナ騒動の最終局面だ
↓
諸外国のオミクロン株の
「拡大開始~ピークアウトまで」は、約1か月間
↓
それを、日本に当てはめると、2022年の
2月頭にピークアウトし、2月の下旬で収束
↓
しかし、まん防などの対策で、活動制限がある
↓
まん防により、収束が遅れ、3月収束になる可能性
以上が、消費者 経済 総研 の予想である。
-- 消費者 経済 総研 --
◆第7波は、どうなる?
第7波以降は、懸念対象ではない
↓
脅威対象のコロナウイルスは、5波デルタまでだ
↓
インドは、デルタ感染爆発で、68%が抗体獲得した
↓
オミクロンの感染力は、デルタの何倍か?
↓
オミクロン感染力はデルタの3倍|米CDC|出典:CNN
↓
デルタ株の基本再生産数(感染力のパワー)は、「4」
↓
オミクロンの基本再生産数は「12」 (=「4」×3倍)
↓
デルタの基本再生産数 「 4」 → 68%抗体の保有率
オミ株の基本再生産数 「12」 → 〇%抗体の保有率
↓
デルタは「4」で68%なら、オミ株の「12」では、
かなり高いパーセントと、なるだろう
↓
オミ株による抗体の保有率「〇%」は、100%には
なら無いだろうが、100%に結構近づくだろう
↓
よってインドの抗体の保有率は、68%を、
大きく超えて、高い抗体保有率に、なるだろう
↓
収束開始に必要な免疫保有率は、(R0-1)÷R0だ
↓
オミ株のR0の「12」では、(12-1)÷12=92%だ
↓
オミ株が収束することは、
「高い免疫保有率」に、なったことを、意味する
↓
なお、免疫保有率は、抗体保有率だけではない
↓
抗体以外に、T細胞などによる免疫もある
↓
インドと日本は、コロナパターンが近い
↓
日本も、「高い免疫保有率」となるだろう
↓
高い免疫保有率で、今後はコロナは問題ではない
↓
コロナは、毎年のインフルエンザや風邪の
流行の中の1つに、位置づけられるだろう。
↓
人間に感染するコロナウイルスは
2019年発生のSARS-CoV-2の前に、6種類もあった
↓
コロナウイルスの完全終息は、無いだろう。
↓
天然痘ウイルスのような根絶は、ないだろう
↓
しかし懸念すべきウイルスとしては、収束だ
↓
「普通の風邪」に、近づいたコロナ
↓
今後は、より一層「普通の風邪」化 する
- ◆南アフリカは、どうなった?
- ■2022年の 日本と世界 は?
- 危険な新型コロナは、デルタ株で収束し、
弱毒化したオミクロンで「普通の風邪」になった
日本は アフターコロナ へ
↓
「楽しむ生活」の「ラク活」が、
日本の 令和3年度 下期に、始っている
さらば、コロナよ!
-- 消費者 経済 総研 --
◆世界は、どうなる?
オミクロン株の特徴は、感染力の高さだ
↓
よって、世界で急速に、感染拡大する
↓
震源地の南アフリカでは、急速に拡大した
↓
しかし南アフリカは、早くも収束した
↓
世界は、オミクロン株の急速の拡大で、
ワクチン不足の国も、早期に免疫を獲得する
↓
比較的、重症化リスクが高いデルタ株が
重症リスクが低いオミクロン株に置き換わった
↓
この弱毒化した置き換わりは、かえって好都合
↓
感染伝播のスピードが早いオミクロンによって
2022年の早期に世界の人々は、免疫保有となる
↓
つまり、世界も間もなく、アフターコロナへ
↓
コロナは「通常の風邪」に、なったのだ
↓
日本人の海外旅行も復活へ
↓
日本へ訪れる外国人観光客も復活へ
↓
「楽しむ生活」の「ラク活」が、
世界でも、2022年に、始まる
さらば、コロナよ!
-- 消費者 経済 総研 --
◆2022年|コロナ後の日本は、どうなる?
「 消費者 経済 総研 」 は、
2022年の「コロナ後の日本の姿」も、詳細予測した
↓
「ラク活とは?」をはじめ、
様々な2022年の日本のトレンドを予測している
↓
下記「 消費者 経済 総研 」ページを、ご覧頂きたい
↓
「2022 キーワード 大予測」
トレンド,ビジネス,社会,経済,消費
-- 消費者 経済 総研 --
以上が消費者 経済 総研の予想である
しかし備えあれば憂いなしだ
今までコロナの収束予想をしてきたが
「収束」の予想であって「終息」ではない
よって3回目接種のためのワクチンは
早く・多く確保するのが望ましい
- ■更新の履歴は?
- --更新の履歴--
◆2021年4月の発表内容は
収束開始の時期の予想を、
2021年10月と発表
◆2021年5月の更新内容は
収束開始の時期の予想を、
2021年の 10月→12月へ 変更
◆2021年10月1日の更新内容は
収束開始の時期の予想を、
2021年の 12月→11月へ 変更
このように、収束の時期は、
2021年の10月~12月の間で、変動してきた。
収束の時期予想が、変動した理由は、
変異株の登場と、免疫保有率の変化だ。
◆2021年10月15日 更新
更新内容は、下記3点である。
・日本の10月の感染者数の「急減」理由
・インド感染者数「急減」の謎と、その理由
・シンガポール感染者数「急増」の謎と、その理由
◆2021年11月20日 更新
更新内容は、下記3点
・「日本は急減しかし欧州は再拡大」の理由
・日本の第6波は、来ても懸念なし
・日本は、既にアフターコロナである
◆2021年12月25日 更新
更新内容は、下記3点
・オミクロン株は、脅威ではない
・置き換わり(デルタ→オミクロン)は、逆に好都合
・新型コロナが、単なる風邪(カゼ)へ
◆2022年1月11日 更新
更新内容は、
オミクロン株ピークアウトは1月下旬
◆2022年2月4日 更新
オミ株ピークアウト時期|7件の予想+当総研予想
オミ株のピークアウト時期の予想を、
上図の 1月下旬から → 2月2日へ 更新
「 消費者 経済 総研 」の予想が、一番早かった
※7件予想出典:東京都モニタリング会議|2022/1/13
上記出典から「消費者 経済 総研」 が、棒グラフ作成
※当総研の当初予想は、1月下旬(1月28日が該当日)
2月2日に2万人超となったので、同日2月2日に、
5日分修正し、2月4日に更新内容をリリースした
- ■日本コロナ収束予想|2021年11月
ここからは、
日本での収束開始の時期の予想の解説編
デルタ株は、
2021年11月に、収束開始と予想
- ■収束のための 免疫とワクチン は ?
- 収束の実現のためには、
免疫保有者の増加が、カギです。
そこで、ワクチン接種率が、ポイントになります。
免疫、ワクチン、変異株などについて
消費者 経済 総研 の 松田が、解説します。
- ■YouTubeでも、3分解説
- 「コロナいつ終わる|収束予想|YouTube編」
YouTubeでも、コロナ収束予想の解説を、しています。
1つの動画の再生時間は、「3分」台です。
1.5~2.0倍速でも、ご覧下さい。
先にYouTubeで、収束のポイントを、把握した後で
本ページの解説を、お読み頂くのも、お勧めです。
タイトル:消費者 経済 総研
「コロナいつ終わる|収束予想」
◆その1|免疫保有率 50%超 とは?
◆その2|従来株 では、〇年〇月
◆その3|変異株 では、〇年〇月
◆その4|爆速作戦 なら、〇年〇月
- ■アウトライン
- 本ページは、計算過程も提示するなど、
項目数・行数は、多くなっています。
そのため、先だってアウトラインを、見ていきます。
なお、このページの中段・下段には、
経済テーマの解説ページへのリンクもあります。
経済テーマはの内容は、下記です。
◆「コロナ不景気いつまで?」「日本どうなる?」
↓
◆「外食・旅行等は V字回復、いや、超V字回復」
- ■コロナいつまで・いつ終わる? 収束はいつ?
- 先に結論を言うと、
「2021年11月」から日本で収束開始だと、
消費者経済総研が予想
↓
接種率が80%超(免疫保有率が75%超)で、
「収束開始」(接種率の定義は後述)
↓
「日本の接種率が80%超」になるのが、
2021年11月上旬と予想
↓
なお、集団免疫の獲得は、
60~70%の免疫保有率では、不十分となってしまった
↓
理由は、従来株から、
感染力が強い変異株に、置き換わったため
-- 消費者 経済 総研 --
◆予想更新の背景は?
2021/9/11に、
収束開始の時期の予想を更新・変更した
↓
背景は、次の2点である
↓
「全国でデルタ株が主流になった」
+
「接種ペースが想定より早まった」
↓
予想の計算は、ワクチン接種率、再生産数や、
変異株の動向などにより、変動する(詳細編を参照)
-- 消費者 経済 総研 --
◆前提とする株は「デルタ株」
本稿では、現在(最新稿)は、
「デルタ株(インド株)」を前提としている
↓
2021年9月8日掲載の最新の厚生労働省の資料では、
デルタ株の割合は、全国では約90%となった。
↓
アルファ株(英国株)から、デルタ株が
主流になったため、本稿の予測を更新した
-- 消費者 経済 総研 --
◆変異株でも、1回接種で効果あるか?
変異株では、次のように言う「専門家」がいる
「1回接種では効果が低く、2回接種しないと駄目」
↓
「1回では低効果」は、研究室内での実験の話である。
大規模な市中データ(臨床結果)ではない
↓
また、「抗体価」(液性免疫)だけの実験で、
「T細胞」(細胞免疫)の効果を考慮してない
↓
実際の大規模接種後の、市中の大規模データでは、
アルファ株でも、1回目で、高い効果あり
↓
変異株でも「1回目でも効果あり」との研究論文は、
世界中で様々出されている
↓
デルタ株でも、接種1回目と2回目の差が小さく、
1回目で効果ありとの報告が出た
↓
「1回接種と、2回接種の効果の比較」に関する
医学研究論文を、筆者(松田)は、複数の論文を読んだ
↓
「1回では効果低い」との論文は、
次の4つのいずれかである
[A] 研究室内の試験管等の実験であって、
実際の大規模な市中データ(臨床結果)ではない
[B] 抗体価(液性免疫)のみを測定し、
T細胞(細胞免疫)の効果を調査していない
[C] 抗体価は2回目で大きく上昇しても
「相対的に低い1回目でも、有効だ」との言及がない
[D] 市中データ(臨床結果)であるが、
1回目の効果測定期が、免疫が向上する前で、早すぎる
-このエビデンス(医学研究論文等)を、詳細編に掲載中-
◆未接種、1回接種、2回接種 のワクチン効果は?
2021年9月上旬での、新しい日本のデータが出てきた
↓
約4万人を対象にした大規模な市中データである
↓
「新規の感染者」の内訳のデータだ(出典:厚生労働省)
↓
「 未接種→1回接種 の効果の差」は、
下のグラフの通り、歴然である
↓
しかし「1回接種→2回接種 の効果の差」は、小さい
ワクチン接種歴別の新規感染者数(9/1-9/3)
・未接種:33,360人 (86.0%)
・1回のみ接種:2,841人 (7.3%)
・2回接種:2,568人 (6.6%)
※出典:厚生労働省|アドバイザリーボード|2021/9/8
◆新型コロナの専門家とは?
様々な感染症の専門家の方々が、
新型コロナ感染症の解説を、日々、している
↓
「接種は2回必要。1回接種では、ゼロ回接種と同じ」
と、先日、専門家の方が発言していて、驚いた
↓
インフルエンザや感染症などでご高名な専門家の
方々には、データ・エビデンスを基にご教授頂きたい
- ■収束開始の「条件と計算式」
-- 消費者 経済 総研 --
◆従来株では、免疫保有率50%超で、減少だった?
-従来株の場合-
「実効再生産数」は、マスク等の感染対策をした状態で
「1人が、何人にうつしたか」の実績値だ
↓
新型コロナ・従来株の、実効再生産数ではなく、
基本再生産数(R0)は「2.0」(出典は後述)
↓
基本再生産数(R0)は、ウイルスの本来の感染力の指数
↓
R0は、感染対策なしの状態で、
「1人が、〇人に、うつす パワーの値」である
↓
R0が「2.0」は、対策なしでは、1人が2人へうつす
↓
そして感染は、拡大していく
【1人→2人へ感染 で 拡大】
◆免疫保有率50%では、感染数は横ばい?
免疫保有率が50%になる、つまり、
2人のうち1人が、免疫保有者になったら、どうか?
↓
その場合は、1人から1人しか、うつせず、
感染数は、横ばいとなる
【1人→1人へ感染 で 横ばい】
その後、免疫保有率が50%を超えると、
マスクなしでも、感染減少に向かう
↓
整理すると、免疫保有率が、
・「50% 未満」で、感染数は、拡大
・「50% 」で、感染数は、横ばい
・「50% 超」で、感染数は、減少
※これは「従来株」の場合である。
「変異株」の場合は、次次項
-- 消費者 経済 総研 --
◆6~7割では?(従来株の場合)
収束へ向かうために、必要な免疫保有率は、
「6~7割」と、よく言われてきた
↓
言い換えれば、集団免疫の獲得には、
免疫保有率は「6~7割」必要という意味だ
↓
6割~7割? この幅を持ったあいまい値は、
どういうことか?
↓
既述の通り、基本再生産数(R0)が2.0では、
「免疫保有率が50%で、感染数は横ばい」となる
↓
よって、免疫保有率が、50%を、少し超えただけでは、
感染数は、「微減」でしかない。
↓
免疫保有者が、50%台では、減少ペースはゆっくりだ
↓
免疫保有率が6~7割くらいになれば、
はっきりと減少へむかうだろう、ということだ
↓
これも、従来株の場合である。変異株の場合は、後述
-- 消費者 経済 総研 --
◆変異株の影響は?
日本では、変異株は、3月頃までは少数派だった
↓
しかし、現在の日本では、
大部分が、デルタ株に置き換わった
↓
感染力の強いデルタ株に、
全てが置き換わった場合の計算は、どうか?
-- 消費者 経済 総研 --
◆感染力(R0:基本再生産数)と、
必要な免疫保有率の計算 とは?
デルタ株の感染力は、従来株の約2倍
(※根拠と出典は、後述の詳細編に記載)
↓
基本再生産数(R0)は、従来株が2.0なので、
デルタ株は、2.0×2倍=4.0
↓
「マスクなしで、感染者が横ばい」に、
必要な免疫保有率は(R0-1)÷R0 の式で求める
↓
(4.0ー 1.0)÷ 4.0 = 75%
↓
「従来株のR0が2.0」の場合は、免疫保有率が、
50%で感染横ばいで、50%超で感染減少だった
↓
「デルタ株のR0が4.0」の場合は、免疫保有率が、
75%で感染横ばいで、75%超で感染減少だ
↓
デルタ株で、必要な免疫保有率は、75%超である
-- 消費者 経済 総研 --
◆75%の免疫保有率に、至る日数計算 とは?
1回接種率は6月1日10.6% →9月1日 57.8%と、
92日で47.2%増なので、1日当たり 0.51% 増
↓
上記の新しい値から、
1日あたり接種率は、「最新の値0.51%」に更新した
↓
デルタ株で、免疫保有率が75%になる
青文字の日数 を求める
↓
0.51%(1日の接種率) × 164日(5.3か月)
× 90%(ワクチン有効率) = 免疫保有率75.3%
↓
デルタ株では164日で、免疫保有率75%を超える
↓
6月1日を計算起算日(本格接種の開始期)として、
11月中旬に、75%超になり、感染減少に転じる
↓
自然感染による抗体の保有率(3%)も加味し、
最終的には、11月上旬とした(詳細は後述)
↓
そのための接種率は、80%(対人口)
↓
アメリカ・イギリス等は、接種率は、4割から減速した
↓
海外では「7割の壁」があり、8割には至るか懸念がある
↓
日本で、80%を超えることが、できるか?
↓
「各都道府県の声からは、接種対象人口の88%
ものニーズがある」の趣旨を、河野大臣が発言(9/8)
↓
接種対象人口の88%は、全人口のほぼ8割に相当する
↓
日本は、収束開始に必要な接種率の8割に達しそうだ
-- 消費者 経済 総研 --
◆デルタ株蔓延での、自然感染→免疫保有率UPも
インドは、2021年5月に、デルタ株の感染爆発が起きた
↓
インドは接種率低いが、感染爆発で免疫保有率68%に
↓
日本も、2021年8月に、デルタ株で、感染蔓延した
↓
自然感染による免疫保有率は、
前項記載の3%よりも大きいと、考えられる
↓
これを考慮すれば、より早期の収束開始かもしれない
-- 消費者 経済 総研 --
◆消費者 経済 総研 の予測の「まとめ」 は ?
*2021年11月上旬:
接種率80%超、免疫保有率75%超
(全てデルタ株の前提)
※接種率とは、1回以上接種済み割合(対全人口)
*収束開始が、2021年11月上旬よりも、
早まる可能性も、遅くなる可能性もある
※それは、後段の詳細編で、記載してある
-- 消費者 経済 総研 --
◆もっと早期に、収束か?
ファクターXは何か?
つまり、アジアで被害が少ないのは、なぜか?
↓
過去に亜種コロナへ感染した「交差免疫説」が有力
↓
ワクチン以外にも、下記での免疫がある
「自然感染での抗体、メモリーT細胞、自然免疫」
↓
それらを考慮に入れれば、
より早期に収束化する可能性がある
※ファクターXは「交差免疫」
この根拠・解説は、下記リンクを、ご覧頂きたい。
「日本のコロナ犠牲率が低い理由|ファクターx」
※抗体(液性免疫)以外の、別系統の免疫システム
「T細胞」(細胞免疫)の解説は、下記をご覧頂きたい。
「 「T細胞」に注目」
- ■各種のデータと分析
- ここからは、過去に投降したアーカイブだ。
各種のデータと分析があり、参考にすべく
掲載したままにしてある。
- ■「2回目よりも、1回目を優先」 の効果 とは?
- ◆【〇〇方式なら、早く終わる?】→ 〇〇 とは?
(2021/5/14記載の旧情報)
菅総理は、1日100万回の接種ペースを目指すと、
5月7日に、発言した
↓
その後の実績は、6/1~9/1の3か月間では、
平均で1日 116万回接種し、目標を上回った
116万回の回数は、
1回目接種と、2回目接種が、混ざった回数だ
↓
「1回目接種」を終えた人の「割合」は下図だ
116万回接種を、1回目接種に集中していたらどうか?
↓
ワクチンの有効率は、1回目は90%、2回目は95%で、
1回目でも高い効果(エビデンスは詳細編参照)
↓
イギリスは、アルファ株対応の際は、1回目接種を
増やすため、1回目と2回目の接種間隔は、約3か月
↓
この「イギリス方式」は、日本ではどうか?
↓
1日108万回+接種間隔3か月なら、
2021年8月末に、71%の免疫保有率となっていた
↓
アルファ株のままであれば、
8月末に、日本は収束開始だった
↓
なお韓国も、1回目と2回目の接種の間隔を、長くした
↓
1回目接種と2回目接種の間隔が
「長いほうが抗体価が高い」との調査発表もあった
↓
デルタ株が主流となった日本でも、「イギリス方式」や
「新宿モデル:若者優先」の導入は、検討に値する
- ■若者優先の新宿モデルを
- ◆新規感染者は、若者世代が大半か?
※東京都新規感染者数 2021年7月30日時点
-- 消費者 経済 総研 --
◆年代別では、若者に優先接種すべきか?
自治体では、東京都・新宿区が、早々と、
一般集団接種で、20代、30代の若者を優先とした
↓
政府は、若者以外を優先してきたが、
若者接種を加速すべき
↓
日本では選挙を控え、投票率の高い高齢者を、
優先する意識が、強かったのだろうか?
↓
若者が、飲食店などでウイルスを拾って来て、
家庭内で、家族へうつすパターンが多かった
↓
若者接種が早期化すれば、若者の免疫ができ、
かつ、若者以外も守られる。ダブルで効果的だ
↓
なお、若者は悪者ではない。活発なだけだ。
先行接種して、存分に仕事・遊びをして頂きたい
↓
若者1人が、何人に感染させるか?
若者以外の1人が、何人に感染させるか?
↓
次の報道映像を見れば、容易に想像がつく。
↓
【若者】FNNプライムオンライン|若者がボトル回し飲み
【老人】時事ドットコムニュース|ガラス越しの面会
↓
繰り返すが、若者は悪者ではなく活発なだけだ。
先行接種して、仕事・遊びをして頂きたい
※大学での接種状況は、詳細編に後述
-- 消費者 経済 総研 --
◆海外と日本は、事情が違うのか?
欧米は、日本より、はるかにコロナの犠牲者数が多い
(犠牲者数=死者数)
↓
米国の犠牲者数は、コロナ:59万人 > 3戦争:約47万人
(第1次大戦12万 + 第2次大戦29万 + ベトナム戦争6万)
↓
犠牲者の総数、つまり、
「コロナ犠牲者数+コロナ以外の犠牲者数」はどうか?
↓
米国の犠牲者の総数は、2020年は、2019年より増加
↓
しかし逆に、日本の犠牲者の総数は、
2020年の方が、2019年より少なかった
↓
米国の犠牲者数は、2020年は、2019年より、
37万人増加したと、推計される
↓
一方で、日本の犠牲者数の総数は、
2020年は、2019年より、約9千人減った
↓
日本の2020年の要因別では「肺炎」の犠牲者数が、
約1.4万人減少した(2月~11月で比較)
↓
こうして、マスク着用などの対策により、
日本では、犠牲者数は減ったのだ
↓
米国はコロナで、犠牲者数が、前年より増加したので、
犠牲率が高い高齢者を、救済するのが、課題となった
↓
日本は、コロナで犠牲者数が減少したので、
医療崩壊回避と、生活活動・経済活動の回復が、課題
↓
日本と海外の事情が違う中で、日本の最善策は、何か?
-- 消費者 経済 総研 --
◆収束開始は、早いほうがよい
「イギリス式:3か月間隔」や「新宿モデル:若者優先」
ならば、収束の早期化に、貢献する
↓
収束開始が遅延すると、収束開始前に、
国政選挙が実施され、国民から信を問われる
- ■夏のワクチン不足 とは?
- ◆日本国内での 配布スケジュールは?
5月中旬から、供給量が大幅増加し、
国内でのワクチン配送量も、大幅増加
↓
一転7月から、ワクチン配送量は、減少し不足した
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本でのワクチン不足の理由 とは?
*モデルナ製(大規模接種会場用、職域接種用)
モデルナ製4000万回分(2000万人・全人口の16%)を
6月までに、輸入予定だった
↓
しかし6月までは、1,370回分に減り、
「残りの2,630回分は、9月までへ」とずれ込んだ
↓
理由は、河野太郎大臣は「世界的需要の増加」とした
↓
「日本独自の手続き等が、遅延の原因」との指摘もある
*ファイザー製(自治体へ配布用)
ファイザー製では、各自治体の接種が、
想定以上に、ハイペースで進んだ
↓
自治体に「在庫が、だぶついている」のではない。
2回目接種用の予約済みストックである
↓
よって、「どこかで目詰まり」しているのでもなく、
ミスがあるわけでもない
↓
自治体が想定以上に尽力したことによる、
タマ不足である
↓
タマ不足、つまり、
「接種能力 > ワクチン量」の場合は、どうすべきか?
↓
2回目接種の予約用として、保存しておくのではなく、
「1回目接種用へ、振り向ける」べきだった
↓
ワクチン有効率が、1回目90%、2回目95%なので、
1回目接種を増やせば、免疫保有率が向上する
-- 消費者 経済 総研 --
◆配布・供給量、スケジュールの予測は?
日本人の全人口の約8割分(接種対象者数の約9割分)
が、国内で9月には、配送済みの予定
- ■コロナ対策のまとめ
- ◆消費者経済総研の提言【 打つ手 】 とは?
「蔓延大都市で 優先接種」
「新宿モデル:若者優先接種」
「イギリス方式*接種3ヵ月間隔接種」
「飲食店への 充分な補償」
「家庭内で マスク着用」
「隙間の無い 不織布マスク着用」
「効果が見えず、感染急拡大に、"打つ手なし"」
と言われた時期があった
↓
打つ手(対策)は、ある
↓
「イギリス式:3か月間隔」や
「新宿モデル:若者優先」の接種だ
↓
なお「2回目の接種は不要」ではない。
ちゃんと2回接種する作戦だ
↓
この作戦は、1回目接種者を増やすため、
1回目と2回目の間隔を長くする方式だ
↓
若者以外の犠牲数も、全体犠牲数、経済損失も、減少へ
↓
さらに、まん延が頻発する
「東京などの大都市での優先接種」
家庭内感染が、判明済みの最大の感染ルート
↓
「家庭内でのマスク着用」を徹底告知すべき。
また「隙間の無い 不織布マスク」の着用の徹底
↓
電車の中で観察すると、不織布マスクでも、
隙間なく着用してる人は、ほとんどいない
↓
「ほぼ空気感染するデルタ株」では、
隙間なく密着が必要だ
↓
隙間なく密着すれば、不織布マスクは、
吸う時にへっこみ、吐く時に膨らみ、パコパコ動く
飲食店への休業要請と休業補償(協力金)は、
遅く不充分で、不満を呼んでいる
↓
諸外国のように日本も
「飲食店が納得・満足できる補償」をすればよい
↓
財源は国債増発(国の借金増加)でよい
↓
「日本は借金大国ではない 」、
↓
また今後、「さらに借金増えても、問題ない 」
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本も遅れて、卒コロナか?
2021年度の 後半~末には、
日本でも、ワクチン等で、免疫保有者が増加
↓
今年度の後半は、接種済みの日本人が、
外食・旅行・イベントを「楽しむ生活」へ
- --消費者 経済 総研--
- ◆続いて、エビデンスや計算などの「詳細編」
■引用について
真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、
出口が見えないと大変不安です。
しかし「出口は1km先」などの情報があれば、
真っ暗なトンネルの中でも、希望を持てます。
また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、
過度に悲観してしまう人もいます。
不安で苦しんでいる人に、出口(コロナ収束)という
プラス情報の発信で、人々の笑顔に貢献したいです。
つきまして皆様に、本ページへのリンク設定等で
広めて頂くことを、歓迎いたします。
引用・転載の注意・条件をご覧下さい。
- --消費者 経済 総研--
- -ここまでは、アウトライン。 続いては?-
- 次の項からは「詳細編」です。
収束開始の予想の計算式や
根拠・エビデンス(医学研究論文) 等を掲載中です。
なお、ウィズ・コロナ や、アフター・コロナでの
「経済・社会」の動向予測を、先に読みたい方は、
下記のページをご覧下さい。
◆2021年度 予測
(注目商品・社会・仕事のトレンド 編)
収束の開始以降に、「日本の不景気はどうなる?
V字回復・超V字回復の予測」などを解説中です。
「1位 ” ペントアップで、超V字 ” とは? 」
も、下記リンク先で、ご覧下さい。
【2021年度 大予測】キーワード
ビジネス、社会、経済、消費...
◆2021年度 予測
(GDP・株価・賃金年収・不動産 編)
2021の暦年年末と年度末の、
GDP、株価、賃金年収の予測や、
不動産の市場予測
(マンション価格、オフィス空室率)を解説中です。
経済専門家が予測|2021年度
日本の景気・経済の見通しTOP
- ■詳細編■
- ここからは、コロナ収束予測「詳細編」
詳細編では、収束開始の予想の 計算式や
根拠・エビデンス(医学研究論文)等を、掲載中です。
- ■ 目 次 ■
- -詳細編の目次です-
-青文字部分のクリックで移動します-
- ■ワクチン接種で、感染減る?
- ◆ワクチンは、1回でも有効?
- ■接種ペース とは ?
- ◆アメリカは?
◆日本は? - ■日本の 輸入量は?
- ◆3社の契約数は?
◆日本への到着量(ファイザー製ワクチン)
◆6月までの量は?(ファイザー)
◆7月以降は?(ファイザー)
◆モデルナ製は?
- ■国内への配布は?
- ◆日本の各自治体への 配布スケジュール
◆1瓶当たりの接種回数
- ■免疫50%超で、マスクなしでも 感染減少 とは?
- ◆免疫50%超がポイント
◆再生産数 とは ?
◆「実行」と「基本」 とは ?
◆新型コロナの 再生産数は?
◆3人でのモデルケースでは?
◆2人のうち1人が、免疫保有者(免疫保有率50%)だと?
◆免疫保有率が50%を超えると?
- ■日本で、50%超の 時期 とは ?
- ◆1回目の有効率を考慮すると?
- ■集団免疫は、いつか?
- ◆集団免疫で収束 とは ?
◆集団免疫の獲得時期は?
- ■アルファ株では?|変異株では感染力高い?(基本再生産数が上がる?)
- ◆変異株は、少数 で、影響は少ない?
◆全てが、英国型に、置き換わった計算は?
◆複数の予測の「まとめ」 は ?
- ■デルタ株では?|2021年9月11日更新
- ◆全てが「デルタ株」の場合の計算は?
◆米国CDCのデータでは?
◆複数の予測の「まとめ」 は ?
◆⑤の米国CDCのベースでは? - ■ワクチン接種率は?
- ◆各国の接種率は?
◆自然感染で免疫保有
◆複数の予測の「まとめ」 は ? - ■ワクチンの 有効率は? (ファイザー製)
- ◆1回と、2回での 有効率の差は、少ない ?
◆変異ウイルスでも、有効率は不変?
*イギリス型には効く?
*南アフリカ型では?
◆変異株の分類は?
◆南ア型でも、有効な理由とは?
◆ブラジル型は?
◆インド型や、その他の変異株は?
- ■変異株でも、1回目接種で効果あり?
- ◆研究論文では?(まとめ)
- ■108万回 + 英国方式 なら、8月収束開始?
- ◆100万回作戦 とは?
◆イギリス方式 とは?
◆日本で「1日100万回接種」+「イギリス方式」を採用すれば、どうなるか?
◆100万→108万に増やすと?
- ■若者と大学生の接種は?
- ◆若者は?
◆大学での接種状況は?
- ■【意外な結果】コロナで犠牲者数減少?
- ◆日本の犠牲者数は、コロナで減った?
◆肺炎の犠牲者数が減った 理由とは?
◆肺炎の犠牲者数は?
◆肺炎には、様々な種類がある?
◆犠牲者数の総数は?
- ■「若者加速」や「イギリス方式」 を
- ◆日本と海外は事情が違う?
◆「1日 108万回 接種」+「イギリス方式」も検討すべき
- ■他のプラス材料と、マイナス材料 とは ?
- ◆他のプラス材料は?
◆ワクチン以外でも、免疫を獲得 とは ?
◆注射器の供給
◆2回目接種
◆本格接種の開始時期
◆インドは、抗体の保有率7割で集団免疫を獲得?
◆他のマイナス材料は?
- ■何をすべきか?
- ◆ここで、消費者 経済 総研 からの提言
- ■日本で、マスクなしの「楽しむ生活」へ
- ■ ワクチン接種で、感染減る?
- ◆ワクチンは、1回でも有効?
ワクチンの有効率は、ファイザー製の場合では、1回目接種で90%、2回目接種で95%
↓
1回目接種でも、大きな効果あり。
↓
2回目接種の有効率は、モデルナ製は94.1%で、ファイザー製の94.6%とほぼ同じ
↓
モデルナ製の1回目有効率は、データがなく不明
↓
モデルナ製とファイザー製の2回目の成績は、ほぼ同一なので、1回目有効率も同じとして計算
◆有効率は、変化したか?
前項の有効率は、早い時期の公表された値である
その後、世界中で様々な有効率が、数多く、発表されている
その様々な有効率は、ばらつきがあり、前提条件が統一できなかったり、バイアスもある
それら全体的な傾向を俯瞰すると、1回目90%・2回目95%を修正するまでではないと捉えている
- ■接種ペース とは ?
- ◆アメリカは?
初期のアメリカの1回以上の接種率は、2月23日は14% → 3月23日は26%で、12%増加
↓
28日間で12%増加したので、1日当たりでは 0.43%増加 (0.43% = 12% ÷ 28日)
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本は?
日本は、9/1では、1回以上接種済みの割合は、58%となった
6/1~9/1の3か月間の日本の接種率は、1日当たりでは0.51%増加と早いペース
※出典:Our World in Data
- ■ 日本の 輸入量は?
- ◆3社の契約数は?
ファイザー1億9000万回+モデルナ5000万回+アストラゼネカ1億2000万回
↓
3社合計の契約量は、3.6億回分
↓
なお本稿では、アストラゼネカ製は、使用量がまだ少ないため、各種の計算に反映しない。
-- 消費者 経済 総研 --
◆日本への到着量(ファイザー製ワクチン)
*2月: 84万回分
*3月: 466万回分
*4月:1226万回分
*5月:4300万回分
*6月:4500万回分
-- 消費者 経済 総研 --
◆6月までの量は?(ファイザー)
上記の6月までの合計は、1億 576万回分
↓
日本では、ファイザー製ワクチンの1億回分以上を、2021年6月までに、確保
※出典:4~5月供給量は、内閣官房内閣広報室及び内閣府大臣官房政府広報室「河野大臣記者会見 令和3年3月12日」
2~3月は、「日本経済新聞電子版2021年3月12日」6月は、「同紙2021年4月9日」
-- 消費者 経済 総研 --
◆7月以降は?(ファイザー)
7~9月に7000万回分を、10~12月で2000万回分の予定
↓
よって2021年のファイザー製は、合計で、約1億9000万回分
-- 消費者 経済 総研 --
◆モデルナ製は?
9月までに合計5000万回分の予定
モデルナ製は、6月までに4000万回+9月までに1000万回の供給予定
↓
しかし6月までに1,370万回+9月までに3,630万回と、遅延となった
- ■ 国内への配布は?
- ◆日本国内での 配布スケジュール
5月中旬から、供給量が大幅増加し、国内でのワクチン配送量も大幅増加
↓
一転、7月から、ワクチン配送料は、減少した
↓
9月は、大幅増加の予定
下図は、「累計」を折れ線グラフで追記した
↓
7月には、日本人の全人口の5割が、国内で配送済みとなる
↓
9月には、日本人の全人口の83%分が配布予定
↓
9月には、12歳以上の接種対象者に対しては、91%分が配送予定になる
↓
こうして、夏は、ワクチン不足のタマ切れ状態だが、9月では解消へ
↓
なおこの話は、供給・配布のスケジュールで、実際の接種完了は、これより当然に遅延する
※出典:ファイザー:新型コロナワクチンの供給の見通し|厚生労働省
※出典:モデルナ :河野内閣府特命担当大臣記者会見要旨令和3年7月6日(後半) - 内閣府
-- 消費者 経済 総研 --
◆1瓶当たりの接種回数
医療従事者向け接種は、4月12日の週に供給するワクチンから、6回用の注射器へ変更※1
↓
高齢者向けも、5月10日の週に、6回用に切り替えた。※2
※1出典:内閣官房内閣広報室及び内閣府大臣官房政府広報室「河野大臣記者会見令和3年3月12日」
※2出典:内閣官房内閣広報室及び内閣府大臣官房政府広報室「河野大臣記者会見令和3年3月26日」
※2出典:厚生労働省|新型コロナワクチン配送スケジュール(令和3年6月3日時点)[
- ■ 免疫50%超で、マスクなしでも 感染減少 とは?
- ◆免疫50%超がポイント
従来株での集団免疫は、6~7割程度が、免疫を持った場合に、成立する
↓
6~7割未満でも、従来株では50%超が、免疫を持てば、マスクなしでも感染減少に向かう
↓
「50%超で、感染減少」の理由 とは? 次に解説
-- 消費者 経済 総研 --
◆再生産数 とは ?
感染拡大の指数に「再生産数」というワードがある
↓
再生産数とは、感染者1人が、何人に感染させるかの人数
↓
「再生産数が 2」では、1人が2人にうつし、感染者数は、倍々で増加
↓
「再生産数が 1」では、1人が1人にうつし、感染者数は、横ばい
↓
再生産数は、
・「 1超 」で、感染拡大
・「 1 」で、感染数は横ばい
・「1未満」で、感染数は減少
-- 消費者 経済 総研 --
◆「実行」と「基本」 とは ?
「再生産数」は、マスク等の対策した場合では「実効再生産数」という
↓
マスクなし等の対策なしの場合では「基本再生産数」という
-- 消費者 経済 総研 --
◆新型コロナの 再生産数は?
従来株の新型コロナの「基本再生産数」(R0)は、2.0 程度※
↓
従来株の新型コロナでは、対策なしでは、1人が2人へうつす
-- 消費者 経済 総研 --
◆3人でのモデルケースでは?
「Aさん、Bさん、Cさん」の3人のケースを考える
↓
Aさんだけが感染者で、Bさん・Cさんは、健康な状態とする
↓
Aさんが、他人に感染させるパワーは?
↓
ROが2なので、感染者のAさんは、Bさん+Cさんの2人にうつす
-- 消費者 経済 総研 --
◆2人のうち1人が、免疫保有者(免疫保有率50%)だと?
Aさんは感染者でうつす側の人、Bさん・Cさんは、うつされる側の人
↓
もし、Bさん・Cさんの2人うち、Bさんだけが、免疫を持っていたら、どうなる?
↓
Bさんは免疫があるから、感染しない。
↓
よって、Aさんは、Cさんの1人しかうつせない
1人が1人しか、うつさない、つまり、1人→1人なので再生産数は「1」
↓
BさんとCさんの2人のうち、免疫保有者は、Bさん1人だけ
↓
つまり、免疫保有率は、50%(2人のうち1人)
↓
免疫保有率が50%ならば、再生産数は、2から1へ減る
↓
再生産数が「1」の場合は、1人が1人にしか、うつさないので、感染者数は横ばい
-- 消費者 経済 総研 --
◆免疫保有率が50%を超えると?
免疫保有率が、 0% だと、1人が 2人へうつす(基本再生産数は「2」)
↓
免疫保有率が、 50% だと、1人が 1人へうつす(基本再生産数は「1」)
↓
免疫保有率が、100% だと、1人が 0人へうつす(基本再生産数は「0」)
↓
免疫保有率が50%を超えると、基本再生産数は「1未満」になり、感染者数は減少へ
↓
この話は、「基本再生産数」なので、マスクなどの対策なしでの再生産数
↓
よって従来株は、免疫保有者が「50%」を超えたら、マスクなしでも、感染減少に向かう
※R0(基本再生産数)が、2.0の根拠は?
※R0の1.4~2.5の中央値は、(1.4+2.5)÷2では「1.95」
→ 本稿では保守的(非楽観側)に「2.0」とする。
※出典:
人から人への感染が発生しており、予備的なR0推定値1.4〜2.5が提示された。
Human-to-human transmission is occurring and
a preliminary R0 estimate of1.4-2.5was presented
(WHO:Statement on the meeting of the International Health Regulations Emergency Committee..)
- ■ 従来株|50%超の時期は ?|2021年4月10日時点情報
- 「従来株」では、10月上旬に、マスクなしでも感染減少の「収束開始」となる
その後の「変異株」の場合は、後述
4月の日本では、まだワクチン輸入量が少なかった
↓
よって、4月までの日本では、小規模な接種体制(2021/4/1までの累計で、わずか0.7% ※)
↓
日本が輸入するワクチン量は、5月から急増(4,300万回分/月)
前述のとおり、初期アメリカでは、1回以上接種は「1日あたり 人口の0.43%が接種」のペース
↓
日本の接種が、アメリカと同じペースになれば、4か月経過で、52%が、1回以上接種済み
↓
そのアメリカ並みの接種ペース(0.43%/1日)が、日本で、6月1日~開始と計算した場合は?
↓
日本は、4か月後(122日後)の10月1日では、52%(6,600万人)が、1回以上接種済みとなる
↓
この場合は、10月には、1回以上の接種率が、50%超となる
↓
日本のワクチンの本格的な接種の開始日は、5月17日
↓
1回以上接種済みの割合は、7/26では、37%となった
↓
日本の接種率ペースは、5月17日~7月26日は、0.47%/1日のペース
※出典:Google 出典元:Our World in Data
-- 消費者 経済 総研 --
◆1回目の有効率を考慮すると?
2回接種用ワクチンだが、1回でも高い効果が、認められている
↓
ファイザー製の有効率は、1回目は90%で、2回目は95% (詳細は後述)
↓
0.43%(1日の接種率) × 130日(4.3か月) × 90%(有効率) = 50.3%
↓
130日(4.3か月)経過で、50%を超える
↓
本格接種を、6/1から開始とした場合は、10月上旬に、50%超の免疫保有率に、達する
↓
従来株では、10月上旬に、マスクなしでも感染減少の「収束開始」となるはずだった
- ■ 集団免疫は、いつか?|従来株の場合
- ◆集団免疫で収束 とは ?
従来株の場合では、免疫保有率が、50%を、少し超えただけでは、微減でしかない。
↓
6~7割が、免疫保有者となれば、しっかりと減少傾向が見える
↓
この免疫保有者が6~7割の状態が「集団免疫」の状態ということ
↓
6~7割で集団免疫獲得とは「従来株」の場合である。
↓
アルファ株、デルタ株では異なる(これらの変異株での計算は後述)
-- 消費者 経済 総研 --
◆集団免疫の獲得時期は?(過去の従来株の場合)
集団免疫(免疫保有率が6~7割)に達するのは、いつか?
↓
6~7割 → 中央値の65%を採用する
↓
免疫保有率が「130日間で、50%超」になる既述のケースでは、次の計算だった
↓
50.3% = 0.43%(1日の接種率) × 130日(4.3か月) × 90%(有効率)
↓
6月1日から本格接種の開始の前提では、130日後の10月上旬に、50%超の免疫保有だった
↓
では、65%の場合は? 免疫保有率が、65%になる青文字の日数 を求める
↓
0.43%(1日の接種率)× 168日(5.4か月) × 90%(有効率) = 65%
↓
本格接種を、6/1から開始とした場合は、5.4か月後の11月中旬に、65%が免疫保有する
↓
従来株では、11月中旬に、「集団免疫」の獲得となるはずだった
- ■ アルファ株では?|2021年5月14日更新
- 変異株では感染力高い?(基本再生産数が、上がる?)
◆アルファ株では?
マスクなしで減少開始の時期は、
従来型は、10月上旬 → アルファ株では、12月頭となる。
感染力が強い変異株が、日本でも増加してきた
↓
3月末時点では、変異株は少数派で、16%にとどまっていた(16% = 384 ÷ 2,378) ※1
↓
アルファ株(英国型)の割合が、大きくなった※2
↓
そこで基本再生産数を更新した計算を採用(2021年5月14日)
↓
厚生労働省の2021年6月公表では、英国型は85%、デルタ株(インド株)は、まだ2%※3
↓
厚生労働省の2021年7月公表では、デルタ株(インド株)は、まだ7%※4
↓
厚生労働省の9月8日公表では「全国的に約90%がデルタ株」となった※5
↓
この項ではアルファ型を考察し、デルタ株は後述する。
※1出典:変異株スクリーニング検査の実施状況【3/15~3/21】速報値2021/3/31時点
全国:369 / 2,052、民間検査機関:15 / 326 計:384/2,378 (変異株認知数 / 変異株検査数)
※2出典:全国で新型コロナウイルスの9割以上が、重症化しやすいとされるN501Y変異を持つ英国由来の
変異株に置き換わったとする推計を、国立感染症研究所がまとめた。(毎日新聞電子版 2021/5/12)
※3出典:新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応|厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部
*N501Y変異株スクリーニング検査の実施状況(5/31-6/6) 速報値 2021/6/14時点
*L452R変異株スクリーニングの実施状況(民間検査機関)速報値
※4出典:新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応|厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部
*L452R変異株スクリーニング検査の実施率・陽性率(機械的な試算)速報値 2021/7/6時点
※5出典:厚生労働省(2021 年9月版)新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する 11 の知識
※デルタ株の%はL452R変異があるカッパ株、イプシロン株、C.36系統など他の株を検出する可能性がある
-- 消費者 経済 総研 --
◆全てがアルファ株の場合の計算は?
アルファ株の感染力は、従来型の約1.7倍※
↓
基本再生産数(R0)は、従来型が2.0なので、アルファ株は、2.0×1.7倍=3.4
↓
「マスクなしで、感染者が横ばい」に、必要な免疫保有率は(R0-1)÷R0 の式で求める
↓
(3.4 ー 1.0)÷ 3.4 = 71%
↓
R0が2.0の場合は、免疫保有率が、50%で感染横ばい、50%超で感染減少
↓
R0が3.4の場合は、免疫保有率が、71%で感染横ばい、71%超で感染減少
↓
R0が2.0の場合、0.43%(1日の接種率) × 130日(4.3か月) × 90%(有効率)= 50.3%
↓
免疫保有率が、71%になる青文字の日数 を求める
↓
0.43%(1日の接種率)× 184日(6か月) × 90%(有効率)= 71.2%
↓
従来型ウイルスでは、130日で減少に転じたが、英国型では184日で減少に転じる。
↓
マスクなしで減少開始の時期は、1.7か月(54日=184日ー130日)延びる。
↓
R0が2.0の従来型で10月上旬だったが、全部が、R0が3.4のアルファ株では、12月頭となる。
※出典: (査読後論文)
従来株に対する英国型・変異株の感染力の強さは、様々な数値があるが、信頼性の高い査読後論文の1.7倍を、消費者経済総研では、採用した。
Estimated transmissibility and impact of SARS-CoV-2 lineage B.1.1.7 in England
|Science |sciencemag.org|2021/3/3
-- 消費者 経済 総研 --
◆収束予測の「変化」 は ?
*2021年10月上旬:免疫保有率50%超|既存株|
*2021年11月中旬:集団免疫(免疫保有率65%)|既存株|
*2021年12月初頭:免疫保有率71%超|全て英国型の変異株|
* デルタ株の場合は、次項で後述
- ■ デルタ株では?|2021年9月11日更新
- 厚生労働省の9月8日公表では「全国的に約90%がデルタ株」となった
↓
この項では、全てデルタ株に置き換わった状況を、考察する。
※デルタ株の%はL452R変異があるカッパ株、イプシロン株、C.36系統など他の株を検出する可能性がある
-- 消費者 経済 総研 --
◆全てが「デルタ株」の場合の計算は?
デルタ株の感染力は、従来株の約2倍※
↓
基本再生産数(R0)は、従来株が2.0なので、デルタ株は、2.0×2倍=4.0
↓
「マスクなしで、感染者が横ばい」に、必要な免疫保有率は(R0-1)÷R0 の式で求める
↓
(4.0ー 1.0)÷ 4.0 = 75%
↓
従来株のR0が2.0の場合は、免疫保有率が、50%で感染横ばい、50%超で感染減少
↓
アルファ株のR0が3.4の場合は、免疫保有率が、71%で感染横ばい、71%超で感染減少
↓
デルタ株のR0が4.0の場合は、免疫保有率が、75%で感染横ばい、75%超で感染減少
↓
接種率は、今まで「1日あたり0.43%」を使ってきたが、ここからは「最新の値0.51%」を使う
↓
0.51%は、1回以上接種率:6月1日10.6% →9月1日 57.8%と、92日で47.2%増・0.51%/1日
従来株では、0.43%(1日の接種率) × 130日(4.3か月)×90%(有効率)=50.3%だった。
↓
デルタ株での計算の、免疫保有率が75%になる青文字の日数 を求める
↓
0.51%(1日の接種率)× 164日(6.3か月) × 90%(有効率)= 75.3%
↓
従来株ウイルスの計算では130日で減少に転じたが、デルタ株では164日で減少に転じる。
↓
マスクなしで減少開始の時期は、1.1か月(34日=164日ー130日)延びる。
↓
従来株での計算で10月上旬だったが、全部が、R0が4.0のデルタ株では、11月中旬となる。
※出典: NHK|デルタ株やラムダ株 感染力やワクチンの効果、症状の重さは?
◆米国CDCのデータでは?
米国CDC(疾病対策センター)の内部資料では、デルタ株のR0は、5~9.5程度の可能性
R0の5~9.5の平均値の7.3を、もとに計算すると、どうなるか?
「マスクなしで、感染者が横ばい」に、必要な免疫保有率は(R0-1)÷R0 の式で求める
↓
(7.3ー 1.0)÷ 7.3 = 86%
↓
免疫保有率が、86%になる青文字の日数 を求める
↓
0.51%(1日の接種率)× 188日(6.1か月) × 90%(有効率)= 86.3%
↓
従来株では130日で減少に転じたが、デルタ株(CDCのR0)では188日で減少に転じる。
↓
マスクなしで減少開始の時期は、2か月(58日=188日ー130日)延びる。
↓
R0が2.0の従来型で10月上旬だったが、R0が4.0のデルタ株では、2021年12月上旬となる。
-- 消費者 経済 総研 --
◆複数の予測の「まとめ」 は ?
① 2021年10月上旬:免疫保有率50%超|従来株|
② 2021年11月中旬:集団免疫(免疫保有率65%)|従来株|
③2021年12月初頭:免疫保有率71%超|アルファ株|
④2021年11月中旬:免疫保有率75%超|デルタ株|
⑤2021年12月上旬:免疫保有率86%超|デルタ株・CDCベース|
※③アルファ株より、感染力が強い④デルタ株の方が、収束開始時期が早まったのは、なぜか?
↓
1日の接種率の値が、③の計算は0.43%だったが、④の計算では最新の0.51%を採用したから
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◆⑤の米国CDCのベースでは?
⑤のCDCのデータが、最も悲観的なシナリオになる
↓
しかしCDCのデータは、可能性の示唆であり、また、内部資料で、公表されたものでもない
↓
④のR0のデータは、NHKが、複数の出典からまとめたR0の値だ
↓
よってデルタ株では、NHKデータを採用し、CDCシナリオは、本稿では考慮しない
- ■ ワクチン接種率は?
- ④ 2021年11月中旬:免疫保有率75%超|デルタ株|
◆ワクチン接種率は?
ワクチンの有効率は90%としているので、接種率×有効率90%=免疫保有率となる
↓
上記の④での「必要な免疫保有率」は、75%超である
↓
必要な接種率を求めると、接種率84%である
↓
接種率84% × 有効率90% = 免疫保有率75%超となる
↓
上記の④のデルタ株では、全人口の「84%」が、1回目接種する必要がある
◆各国の接種率は?
※画像出典:世界のワクチン接種状況|NHK|2021年9月11日時点
1回以上接種率は、スペイン79%、中国76%、英国71%、米国62%だ
↓
日本は、62%となった。
↓
なお、米国も英国も、接種率40%を、超えたあたりから、接種ペースは減速した
↓
一方、日本は、下のグラフの通り、減速していない
若者も、渋谷の接種センターで、早朝から行列を作ったように、積極化へと変化しつつある
↓
日本は、ワクチン消極派が減り、積極派が増加した
↓
0~11歳(日本全人口の10%相当)は、現在、ワクチン接種の対象外
↓
対象者(日本全人口の90%相当)の94%が接種すれば、全人口の84%超が接種となる
↓
接種に積極的な高齢者も、接種率90%で、頭打ちになった
↓
海外では「接種対象者を5歳以上」とする引き下げが、検討されている
↓
日本は、前回の年齢引き下げ(18→12際)も、追従した
↓
日本も「12→5歳への変更」も行うと予想する
↓
5歳以上(日本全人口の96%相当)の88%が接種すれば、全人口の84%超が接種となる
↓
9/11時点のスペインが79%なら、日本では88%接種も視野に入るだろう。
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◆自然感染で免疫保有
またワクチン接種ではなく、自然感染で抗体保有した人もいる
↓
その割合は、日本全人口の「3%」いると推定する※
↓
④デルタ株では「75%」超の免疫保有率が必要だった
↓
自然感染の免疫率が3%なので、接種免疫率は72%であれば、75%になる。
↓
接種率80% × 有効率90% = 接種免疫保有率72%
↓
よって、80%の接種率でも「必要な免疫保有率75%」に達するだろう
5歳以上(日本全人口の96%相当)の84%が接種すれば、全人口の80%超が接種となる
※自然感染率:3%
3.0% = 1.3% × 2.3 倍
確認済み感染率:1.3% = 累計感染確認人数(9/11) 1,624,972÷ 人口 126,000,000
倍数 = 抗体の保有人数 ÷ 感染確認人数
各地の倍数: 東京2.9倍、大阪2.2倍、宮城2.5倍、愛知3.6倍、福岡1.6、広島1.2倍
→ 単純平均2.3
出典:新型コロナウイルス感染に関する広島県での疫学調査からみえること
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◆複数の予測の「まとめ」 は ?
④ 2021年11月中旬:免疫保有率75%超・接種率80%超|デルタ株|
↓
「マスクなしで、感染者が横ばい」に、必要な免疫保有率は 75%
↓
自然感染での免疫保有率が3%
↓
必要な免疫保有率は 72%へ低下(=75%-3%)
↓
免疫保有率が、72%になる青文字の日数 を求める
↓
0.51%(1日の接種率)× 157日(5.1か月) × 90%(有効率)= 72%
↓
従来株では、130日で減少に転じたが、デルタ株(R0:4.0)では、157日で減少に転じる。
↓
マスクなしで減少開始の時期は、0.9か月(27日=157日ー130日)延びる。
↓
R0が2.0の従来型で10月上旬だったが、R04.0のデルタ株では、2021年11月上旬となる。
結論: デルタ株では、2021年11月上旬に、マスクなしでも感染減少開始
- ■ ワクチンの 有効率は? (ファイザー製)
- ◆1回と、2回での 有効率の差は、少ない ?
1回目の有効率:90% ※1
2回目の有効率:95% ※2
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◆変異ウイルスでも、有効率は不変?
下記のように、ファイザー製は、従来型でも変異型でも、有効率の大きな変動はない
*南アフリカ型では?
南アフリカでの予防に、100%の効果※3
*アルファ株には効く?
日本でも従来型→変異株への置き換りが進んだ
↓
イスラエルで8割がアルファ株であった時は、有症者には97%、無症状者には94%の効果※4
※出典1:ファイザー社製コロナワクチン、有効率は1回接種でも90%|healthday|February 15, 2021
※出典2:... COVID-19ワクチン候補の主要な国際共同第3相試験結果を公表
|2020年12月11日|ファイザー株式会社
※出典3:..HIGH EFFICACY AND NO SERIOUS SAFETY CONCERNS... COVID-19 VACCINE STUDY
|April 01, 2021|pfizer
※出典4:... PUBLIC HEALTH IMPACT OF VACCINATION ONE YEAR AFTER PANDEMIC DECLARED
|March 11, 2021|pfizer
*出典4(アルファ・英国型)の抜粋。上段英文は原文からの抜粋。
下段は和訳。B.1.1.7バリアントは英国型の変異株
Findings from the analysis were derived from de-identified aggregate Israel MoH surveillance data collected between January 17 and March 6, 2021, when the Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine was the only vaccine available in the country and when the more transmissible B.1.1.7 variant of SARS-CoV-2 (formerly referred to as the U.K. variant) was the dominant strain. Vaccine effectiveness was at least 97% against symptomatic COVID-19 cases, hospitalizations, severe and critical hospitalizations, and deaths. Furthermore, the analysis found a vaccine effectiveness of 94% against asymptomatic SARS-CoV-2 infections. For all outcomes, vaccine effectiveness was measured from two weeks after the second dose.
The MoH analysis was conducted when more than 80% of tested specimens in Israel were variant B.1.1.7, providing real-world evidence of the effectiveness of BNT162b2 for prevention of COVID-19 infections, hospitalizations, and deaths due to variant B.1.1.7.
分析の結果は、...2021年1月17日から3月6日までに収集された...イスラエル...データの集計から導き出されました。 この期間は、SARS-CoV-2の.B.1.1.7バリアント(以前は英国型・変異ウイルスと呼ばれた)が支配的な株でした。
ワクチンの有効性は、有症性性...のCOVID-19症例...に対して少なくとも97%でした。
さらに、...無症候性のSARS-CoV-2感染に対するワクチン有効性は94%であることがわかりました。
すべての結果について、ワクチンの有効性は2回目の投与から2週間後に測定されました。
...分析は、イスラエルで検査された検体の80%以上が変種B.1.1.7であったときに実施され、変種B.1.1.7による...感染、入院、死亡の予防に対する...有効性の...証拠が得られました。
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◆変異株の分類は?
N501Yは、感染力が増加する。 E484Kは、ワクチンでの抗体価低下の可能性が示唆
・アルファ・英国型(B.1.1.7) :N501Y変異
・南アフリカ型(B.1.351):N501Y変異+E484K変異
・ブラジル型(P1) :N501Y変異+E484K変異
「 N501Y 変異 」とは、ウイルスのスパイクタンパク質の 501番目の アミノ酸が、
N(アスパラギン)→Y(チロシン)に置き換わった、ということ
同様に「E484K 変異」は、484番目アミノ酸が、E(グルタミン酸) →K(リジン K)へ
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◆南ア型でも、有効な理由とは?
南ア型は、抗体価(抗体のパワー・量)が下がるため、ワクチン有効性の低下の可能性が示唆された
↓
しかし、南ア型の変異株でも、ワクチン有効率が、低下しなかった理由とは?
↓
ファイザー製ワクチンが、南ア型で抗体価が低下するが、ゼロになるわけではないのと、
↓
また、ファイザー製ワクチンが、南ア型で、抗体価が低下しても「T細胞」が機能する※
※出典:researchsquare.com|article/rs-226857/v1|09 Feb, 2021
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◆ブラジル型は?
ブラジルでは、一度コロナに感染し回復した人が、再度コロナに感染との報道
↓
1回目は従来株で感染し、2回目は変異株で感染したと、考えられている
↓
ブラジル型は、N501Y変異 + E484K変異に加え、K417T 変異があるのが特徴
↓
英国型と南ア型は、ファイザー製ワクチンの有効性を示すデータがある
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◆インド型や、その他の変異株は?
ビオンテックCEOは、2021年4月28日に、次のように述べている
「ファイザーとの共同開発ワクチンが、インド型にも効果が期待できる」
「これまで調べた30以上の変異ウイルスのほぼ全てに、ワクチンは同様の効果を発揮する」
※出典:日テレニュース24 2021年4月29日
デルタ株(インド株)のワクチン有効性の詳細は、デルタ株が主流になるタイミングで続報予定
- ■変異株でも、1回目接種で効果あり?
- 変異株が出てくるたびに「ワクチン効果が、低下する可能性」との報道がある
↓
しかし、それらは、研究室での試験管などでの話である
↓
実際の接種後の市中の大規模データが出てくると、ワクチンの有効性が確認される。
↓
前項記載のように、抗体価が低くても「T細胞」が機能する※1
↓
研究室での実験は「抗体価」(液性免疫)にフォーカスするのが多い
↓
また、日本での言説の多くが「T細胞」(細胞免疫)への言及が、不足、又は、全くない
↓
「英国株では、1回接種では効果が薄く、2回目で高い効果」との件も、研究室内での実験の話
↓
では、実際の接種後の市中の大規模データ(臨床結果)では、どうか?
↓
下記出典※2、3の通り、1回のみの接種でも、ファイザー製は、アルファ株でも高い効果がある
↓
「1回目では効果が低い」との市中データもあるが、そのデータは調査時期が早く、問題がある
↓
免疫は、接種後、日数かけて免疫力が上昇する。
↓
よって、調査時期は、接種後21日経過のデータではないと、信頼性は低い
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◆研究論文では?(まとめ)
変異株でも「1回目でも効果あり」との研究論文は、世界中で様々出されている
↓
デルタ株でも、接種1回目と2回目の有効差が小さく、1回目で効果ありとの報告が出た
↓
「1回接種と、2回接種の効果の比較」に関する医学研究論文を、筆者(松田)は、複数読んだ。
↓
「1回では効果低い」との論文は、次の4つのいずれかである
[A] 研究室内の試験管等の実験であって、実際の大規模な市中データ(臨床結果)ではない
[B] 抗体価のみを測定し、T細胞(細胞免疫)の効果を調査していない
[C] 抗体価は2回目で大きく上昇しても「相対的に低い1回目でも、有効である」の言及がない
[D] 市中データ(臨床結果)であるが、1回目の効果測定時期が、免疫が向上する前で、早すぎる
※1:抗体価は、減少しても、閾値(しきいち)超の水準にある可能性があり、免疫が機能したとの説もある
※2出典:ファイザー社製コロナワクチン、有効率は1回接種でも90%|healthday|February 15, 2021
※3出典:THE LANCET|MAY 01, 2021「Interim findings from first-dose mass COVID-19 vaccination roll-out and COVID-19 hospital admissions inScotland: a national prospective cohort study」
2020年12月8日から2021年2月22日までの研究期間に、合計1,331,993人がワクチンを接種しました。
BNT162b2 mRNA ワクチンの初回投与では,COVID-19 による入院の減少に対するワクチン効果は91%。
BetweenDec 8, 2020, and Feb 22, 2021, a total of 1 331 993 people were vaccinated over the study period.
The first dose of the BNT162b2 mRNA vaccine was associated with a vaccine effect of 91%... for reduced COVID-19 hospital admission ...
※「新型ウイルスの変異株、いま分かっていること」 BBC NEWS JAPAN|2020年12月21日
この出典では英国のデータでは、2020年12月中旬には、変異株が大半となったことが掲載されている
- ■ アルファ株での旧情報|108万回+イギリス方式なら、8月収束開始?
- この戦略を6月から採用していれば、アルファ株では2021年8月から収束開始とのプランだった
↓
デルタ株が主流の現在でも、接種間隔を長くし、1回目接種人数を増やすのは、検討の価値がある
◆100万回作戦 とは?
菅総理は、5月7日に、1日100万回の接種ペースを目指すと、発言していた
↓
その後の実績は、6/1~9/1の3か月間では、平均で1日 116万回接種し、目標を上回った
◆爆速作戦(1日108万回+イギリス方式) とは?
既述の通りファイザー製では、1回目でも高い有効率(有効率は、1回目90%、2回目95%)
↓
1回目90%は、ワクチンとしては大変高い率。逆に2回目は、5pt しか増えない。
↓
イギリスでは、1回目接種の人数を増やすため、1回目と2回目の間隔は、約3か月とした
↓
つまり、まずは、3か月間は、1回目接種だけに集中するという事だ
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◆日本で「1日108万回接種」+「イギリス方式」なら、どうだったか?(アルファ株)
マスクなしでも収束開始の条件は、アルファ株では、既述の通り、71%超の免疫保有率である
↓
1日あたり、108万回ならば、1回以上接種率は、1日当たり0.86%になる
↓
6月1日開始の計算では、8月末には、79%の接種率になる(0.86%×92日間=79%)
↓
ワクチン1回目有効率(9割)を考慮すると、79%×9割=71%
↓
日本で「1日108万回接種」+「イギリス方式」なら、どうか?
↓
アルファ株の場合は、マスクなしでも、8月末に71%になり、日本も、収束開始だった
↓
この項の戦略は、アルファ株が主流なときでの、過去の戦略案である。
↓
では、デルタ株主流となった現在では、どうか?
↓
タマ不足、つまり、「接種能力 > ワクチン量」の場合はどうか?
↓
2回目接種の予約用として保存しておくのではなく、1回目接種用へ振り向けるのは検討価値ある
- ■若者と大学生の接種は?
◆若者は?
政府は、若者以外を優先してきたが、若者接種を加速すべき
↓
若者が、飲食店でウイルスを拾って来て、家庭内で家族等へ、うつすパターンが多い
↓
若者接種が優先なら、若者の免疫ができ、かつ、若者以外も守られる。ダブルで効果的
↓
なお、若者は悪者ではない。活発なだけだ。先行接種して、存分に仕事・遊びをして頂きたい
↓
若者1人が、何人に感染させるか? 若者以外の1人が、何人に感染させるか?
↓
次の報道映像を見れば、容易に想像がつく。
↓
【若者】FNNプライムオンライン|若者がボトル回し飲み
【老人】時事ドットコムニュース|ガラス越しの面会
また、研究者によるシミュレーションでも、青年優先の方が効果が高い、との研究発表もある※
※出典: ワクチン接種効果推定 2021.6.8 筑波⼤学 倉橋節也氏Kurahashi Laboratory
一般向けの接種は年代別に中年層を優先する必要性は低い
「高齢者向けのワクチン接種と並行して中年層(40歳~59歳)へ優先接種するよりも、青年層および中年層への同時並行接種、
あるいは青年層優先接種の方が効果が高く、9月以降の新規陽性者数を2割以上抑えられる可能性が示唆された。」
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◆大学での接種状況は?(モデルナ製)
*慶応大学
三田キャンパス(南校舎5階)が、接種会場
1日あたり、約1,600人接種が目途
2021年6月21日~8月31日の日・祝を除く毎日
1回目の接種は7月17日まで
・接種予定は、総数50,000人分
約34,000人:大学生・大学院生
約 3,000人 :教職員
約13,000人:非常勤講師・特任教員・研究者・非常勤職員、清掃業者・生協・警備員
・接種済み人数の合計は、43,202人
(6月21日〜7月17日)
31,949人:学内関係者(学生、教職員、教職員の同居家族等)
1,183人:キャンパスで働いている関係会社の方
1,926人:他大学等の留学予定者
8,144人:その他の他大学在籍者
*ほかの大学は?
・7月5日からは早稲田大学が、7月8日からは東京大学が接種開始
・その他の7月末までに、接種開始が確認された大学は下記↓の約170の大学
・約170の大学では、日本の全大学数(約790)に対して、22%しかない
・若者・大学生への早期接種のより一層の強化が必要である
東日本学園、東北大学、東京国際大学、慶應義塾、日本大学、日本体育大学、湘南工科大学、松本歯科大学、大阪大学、大阪経済法律学園、関西大学、近畿大学、西大和学園、神戸市看護大学、広島大学、徳島大学、九州文化学園、山梨大学、藤田学園、永守学園、産業医科大学、岩崎学園、安田女子大学、日本歯科大学、鹿児島大学、東京農業大学、千葉工業大学、弘前大学、京都橘学園、、電子開発学園、高崎健康福祉大学、東邦大学、公立大学法人大阪、森ノ宮医療大学、関西医療大学、神戸大学、久留米大学、西九州大学、名寄市立大学、桐生大学、名古屋産業大学、四国大学、九州大学、金沢工業大学、日本医療大学、郡山女子大学、東海大学、平安女学院大学、同志社大学、大阪電気通信大学、広島文教大学、東京理科大学、朝日大学、三重大学、池坊短期大学、大阪芸術大学、九州歯科大学、福岡県立大学、日本医療科学大学、国際武道大学、国士舘大学、新潟薬科大学、新潟リハビリテーション大学、京都ノートルダム女子大学、京都大学、大阪歯科大学、四條畷学園大学、鳥取看護大学・鳥取短期大学、公立鳥取環境大学、桃山学院教育大学、、天使大学、北海道科学大学、日本赤十字北海道看護大学、北里大学、白鴎大学、国際医療福祉大学、早稲田大学、芝浦工業大学、日本獣医生命科学大学、新潟医療福祉大学、長野県立大学、名城大学、京都文教大学・京都文教短期大学、立命館大学、睦学園、武庫川女子大学、島根大学、広島国際大学、沖縄科学技術大学院大学、東京外国語大学、千葉科学大学、金沢大学、四天王寺大学、姫路大学、桃山学院大学、大手前大学、福岡国際医療福祉大学、北海道文教大学、東日本国際大学・いわき短期大学、東京大学、岐阜女子大学、京都薬科大学、大阪医科薬科大学、大阪産業大学、国立大学法人宮崎大学、近隣大学、帝京平成大学、川崎学園、岡山大学、熊本保健科学大学、函館大学、東北文教大学、福島県立医科大学、昭和女子大学、東京有明医療大学、新潟県立大学、新潟工科大学、大阪総合保育大学・大阪城南女子短期大学、花園大学、美作学園、山口大学、長崎総合科学大学、九州保健福祉大学、大正大学、、帝京大学、千葉大学、聖徳大学・聖徳短期大学部、岐阜大学、浜松医科大学、名古屋大学、甲南女子学園甲南女子大学学校法人神戸薬科大学、聖マリア学院大学、自治医科大学、新潟大学、藍野大学、神戸常盤大学、長崎大学、明治国際医療大学、福岡歯科大学・福岡看護大学・京都産業大学、北海道大学、金沢医科大学、愛媛大学、、北海道千歳リハビリテーション大学、群馬医療福祉大学、学校法人群馬パース大学、日本ウェルネススポーツ大学、日本保健医療大学、学校法人中西学園名古屋外国語大学名古屋外国語大学、香川大学、鳥取大学、広島修道大学・広島都市学園大学、明治薬科大学、長野保健医療大学、高松大学・高松短期大学、足利大学、新潟青陵大学・短期大学部、豊橋創造大学、山口県立大学、、國學院大學、清泉女学院大学・短期大学、
- ■【意外な結果】コロナで犠牲者数減少?
- ◆日本の犠牲者数は、コロナで減った?
※犠牲者数=死者数
◆肺炎の犠牲者数が減った 理由とは?
コロナ禍で、逆に、肺炎の犠牲者数が減った。
↓
肺炎の犠牲者数は、2019年より2020年の方が少ない。 その理由 とは?
↓
新型コロナウイルス感染症肺炎(COVID-19)は、日本では20年2月に、1人目の犠牲者がでた。
↓
20年2月~12月迄に、2,152人が命を落とされた※1
↓
しかし肺炎・犠牲者数は、昨年より14,315人減ったのだ。
-- 消費者 経済 総研 --
◆肺炎の犠牲者数は?
2019年2月~11月:76,316人
↓
2020年2月~11月:62,001人(14,315人減)※2
※要因別の犠牲者数の最新データは、2020年11月までのため、期間は11月までで比較した。
※また、期間の始期は、初のコロナ犠牲者は2020年2月であるので、2~11月の期間で比較した。
-- 消費者 経済 総研 --
◆肺炎には、様々な種類がある?
肺炎は、新型コロナウイルス感染症肺炎(COVID-19)の他にあるのか?
↓
マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎などがある。
-- 消費者 経済 総研 --
◆犠牲者数の総数は?
2019年年間:1,384,544人
↓
2020年年間:1,393,917人(9,373人減)※3
↓
日本は、コロナ禍によって、犠牲者の総数は、増えたのではなく、減ったのである。
※出典:
※1NHK|日本国内の死者数
※2厚生労働省 人口動態統計月報(概数)
※3人口動態調査 結果の概要|厚生労働省 当月分及び当月を含む過去1年間(12ヶ月)の動向
- ■「若者加速」や「イギリス方式」を
- ◆日本と海外は事情が違う?
コロナ禍で、米国の犠牲者数は、前年より増加した。
↓
よって、犠牲者数を減らすために、犠牲割合が高い高齢者に、優先接種するのは合理的である
↓
コロナ禍で、犠牲者数は、日本は、逆に減少した
↓
日本政府によるコロナ対策の主眼は、第1は、医療崩壊の防止である
日本と海外は事情が違うので、海外の高齢者優先接種を、そのまま模倣するのは疑問
若者への接種加速が、「若者以外も含めた日本全体」を救う
-- 消費者 経済 総研 --
◆「イギリス方式」も検討すべき
今年度は、接種が進んだ諸外国で、マスクなしで楽しむ生活の姿が、世界中に報道される
↓
日本人は、それを見て、日本の政府や自治体に対する不満を、募らせていく
↓
接種が進まないなら、10月までに実施される衆議院選挙で、国民は政権の信を問う。
↓
政府と自治体は、接種のスピードUPに、全力を挙げるべき
↓
「新宿モデル:若者優先」+「イギリス式」は、検討すべき
- ■ 他の プラス材料と、マイナス材料 とは ?
- ◆プラス材料は?
ここまでの解説での材料(要因)以外に、収束の早期化に、寄与するプラス材料がある
◆ワクチン以外でも、免疫を獲得 とは ?
ワクチン未接種者でも「自然感染で獲得した抗体」による免疫保有者がいる
↓
ところで、アジア地域が、欧米より被害が少ないのは、なぜか?(ファクターXは、何か?)
↓
過去に亜種コロナへ感染したことで作用する交差免疫説 が有力
↓
「ワクチンで免疫」以外にも、「感染抗体+メモリーT細胞」さらに「自然免疫」での免疫がある
↓
それらを加算すれば「ワクチン接種率を、上回る免疫保有率が、ある」と考えられる
↓
よって、本稿上段での計算結果よりも、より早期に収束化する可能性がある。
-- 消費者 経済 総研 --
◆注射器の供給
ファイザー製ワクチンは、1瓶で5回接種が、原則だった
↓
1瓶から6回取れる注射器の使用開始された
↓
さらに、7回取れる注射器が、使用開始されれば、接種回数の拡大に寄与できる
*7回用の注射器 とは ?
*テルモ(株) リリース 2021年3月31日
テルモは、薬液が残るデッドボリュームを少なくした注射器「FNシリンジ」の製造を、甲府工場で3月31日に開始。
本製品は、3月5日に厚生労働省より承認を取得。2021年度には、2,000万本の生産を予定。
*ニプロ(株)は、1つの容器から7回分の接種ができる注射器を新たに開発した。
2022年3月までに5000万本ほどを、国内向けに生産する計画。
※出典:NHK 2021年4月13日
*その他、既存の注射器(インスリン用)等を活用する可能性もある。
-- 消費者 経済 総研 --
◆2回目接種
ここまでの計算では、「接種率」 = 「1回以上接種した人数」 ÷ 「全人口」
↓
1回以上接種者 = 1回接種者 + 2回接種者 で、2回接種完了者も増えていく
↓
ファイザー製の有効率は、1回目90%、2回目95%
↓
1回接種者と2回接種者が、半々の場合、有効率は(90%+95%) ÷2 = 92.5%
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本稿の計算に対して、2.5ptだけ有効率が高まる。
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※なお、アメリカでの 2回目接種者 ÷ 1回以上接種者 は、2月23日で45%、3月23日で54%
-- 消費者 経済 総研 --
◆本格接種の開始時期
ワクチンは5月から、大規模輸入が開始され、各自治体へ配送
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既述の本格接種は切りの良い6月1日開始としたが、5月17日開始の自治体が多い
※注:
① 5月の中旬・下旬の開始では、6/1開始より、1~2週間 早い
② 接種しても、免疫が応答を開始するには、接種後、1~2週間かかる
①の早まる要素と、②の遅まる要素が、あるが、
両方とも、1~2週間と同程度なので、収束期間の計算では、双方+-を相殺とする。
◆インドは、抗体の保有率7割で集団免疫を獲得?
インド政府 専門家会議メンバー アミット・ダット医師は次のように述べた
「インド全体の抗体保有率が70%という結果がでた。集団免疫”を獲得したことを意味する。」
「インドの(感染者の激減は)これが一つの理由になっているだろう。」
※出典:テレ朝NEWS|2021/08/22|感染激減インドから日本へ...
-- 消費者 経済 総研 --
◆マイナス材料は?
従来株のR0(基本再生産数)は、本稿ではWHOが発表した値から「2.0」を採用している
しかし従来株のR0(基本再生産数)は、「2.5」とする見解もある
後者の場合は、デルタ株のR0は、「5.0」(2.5×2倍)となり、収束開始は遅れる
◆シンガポールの感染拡大と、インドの集団免疫
シンガポールは、8割が接種完了したが、感染拡大した
よって収束開始に必要な接種率は、8割では不足する懸念がある
しかし、前項のように「抗体の保有率7割で、集団免疫獲得」のインド事例もある
シンガポールの接種率8割に、有効率を考慮すると、免疫の保有率7割台になる
収束開始に必要な「接種率8割や、免疫保有率7割台」は、どの程度増減するかを、今後注視したい
- ■ 何をすべきか?
◆ここで、消費者 経済 総研 からの提言
「平等や優先順位」と「スピード」の価値は、相反する
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「平等・優先順位」を追求すると、仕組みは「複雑」化し「スピード」は低下する
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「複雑化」すると、ミスの発生頻度が増える(シンプル is ベスト)
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年金制度でミスが多いのは、過剰なまでの複雑さが原因
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接種に関して河野大臣は「平等性を多少犠牲にしても、速やかな接種を」と発言
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しかし、政府・自治体の全体方針では、平等性や優先順位の方針が優位にある
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日本では選挙を控え、投票率の高い高齢者を、優先する意識が強いのだろうか?
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日本では、下記対策を検討すべき
「飲食店への充分な補償」
「蔓延大都市で優先接種」
「新宿モデル:若者優先接種」
「イギリス方式:接種3か月間隔接種」
「家庭内でマスク着用」
「隙間の無い 不織布マスクの着用の徹底」
※「消費者 経済 総研」は、コロナ関連の調査分析を、連載しています
※コロナ関連特集・TOPページ
新型肺炎から、人々の健康生命を守るため、コロナ・ウイルス対策は、重要なテーマです。
同時に、経済を守るため、ウイルス対策は、同じく重要です。
「ウイルスの制御や制圧」がなされれば、激しく落ち込んだ景気は「V字回復」でしょう。
つまり「ウイルス対策」は、「最高の経済対策」でもあります。
消費と経済の消費者経済総研では、「経済対策」は、主たるテーマの一つであります。
コロナ問題を、公衆衛生の問題としてのみではなく、経済問題として連載していきます。
そのため、消費者経済総研は、コロナ関連テーマを、連載で、お届け致しています。
- ■日本で、マスクなしの「楽しむ生活」へ
- 感染症の専門家の中には「マスク生活は、あと3年続く」と言う方がいる。
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経済の専門家の中には「日本経済は2~3年、コロナの影響で低迷」と言う方がいる。
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いずれも違う。 専門家や権威ある機関からの情報だからと言って、何でも信じる必要はない。
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ワクチンを接種した人は、マスク不要で、コロナ禍前の生活に戻る。
国立大学、中でも旧7帝大や筑波大などは、大変立派な機関である。
それらの国立大の研究成果は、そのまま、各メディアが、報じることもあるだろう。
東大卒や京大卒の研究者の研究内容も、そのまま、各メディアが、報じることもあるだろう。
その中での計算内容を、メディアで検証せず報じているのも、少なくないのではないか?
筆者(松田)は、国立には縁がなく、武蔵高校→慶応大学と、私立の畑を、進んだ。
なので、国立の人のように、そのまま、納得は、されないだろう。
筆者(松田)は、多変量解析を行っても、投稿・リリースの際は、わざわざ単回帰分析で説明する
つまり、計算プロセスを、読者が、理解できるようにしている。ブラックボックスにはしない。
消費者経済総研は、「わかりやすく解説」をモットーにしている。
※「消費者 経済 総研」の実績(出演、執筆、セミナー等)は、
「消費・経済の評論家・専門家としての実績|出演・執筆、セミナー・研修」
をご覧下さい。
さて、2021年度の 後半~末には、日本でも、ワクチン等で免疫保有者が増加
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感染減少し、コロナ収束方向が見え始める。
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レジャー等で楽しむ需要が、大きく起きる
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2021は、楽しむ生活の「楽活 元年」
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「ラク活 元年」とは? 「【楽】が 今年の一文字の漢字」とは?
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■おわりに
あらためて、新型コロナウイルスに、罹患された患者さま、被害に遭われた皆さま、
影響を受けられた皆さま、またその関係者の皆さまに、心より、お見舞い申し上げます。
■引用 コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、過度に悲観してしまう人もいます。 不安で苦しんでいる人に、プラス情報も発信することで、人々の笑顔に貢献したく思います。 皆さまには、本ページの引用や、URLの紹介などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。 引用・転載の注意・条件はこちら ■バリュープレスでのご案内ページ ■その他のコロナテーマ とは ? 消費者経済総研チーフコンサルタントの私(松田)は、英語やドイツ語の「SARS-CoV-2」 「covid-19」の医学研究論文の読み込みもしてきました。※「SARS-CoV-2」はウイルス名、「covid-19」は病名 「消費者 経済 総研」 が、コロナ関連のテーマを、わかりやすく解説しています。 「消費者 経済 総研」の新型コロナ・特集一覧はこちら |
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